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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『その褒め方・・!?』

田村哲也

田村哲也

こんな話しをご存じだろうか?

「感謝すべき出来事」を数えるグループと
「不満」を数えるグループに分ける

週末にそれぞれ5個ずつ
10週にわたってピックアップを続ける

『感謝グループ』
 特別なことがない日でも
 「家族や友人に親切にした(された)」とか・・
 「青空が綺麗だった」とか・・

『不満グループ』
 「オフィス内を誰も片付けない」とか・・
 「挨拶したのに無視された」とか・・

10週間後の幸福感度合いを比較すると
『感謝グループ』の方が25%超高く
・・・なるらしい

さらにこのグループ分けでは
『感謝グループ』の方が病気になりずらいとか

健やかな心で自身にも周りにも気を配ることは
 結果的に健やかな行動も促すこととなり
 心身共にHappyになることを示唆してくれている

褒め方

数日前(9/7)の日経コラムに
こんな文章もあった

難易度の低いテストを
公立小学校の5年生400人に受けてもらう

成績の善し悪しにかかわらず
各児童に「80点以上だった」と結果を伝え
 無作為に次の3つのグループに分ける

* A:「よく頑張った」と努力を褒める
* B:「頭が良い」と能力を褒める
* C:何も褒めない


その後いくつかの実験を通し
* Aは
 ⇒さらに難しい勉強に挑み成績を伸ばした
* Bは
 ⇒難しい勉強を避けその後の成績が下がった
* Cは
 ⇒Bよりも難しい勉強に励んでいた
 (Bが伸びないことが興味深い)

そう・・・褒め方のポイントを見誤ると
かえってマイナスに作用するという顛末

職場でも同様ですよね
 指導や育成といった
 様々な立ち位置と役務において
 気をつけたい視座であることは
 言うまでもないかと

それぞれの捉え方

『感謝グループ』の話し・・
『努力を褒める』重要性・・

指導側も
指導される側も
 何を意識し
 何処にフォーカスするのか

はたまた
 どういった心持ちで
 日々を過ごすことが大切なのか

更には
 そういった環境や風土を
 如何に構築していくことが
 マネージャーサイドに必要なのか

言うは易し行うは難し
・・・ではありますがw

OB杭

しかしながら昨今の風潮は
 その辺をかっ飛ばして
 ハラスメントやコンプラだけが横行・・

いつしか
 それらを守ることが目的と化し
 本質を見失っていたりする

本来のそれらは
ゴルフのOB杭のようなモノで
「そこから逸脱しては駄目だよ」
といったヒトツの指標のはず

故にその範囲内で
「フルスイング」を
「ベストパフォーマンスを発揮してね!」
・・・なのではないでしょうか!?

それなのに
OB杭を好き勝手な場所に
都合良く打ち付けて
 あるべきはずの
 フェアウェイの
「幅」「広さ」「奥行き」を・・

得られるはずの権利を
 自らはき違えて
 放棄してしまっていることに
 気がついていなかったりする

「成長」の先にある
「成果」を共有することこそが
 双方におけるメリットであり
 共通のゴールであるはずなのに・・・

テクノロジー全盛で
生産性や効率が重要視される今
結局のところ
*日頃の「姿勢」
*タイムリーな「指摘」
といった不変なそれらに辿り着くことに
 不思議な感情と現代の闇が
 頭をよぎったりもする


さてとっ・・
もう少ししなりますかっ!

#339

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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