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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「叱る」と「怒る」の線引き

田村哲也

田村哲也

「叱る」と「怒る」の違いを
 サラッと口にすることが出来ますか?

相手のことを思っての “それ”
自分の感情をぶつける “それ”

つまり極端に言えば
 ✓ 相手のため=「叱る」
 ✓ 自分のため=「怒る」


しかしながら
 それは発信側の理屈であって
 受け取る側に
 届いていない(ことが多い)

「○○さんのことを思って」
 前置きさえすれば
 なんだか少しだけ高尚というか
 上から目線というか
 体のいいストレス発散だったり・・・

とにかくハラスメントも含めて
 どうやら諸悪の根源が
 そこに潜んでいるような
 気がしてなりません

正しい叱り方

叱り方に正解・不正解は
 決して無いとは思うモノの
 ネットをググれば
「正しい叱り方」の類いが・・・

①事実確認を行うこと
 ⇒叱る前に
  認識のずれがないか確認
②行動を改めるメリットを提示すること
 ⇒成長やメリットを得られる点や
  その意味合いを具体的に示す
③「こうして欲しい」という
  想いを添えること

 ⇒気持ちを添えることで
  怒りが叱りに転じ、双方の温度が下がる
④ポジティブワードで締めること
 ⇒「次は出来るよ」など
  引きずらない言動で締めくくる

ふむふむと思う “こんな手順” と
 それって双方が平時の今だから
 腑に落ちるだけかもな・・・と

ハラスメントも
「何」を言ったかではなく
「誰」が言ったかが
 ポイントであるように

大前提は
日頃の人間関係という下地が重要
(ここに尽きるかと)


故・野村克也氏曰く
『「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。
 情熱や愛情がないと「叱って」も
 ただ「怒られている」という捉え方をする』

 ・・・ごもっともで天晴れだっ!

線引き

「叱る」と「怒る」の区別がつく人だけが
 ✓ 叱って良くて
 ✓ 怒っても良い
 ・・・のではないのかな!?
    と思ったりもする

だとすると
 いったい何パーセントの大人
 その権利を手にすることが
 出来るのだろうか

だとすると
 分別の付くはずの同世代諸氏
 その権利を主張していい人は
 皆無なのではないかと
 感じたりもしている


今にして思えば
 怒られる訓練しか
 受けてこなかったのではないか・・・
 怒られないようにする処世が
 いつの間にか目的にすり替わり
 ある種の評価だったのではないか・・・

「親」から
「部活」の顧問や先輩から
「会社」の上司から
「顧客」という呪縛から

お子さんや部下に対して
「叱る」と「怒る」の間に
 ちゃんと線引きできてますか?

いや
 その “線” を指し示し
 可視化できたとしても・・・
 
 殴る側と殴られる側の
 想いも記憶も何もかもが・・・
 
 ピタッと重なり合うことは
 決してないっ!!(ですよね)

「相手のため」だなんて思うことが
 発信者側のエゴでしかないのだから。。。

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「叱る」と「怒る」・・
「愛情」と「薄情」・・

“線” を引くことが出来なかった
 怒りにも似た
 自己都合の「薄情」さを
 
 肩の荷が下りたいま・・
 背負って飲み込んで
 過ごして生きます~ 合掌

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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