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『Dを飛ばす!?』

田村哲也

田村哲也

商談上手な方の話しをしよう

talk:A

 二点差の9回裏
 2アウト満塁で代打○○登場
 満塁サヨナラホームランで
 劇的な結末でしたよ!

talk:B

 二点差の9回裏
 2アウト満塁で代打○○登場・・・
 とにかくもう
 メチャクチャ劇的な
 エンディングでしたよ!

こんな風に雑談めいた話しにおいて

talk:Aさん
 正確に順を追った説明で
 抜けはないのだけれど
 「そうだったんだぁ」となんとなく終了

talk:Bさん
 相手が知りたい部分を敢えて飛ばして
 「でっ・・どうなったの?」と
 食いついて貰える(可能性大)

雑談としての例文ですが
 商談やプレゼンに置き換えても
 効果アリなのです!

大事なところを飛ばす

上記の事例のように
わざと突っ込ませることで
 より内容がクリアになる進化系として・・・

わざと自分がミスしたかのようにみせて
相手を誘導する手法がある

例えば説明したい内容が
「A→B→C→D→E」といった流れと骨子

それを敢えて
「A→B→C→E」と伝え
 わざと『D』を飛ばして説明

すると『D』の話しになるだろうと思った
相手の予想を軽やかに裏切るコトとなる
(いい意味でモヤッと・・
 何かあるはずだと聞きたくなる)

具体的に記すと
「右肩上がりのグラフ説明」の際
その中に
 ある特定に一年だけが
 ガクッと逸脱していたとする
 そしてそこを敢えて無視して説明

すると相手からは
「一年だけ凹んでますが
 それについて説明いただけませんか?」
と質問が飛んでくる

実はこれ
質問が来るように仕向けた訳で・・・
まさにここが『D』なのです

●こちらとしては
 この『D』を詳しく説明したい
●相手としては
 自分が質問したので
 詳細な説明を長めに聞いても違和感なく
 むしろサクサク染みこむ
●自分起点の質問なので
 その内容に愛着すら沸く
●そこに対して見事に切り返せば
 相手の自尊心まで埋められて
 双方の思惑が想定ラインを超えていく!
 ・・・といった筋書き

一点補足ですが・・・

といった風に
『D』に対する質問が
 こちらの想定通りに飛んでこなくても
 大丈夫!

その際は・・・

ここまでで   何かご質問はありますか?
(しかしながら→リアクションなし)

一点補足なんですが
 もしかするとこのグラフの
 この部分が少し変なのでは?
 とお考えの方も居るかもしれません

 実はここに重要なポイントが
 ありまして・・・

と 如何様にも応用の利いた展開に
繋げられるといった筋書き

*話しすぎない
*わざと穴を空けておく
*相手起点の利用・・・etc

思い通りの結論に導きたい時って
 肝心なコトに気付かず
 自分の考えや資料に
 慢心してたりしませんか??

・・・と
今日もまた
自戒を込めて結びます

#336


今日の話は
『「説明が上手い人」がやっていることを
 1冊にまとめてみた』
という書籍から
 一部抜粋引用させてもらいました

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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