「社員を壊す」経営者
最近のテレビが
つまらなくなった話しを・・・
「強い力で消毒した結果
そんな “池” には
何も住まない・誰も近寄らない」
と表現していて
言い得て妙だなぁと感心した
そしてこれは
決してTVだけの話しではなく
職場やコミュニティにおいても同じだ
万能薬
コンプラやハラスメントが
いつのまにか消毒液と化し
なんでもかんでも押し流してしまう
車のハンドルで言うところの
「遊び」はなくなり
少しのよそ見も
微妙なハンドル操作も
大きな事故へと繋がる
戦後から脈々と続く
様々な慣習やルールには
たしかに正すべきコトは
多々あったと思う
しかしながら
症状に合わせた対応ではなく
何にでも効く「万能薬」として
全ての傷に都合良く擦り込む
それにより
基礎体力そのものが
低下(悪化)している場面に
出くわしたりもする
印象操作
さらに厄介なのは
消毒液を蒔くことが正義なんだと
物語を整えてしまうシーン
自身のリーダーシップや
マネジメント能力の欠如を
棚に上げて・・・
あなたには「毒」があると定義付け
様々な角度からその危険性を上げ連ね
印象操作を働かせた上で
消毒液を巧みに使い排除へ追い込む
いっぽう
多様性を受け入れて
未来を見据えたダイバシティ的な経営を・・
とかも平気で口にしたりする
そんな矛盾の果てに
何もなくなった『その池』には
魅力もストレス耐性も
半減してしまったことを
知る由もない
土を創る
「草むしりはマメにやらないとダメ
水も肥料も大切だがやり過ぎはNG
でもね・・表層を整えること以上に
土を醸成させることが最も大事
結局のところ
『土』が仕事をしてくれるんですよ」
・・・と
某専務のスタッフへの言葉が胸に染みる
✓消毒しきった池がゴール!?
✓雑草の生えていない芝生が目的!?
手段と目的をはき違えてしまうと
消毒液そのものが「毒」と化す
真の目的がなんなのかを常に問うて
消毒液を使わずとも
解決できる手法を模索したいですよね
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