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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『Enjoy Baseball』

田村哲也

田村哲也

9月20日付けの日経コラム記事が
秀逸だったので・・抜粋(箇条書き)引用後
今日のコラムを展開してみたい

「慶応高野球部とパーパスの希望」

● パーパス経営の重要性は
 新陳代謝と様々な世代交代と共に
 必ずや浸透する。
● Z世代を引き付ける求心力は
 契約や報酬ではなく共感
● 故に企業の「理念=パーパス」への
 共感なくして優秀な人材は集まらない。
 (今はその過渡期だ)
● その希望を実現したのが
 夏の甲子園優勝校の慶応高野球部
 ⇒「新しい自由闊達な組織
     VS旧態依然たる管理組織
● 決して自由な気風だけが勝因であるわけでなく
 慶応野球部の「部訓」において
 「Enjoy Baseball」は実は上から2番目
● 部訓の筆頭は
 『日本一になろう。
  日本一になりたいと
  思わないものはなれない』
である。
 そしてその後に
 「礼儀・時間厳守・個と全」などが続く。
● まず明確な目標を高らかに掲げる。
 それを達成するための規律・倫理・価値観を
 具体的に列挙する。
 ⇒まさにパーパスそのものだ。
 ⇒それこそVision・Mission・Valueを
  包括する土台だ。
●こうした理念と若いリーダーに
 率いられたチームの甲子園制覇は
 企業も含め日本社会全体が
 良い方向に変わり得る希望である・・・

長髪や日焼け止め・・
はたまた慶応OBで固められた
 アルプススタンドの応援の凄さが
 妙にクローズアップされ過ぎただけに・・

その裏側にある本質を題材に
 企業の在り方へと展開する
 こういったコラムは大好物だ

存在意義

パーパスとは
・その企業が何のために存在するのか
・社員は何のために働いているのか
 といった
 最も本質的な目的や指針などを指し
・いわゆる企業の『存在意義』を表す言葉
・「将来なりたい姿」というより
 「現在のあるべき姿」を指す傾向が強い・・とか

さてこの部分
 御社では何を掲げてますか?

そしてその
 言語概念化されたモノを
 どのように浸透定着させてますか?

そもそもそこを
 軽視したり
 スルーしたりしていませんか?

折り返し地点

多くの企業が「上期」を終え
 立ち止まってそれを検証し
「下期」に向けての
 数字や戦術の
 アップデート・・の時期かと

手を変え品を変え
「下期」に向けての
 新たなメッセージを
 リリースする際

スタッフに
届けなければならないそれは・・
トップが放つその求心力は・・
 数字や戦術の前に
 共感を呼ぶパーパスなのでは
 ないでしょうか?


慶応高野球部が教えてくれた
 何を筆頭に掲げ
 それをどういった言語が支えたか

「下期」のリリース時に
 添えなければならないモノは
 Enjoy Baseballが指す建付けや本質

伝えたい
 数字やKPIが刺さるためにも
 その土台の肚落ちこそが
 大前提なのは言うまでもない!

甲子園

とはいえ
 どこの野球部も
 甲子園出場を目標に掲げ

さらに強豪校は
 全国制覇をそこに据える

必要なリソースは
 指導者・環境・選手の資質

パーパスだけで
勝ち上がれるはずがない

(ビジネスの世界も同義)


自社に置き換えて
 現実をしっかりと見て欲しい

・質も量も不十分な人的リソース
・環境やマネジメントだって途上
 
だから故に
 定量でのリカバリーをなすモノは
 定性の集合体という強いベクトル

 まずはそれしか
 まずはそこからでしか
 何も始まらないことを
 認めなければならない

あなたの周りで
 パーパスやビジョンが
 冷ややかに扱われ
 所詮はキレイ事と揶揄されるとき

もしくは
 Enjoy Baseball的な
 ライトなフレーズや感覚だけが
 ヒトリ歩きする際

どーか
Enjoy Baseballの本質と建付け
 思い出して欲しい!

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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