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『時短!?』

田村哲也

田村哲也

この4月1日より
「建設2024年問題」が施行される

労基法は建設業に関して
 時間外労働の上限規制を
 5年間の適用除外としてきたが
 3月31日をもってその期限が終わる

今後は
時間外労働の労使協定(三六協定)で
特別条項を結んでいても
 時間外労働は一般企業と同じ
 720時間以内となる

*年間720時間以内
*月に100時間未満
*月45時間を越えることができるのは
 年6ヶ月まで

おまけに
 刑事罰が適用されるとのこと!

どうやら
労基署の摘発
従業員や家族からの通報
 増えることは間違いなさそう
(労使の関係性は益々ドライで
  危うくなっていきますね)

経営陣(取締役)が刑事罰を受けると
営業停止・・や
建設業許可の取消し・・の可能性

その後の事業継続には
社長辞任の選択・・も迫られるとか

優先させるべき価値提供は何なのか・・・

●Quality(品質管理)
●Cost(予算管理)
●Delivery(工程管理)
●Safety(安全管理)

昭和の時代に
ゼネコンの現場監督として
 社会人デビューした筆者からすると
 あのときの教えと
 普遍的なモノとが交錯し

なんとも言えない流れと空気に・・・

一定の評価と理解はできるものの
根本的なモノが抜け落ちてるようで
 その違和感は拭えない

労務管理

「人手不足」の代表的な業種(建設業)
 しかも超高齢化
 しかも猛暑に代表される
  年々加速する環境の厳しさ

*人は居ない
*長く働くな
*生産性を上げて賃金の改善を

なんとも世知辛いご時世に
さらに覆い被さる「労務管理」

やるべきことは山ほどあるが
業務自体の『時短』への意識付けは
その最たるモノ

時短キホンの10項目
⓪社長の決意と意思決定
①業務の棚卸し
②やめるべき業務の廃棄
③外注化・パートナー化できる業務の仕分け
④業務の標準化
⑤業務フローと担当の見直し
⑥マニュアル化・チェックシート化
⑦PDCAサイクル徹底
⑧これらのDX
⑨属人性の排除&向上
⑩評価・給与への反映

詳細はさておき
 どの業種にも
 どの職場にも
 当てはまることばかり

そしてこの手の話を・・
 対岸の火事と捉えるのか
 我がごとと置き換えるのか

よく言われるマネジメントの2つの側面

A:リソース配分(適材適所)
 いまある
 「ヒト・モノ・カネ・情報」という
 ベタで大事な経営資源を
 上手に配分し有効活用すること

もう一つは
B:PDCA(高速回転)
 大きな事も小さな事も
 「計画・実行・評価・改善」のサイクルを
 速攻(高速)で回すこと

無い物ねだりはやめて
 まずはこの2点に絞って
 社長の思考を整理するだけでも
 ・・・宜しいかと

『ゼロ』

先程の「時短10項目」
よく見ていただくと
『0:ゼロ』があるということ

いつの時代も
どんな手法も・・結局は
「⓪社長の決意と意思決定」

すべてのスタートラインは
ここからですよね


残業させたら
 刑事罰が待ってる時代

労使双方・・
 前提や主旨(目的)の摺り合わせを
 お忘れなく!

#316

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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