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『集団バカ』

田村哲也

田村哲也

こんな言葉をご存じだろうか

個人は
みな利口で分別があるかに見えるが
集団になると必ず馬鹿が出てくる
  ~ドイツの詩人:シラー(1805年没)

この言葉を知ったのは
今から四年ほど前 偶然本屋で手にした
「自分らしく幸せに生きるための100の言葉」
 著:細谷知司 

著者は二種類の馬鹿がいると説く
①聴衆を意識しておかしな行動を取る馬鹿
②それを黙って認めてしまう馬鹿

以下の例えが笑える

①会議が長引き
 どうでも良いことを延々と繰り返し
 「いやまさに部長の仰るとおりです」
 ⇒と最初の馬鹿が口にする

②辟易して静まりかえる聴衆(参加者)
 褒められた部長だけが
 無邪気に微笑んでいる
 ⇒そこで黙っているのが二番目の馬鹿だ!

そして会議後の居酒屋で
そろって部長を非難するという
馬鹿者達の「宴」
・・・という名の馬鹿研修!?

そして翌朝 部長に
「おはようございます!」
 と言えてしまうコトは
 更に馬鹿の上塗りではないだろうか?

などと
 自身の過去も含めて
 多くの社会人は間違いなく
 「集団バカだっ!!」

反省会

プロジェクト終了後の
反省会という名の「飲み会」

本気で反省したり
改善点を真正面から発すると
「空気読めよ」という
 先輩馬鹿が勝手に発動し出す

それは会社の金で飲める
 反省会という名の
 ただの「飲み会」という認識と文化

上席へのよいしょや
表層にある褒め合いなどでは
 次回に繋がる「知」は
 決して残るはずもなく

その日の二軒目はきっと
 馬鹿研修と化すw

レポート提出

一方
こんな場面に出くわして
・・・やらかしてしまった

就業時間内を活用して
 社外イベントに複数名参加
 その者達へレポート提出のタスク

期限が過ぎても提出しないRさん
その理由は
「そんなに重要だと思っていなかった」
「提出する意味がわからない」
「納得できないことは実行に移せない」
 ご立派ですね・・・
 だったら最初に聞けよ!
 後付けで言い訳するなよ!

・書けない・わからない・忘れてた
・ごまかせる・・・
 と言った辺りが透けて見える
 (要するに仕事を全てなめている

今までも
 一事が万事で
 小さな約束も足並みも揃えられない
 故に レポートの件はほんの一例・・

私自身も含めて
 そういったことを野放しにしている
 大人たちに向けて吠えた!

何もしない組織なんだという
風土だけは阻止しなければならない
 (・・と本気で思った)

自分の会社でもないのに
「約束を守れない奴は許さない!
 価値観が共有できない奴は
 差し違えてでも引きずり下ろす!」・・と
 (ホントはもっと野蛮な言い回しで)

最強の馬鹿

価値観とは共鳴するモノで
決して「強制」させるものではないのに

今の時代に逆行する立ち居振る舞いで
 それを押しつけて
 しまっただけなのだろう・・・か

つくづく身に染みたのは二つ
「あの手」
  舟に乗せてはならないと言うこと
✓ そしていまだに
  感情的に吠えてしまう「俺」

訴えられたら
 何らかの社会的罰則(制裁)は
 あるだろうな・・・
 とぼんやり考えながら
 何一つ反省も後悔もしていない私は
 三種類目の「集団バカ」ですね


200年以上前に没した方から
 教えられる・・2023 酷暑

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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