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『ポジティブ三行日誌』

田村哲也

田村哲也

二年以上前・・・浜松町のK社長と
「働きがい」と「働きやすさ」について
 喧々諤々する際に用いた資料を
 別件で再利用・・・

その議論や資料の
モチーフにした書籍は
『精神科医が見つけた3つの幸福』
 飛鳥新社 著:樺沢紫苑

今日はその一部を軸に展開したい

3つの脳内物質

超ザックリ要約すると・・

*幸福を司る脳内物質は
「セロトニン」:心身の健康
「オキシトシン」:つながりと愛情
「ドーパミン」:成功や達成
 の3大幸福物質
*幸せとは「結果」
  ではなく「状態(いま)」
*幸せ物質には優先順位がある
  ・・・等々(興味深い内容が満載)

この絵のように
●1段目の「穏やかな気持ち」
 セロトニン的幸福が全ての基礎となり
●2段目に「愛に包まれた」
 オキシトシン的幸福が重なり
●3段目の「胸がドキドキ」
 ドーパミン的幸福が
 最上位をなす・・・らしい

つまり職場に置き換えると
①勤怠や環境(1段目)
  ↓  ↓
②人間関係やルール(2段目)
  ↓  ↓
③評価や給与(3段目)

当時も今も
この構図には肚落ちさせられる

優先順位

つまり
1段目のセロトニン的幸福を
 ないがしろにして
3段目の称賛や報酬
 得ることは
 ある意味持続性がないということ
 (心身も家族も大切っす)

また職場のストレスの9割が
 人間関係と言われる中
 まさにそれは
2段目のオキシトシン的幸福が
 失われた状態となり
 連鎖的に1段目の幸福も失う
 (なんとなく頷ける)

要は
 1段目の基盤なくして
 頑丈な建物は立たないという
 建付けなのだ!

たしかに
心と身体が健康な状態なら
 考えや感覚も研ぎ澄まされ
 ますますセロトニンが分泌され

より心が安定し
 総じて人間力も高まり
 当然
 人間関係も円滑になる
 ・・・ふむふむ

重ねて
集中力ややる気も充実し
 結果が出やすく
 評価や報酬に繋がる
 ・・・ふむふむ

ポジティブ日誌

セロトニン的幸福(1段目)を
若干意識し
 ここのところ続けている
 事例を紹介して結びたい

現在関わっている
私を含めて5名のコミュニティで
「ポジティブ三行日誌」
仕事終わりに実行・共有

業務日報的なモノではなく
ただただ
 *楽しかったこと
 *良かったこと
といったポジティブなことを
気軽に書いて仲間と共有

それには2つの効果(収穫)がある

①『幸せ収集能力強化』
 どうやら人は
 仮に10個の出来事のうち
 9個が「楽しい」・1個が「苦しい」
 という比率の一日でも
 「苦しい」の1個にしか注目できない人は
 永久に「幸せ」を
 感じることができない(らしい)

 そういった意味でも
 ポジティブに注目出来たらいいよね!
 の習慣作り

②『ピーク・エンドの法則』
 「終わりよければすべてよし!」
 というやつだ

 *楽しかったデートも
  最後の3分に喧嘩したらNGな一日

 *美味しくて素晴らしかった
  レストランの食事も
  最後の勘定が間違ってたら台無し

 そういった意味でも
 結構踏ん張った仕事終わり
 前向きな思考で終わらせて・・・
 仲間のほっこりな話にも
 ついでに癒されるという構図
 (優しくなれます!)



そんな
 単純で簡単なことではないと
 お叱りを受けそうですが
 侮るなかれ!

ルールや報酬の前に
こういった
 何かしらの意識づけこそ
 ある意味最も
 必要なんじゃないかな
 ・・・って実感できてる師走です!

今年もあと二週間
もう少し・・しなりましょう!

#301

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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