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『動』と『静』のコミュニケーション

田村哲也

田村哲也

コミュニケーションの『動』
積極的(強引)な発言ややり取り

コミュニケーションの『静』
沈黙や傾聴といった控えめ
・・・というよりノーリアクションと定義

無自覚使用

声の大きさやスピード感でも
パワーや圧を感じ
 それが『動』に映るケースは多々あるが

それよりも
 言葉のセンスや与える力に
 無自覚な人にこそ『動』を感じる

なぜか
上から目線で嘲笑したり
攻撃的な表現を平気で使う
(LINEやChatWorkと言った
 コミュニケーションツールでも同様だ)

適切な言葉遣いは
「身を助ける」防具にもなるが
無自覚な言葉遣いは
「敵に立ち向かう」武器にしかならない

オリンピアン達への
 安全地帯からの誹謗中傷を目(耳)にすると
 ただただ悲しくなる

刺した言葉(文字)は
 取り消すことが出来ないことを
 自戒を込めて肝に銘じたい

うまっ!!

一方『静』

何の反応も示さず
 ただ黙って聞いている人も
 コミュニケーションにおいて
 重要な部分を欠いた不良品だ
 (物静かな方達を
  指しているのではありませんよ)

相手が話をしている最中に
「それって○○ですよね」とか
「それってこの理解で合ってますか?」
 といったフィードバックがないと
 ビジネスにおけるキャッチボールでは
 話し手は不安や孤立感を覚えてしまう
 (この手の方は
  うなずきやアイコンタクトも
  ビックリするほど薄い)

何か食べるモノを提供されたら
「美味っ!!」と瞬時に返すことで
 自身の感情も相手への敬意も感謝も
 全てが届くと言うことを
 理解できていないのと同義だ

そのリアクションは
「可愛げ」という
 生きていく上での
 重要なマナーとなって形成され
 且つ蓄積されていくことを分かっていない

残さず食べたし
帰り際に「ご馳走様でした」と言って
お暇したじゃないですか
 といった感覚で
 ビジネスのやり取りも
 成立してると思ってしまうので
 今ひとつグリップの効いていない
 関係性と結果へと繋がる
 (いわゆる仕事の出来ない奴
  ・・・伝わったかな??)

感情のヒダが乏しいので
相手の感情をくみ取れていないことを
 あたかも大人の対応をしたとすり替え
 その場でスルーした様々なことに対して
 後から都合の良い意見を繰り出すという
 スーパー後出しジャンケンマン

『動』も厄介で危険ですが
『静』もポジションによっては
 なかなかの機能不全と化す
 (居ますよね・・・
  そんなマネージャーさんが!?)

ジャッジは誰が?

「発注・受注」といった
 頼む側と頼まれる側の攻防は
 ビジネスの核をなす

理解レベルなのか
合意(同意)レベルまで達したのか否か
・・・がその目的でもあるわけですが

コミュニケーションの
『動』『静』が邪魔をしてしまい
 理解云々の手前で噛み合わず
 コミュニケーション破綻を
 起こしてしまっていることに
 双方が気付いていないケースも
 あったりするw

結局のところ
 コミュニケーションの評価は自分ではなく
 相手が下すものという当たり前の道理

だからこそ
 無自覚な言葉遣いの『動』
 何もしない『静』に出くわしたら
 そのやり取りには
 沢山のリスクが潜んでいることを
 瞬時に感じ取らねばならない

重ねて
気付いたフラット側
 それなりの注意を払わねばならないのも
 やむを得ない役割なのかもしれない
 (だってビジネスだから)
 (だって前に進めなくちゃだから)


改めて
想いや考えを言語概念化することって
 本当に大切なスキルだし
それをしないで
 ハスに構えて『静』を気取るのは
 ホントに勘弁して欲しい

 どれだけ相手を疲弊させてるかを
 気付ける大人でいましょう!

#335

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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