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『趣味の品!?』

田村哲也

田村哲也

5年以上前に目にした
元ワイキューブの安田佳生さんの
コラム要約から入りたい

『社員は趣味品(題)』

社員を趣味品として扱う時代
・吟味して選び大切に扱うべきである
・ゴルフのパターや骨董品のように
 愛でることが求められる
社員と趣味品の違い
・ただの趣味品は何もしてくれないが
 社員は心をもった趣味品なので
 会社を愛し仕事を頑張る可能性がある
社員を消耗品扱いするリスク
・今もって社員を消耗品と見なす経営者は
 時代錯誤であり 社員は集まらず
 入ってもすぐに辞め会社への忠誠心もない
正しい社員の扱い方
・故に趣味品として社員を雇い
 好きな人を選び大切に扱い面倒をよく見る
 ・・といった思いさえあれば
 存在するだけで嬉しいと感じることとなる
現代の選択肢
・そこまで考えて社員を採用するか
 雇うことを一切やめるか・・・といった
 選択を迫られる時代が到来しているのだ

・・・ザックリこんな感じで
 当時は結構
 示唆に富んでるなぁと感心した記憶

そして時代の変遷

コロナ禍も経て更に時代は加速し
ワークライフバランスや働き方改革や
コンプラやハラスメントといった
複雑化する雇用環境もトッピングされ・・・ 

さすがに
「社員を趣味品扱いしましょう!」
 という文言を目にすることはないけれど
 間違いなくそれに似た匂いと
 方向性であることに異存はないかと

 確かに
「そんな風に捉えれば収まりいいよね」
 という考え方や
 心の持って行き方としては許容できても

確かにコレって
「労使の未来像における本質だよね」
 には至らず 妙なズレと違和感を
 どうしても拭うことが出来ない
 (それ以外でも日々感じてるモヤモヤ)

2つの駄目w

趣味品扱いされる世代側の
離職理由は大きく2つ(らしい)

❶「不安型離職」

未来のキャリア形成を考えたとき
『ここに居ても無駄』だよな
  大した先輩もいないし
  ここでしか通用しないスキルじゃ・・・

 ❷「不満型離職」

現状メンバーによる村社会
『どうせ言っても無駄』だよな
  持論だらけで理論がないし・・・

世の中が推奨している
腫れ物に触る様な
「働き方」や「扱い方(例えば趣味品)」こそが
 そこで働く者達との乖離に
 拍車をかけちゃーいないかい!?

つまり表層だけ今風にしても
肝心なところで見透かされていると言うこと

所有物

「趣味品」のように思うことと
「趣味品」のように扱う方針は
 全くの別物だし・・・

そもそも消耗品ではなく
「趣味品」という発想の違和感は
 結局のところ
「所有物」である “モノ扱い” の域を
 脱していないからかなw

やらなければならないことは
もっと真正面から
*企業の一員として自身のスキルを磨くこと!
*責任を持って仕事に取り組む姿勢が必要ということ!
*提供する環境の中で自らの成長を追求すること!
・・・を言い続けて

企業側はこういった意識に対して全力で
*互いに尊重し合い協力して
 成長していく環境整備に努めること!
 ・・・といった
 泥臭くて青臭いやり取りを
 端折らずに根気強くやり続けることが
 大切なんだと思うのだが
 ・・・コレも昔風の「圧」なのかな?

老害

本当に「趣味品」のように
 愛でるのなら
本当に我が子のように
 将来を案ずるのなら

潮流と本質に
ちゃんと折り合いを付けて
 目的から逆算した
 仕組みや手段を施さないと
 市場から全く相手にされない
「品揃え」で帰着(しちゃいますよ)

とかなんとか言う前に
 役に立たない(我々)骨董品世代こそが
 諸悪の根源であることも
 悲しいかなドストライクであることを
 理解しておかねばなりませぬぞ・・w

頑張ってる感を必死に誇示し
実際は大した貢献もしていない
 あなたの報酬や存在が・・・
 若いスタッフのやる気を削いでいる事実

長居は禁物です
「骨董品」こそ最も生産性のない
「趣味品」ですからね!

#330

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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