「社員を壊す」経営者
サービスに
付加価値を載せるのと
何かを付け加えることは
似て非なるもの
サービス向上という発想で
あれもこれもを付け加えて
差別化を図ろうとしてしまう
(図った気になってしまう)
多くの企業は「足す」ばかりで
「引く」という発想に辿り着かない
(どこか・・サービス低下という
イメージを伴うし・・)
それならせめて
バラバラにしてみてはどうだろうか?
QBハウス
散髪(理髪店)業界における
QBハウスは有名な話だ
・シャンプー
・カット
・カラーリング
・シェービング
といったある意味当然のパッケージを
⇒【10分:1,000円:カットのみ】
当然だと思われていた
セット商材を勇気ある解体!
(ある意味これも「引き算」)
新たな発明や特殊な技術でなくても
当たり前だと思っていることへの
疑いや発想の転換で
大切なものや真のニーズが
顕在化されたという
典型的なモデルケース
あれもこれも
発想のパクリで
・髭剃り専門店
・カラーリング専門店
・パーマ専門店
・シャンプー専門店・・・
業績実態はともあれ
街で目にしますよね
この流れと意味合いは
*大きいサイズ専門店
*子供用専門店
*○○だけの店・・にも通じ
それは人間の特性に直結し
ゼネラリストより
スペシャリストを好むに帰着
確かに
美味いラーメンが食べたいときに
ファミレスには
決して行かないですもんねw
見直すべきかも
さて皆さんが提供している
商品やサービスは
引いたりバラしたり
シンプルにしてますか?
メニューのラインナップを
いつしか増やしすぎて
より良きサービス提供のつもりが
お客様に分かりづらく映り
結局のところ
届かないし刺さらないし・・・
おまけに
工数を増やし
非効率なオペレーションの源となり
社員を疲弊させてたり・・・
間違っても
「ただ減らせばいい」
「Simple is Best!」
・・・
といった短絡的な
話をしたいわけではない
企業として・・
チームとして・・
個人として・・
本当の強みや得意を
整理できてますか?
時々立ち止まって
俯瞰できてますか?
●センターピンに何を置くのか!
●本質や顧客心理を
ちゃんと捉えているのか!
時期尚早のサービス展開や
思い付きのチャレンジが
本来届けたかった
Simpleだったはずの
ビジネスモデルの輪郭を・・・
自らぼやかして
しまっていることに
気を付けなければなりません
数字が伸びない理由って・・・
お客様が欲するモノって・・・
もしかしたら
*カットだけで充分なのかも?
*トッピングのない
素朴な塩ラーメンを
定期的に食べたいだけなのかも?
足すのは簡単ですが
引く勇気こそが
経営判断の
「肝」なのかもしれませんね
そして
基礎や足元が疎かな人ほど
足したがるのは・・なぜ?
己は大丈夫か?・・
言うは易し行うは難し
_291_