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『暗殺~私たちが居るNIPPON!?』

田村哲也

田村哲也


久し振りに痛快な小説に出くわした
『暗殺』 著:柴田哲孝 (幻冬舎)
 ~体裁はフィクションだが紛れもない事実
 ~安倍首相が暗殺された「あの事件」が骨子だ

決して「陰謀説」や「都市伝説」好きでもないし
この事件にとびきり興味があったわけでもないが
 読後すぐさまもう一度読み返してしまうほどの
 文章力と取材力(天晴れ!)

オズワルド

山上被告は洗脳(教育)され
ケネディ暗殺時のオズワルドの役回り
(作中名は安倍でも山上でもないが)

実際にはシャドウと呼ばれる
プロスナイパーによる射殺
(周到な準備と武器選定等々)

故に前日急遽  演説場所を
大和西大寺駅の北口ロータリーに変更し
 警備体制が手薄で後方がガラ空きな
 三角地帯のゼブラゾーンでの「標的成立」
(この前のトランプ暗殺未遂も
 怪しさが匂ってきますよね)

しかも事件発生から
 5日間も現場検証が
 行われなかったという事実
 この初動の遅れと
 山上被告のモノではない銃弾と銃創(まじかっ)

練りに練られた計画の
 背景にある巨悪な存在

令和という元号

この物語の引き金は
新しい元号を
「令和」に決めてしまったことに
 端を発する・・・

 それは禁忌であり
 (背景の巨悪にとって許されるモノではなく)
 しかも旧統一教会の創設記念日にリリース
 という安倍首相のジャッジと
 教会との強固な関係性
 (というフィクションだからよりリアル)

その辺の背景に
全くもって詳しくない私には
 衝撃のストーリー展開であり
 しかもそれは単発の話しではなく・・・

なんとこの小説のプロローグは
 赤報隊による朝日新聞阪神支局襲撃事件から
 脈々と連なって北口ロータリーに
 辿り着くから驚きだ

私たちには分からない
得体の知れない何かがあるのは間違いない

振り返れば確かに・・・
 体調を理由に突然総理を辞任したのも
 今更ながら怪しくもある

おかしなコトってあったよな

政治家の自殺や不審死
主要官僚の突然死・・・etc

古い話だが・・・日航123便
 横田基地の着陸許可が下りていたのに
 御巣鷹山に墜落するしかなく
 翌朝まで墜落場所は伏せられた上に
 証拠隠滅を企てられた・・・という説

上記の話しは
この小説には出てこないし別物ではあるが
 国家の隠蔽や陰謀
 物語を通じて描かれていることにより
 政府や権力機関の不透明さや疑念を
 痛烈に喚起させるのは
 まさに小説より奇なりだ

あるよな・・・
あるんだろうな・・・
 に間違いなく辿り着く

謎のパワーバランス

赤報隊・右翼・令和・旧統一教会・スナイパー
・政府・警察・国家機密・外交・・・・

水面下で何が行われているのか
知る由もないが(知らなくていいのだが)

少なくともNIPPONは
 本当はちっとも平和(平穏)でもなく
 明るい未来でもなく
 思っている現状や現実は虚像
(とまでは言わないけれど・・・)

相当危なくて怪しいことだけは
示唆して貰えたと思っている

この手の話しを書くと
 そんな陰謀論は・・・とか
 その理解と解釈は正しくない・・とか
 言われたり突っ込まれたりもしますが

この小説に描かれたことを
鵜呑みにすると言うことではなく

何も知らされていない
我々凡人は
 得体の知れない謎のパワーバランス
 世の中が水平を保っているのではないか
 という感覚と危機感を持つことは
 無駄ではないですよね!
 といった程度です・・・はい

私たちが居る本当のNIPPON
浮き彫りにする鏡だったよ!
 という個人的書評で〆ますね

#334

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田村哲也
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田村哲也(経営コンサルタント)

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小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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