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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「段取れないっ ? ? ?」

田村哲也

田村哲也

仕事柄・・・
 工程管理の重要性を
  “よく” 口にする

そしてそれは
 それをやらない人
若しくは
 出来ない(苦手な)人に
 出くわす頻度が高いという
 裏返しなのかもしれない

このコラムでも
 何度となく記してきた
 QCDSの重要性
  ・Quality (品質管理)
  ・Cost (予算管理)
  ・Delivery (工程管理)
  ・Safety (安全管理)

全てが連動している中
 工程管理をしっかりKeepしないと
 私を含めて多くの凡人は
 「品質」や「予算」や
 ましてや「安全」になど
 “目”“気” も行き届くはずもなく・・・

そしてそれは決して
 現場管理に限ったことではなく
 どんな業種・業態にも当てはまる訳で・・・

一つの「プロジェクト」
 完了させることも
ある期間における
「目標達成」の遂行においても
・・・なんら変わりはない

つまりそこに必要なのは
 Googleカレンダーに予定を入れる
 といったスケジューリングではなく

いわゆる『工程(納期)管理』といった
 俯瞰と逆算からの “ 段取り!! ” なのだっ

そんな人の兆候

□ アイデアが浮かんでも
  吟味せず相談もせず「先走る」
□ 面白いと思うことをやりたがり
  面倒な作業を「先送り」にする
□ 他の仕事にかまけて
  そのうちやろうと思いつつ
  手付かずのまま「時間だけ」が経過
□ 毎日の活動や繰り返し行うこと等
  誰かに「評価される訳ではない」ことを
  先延ばしにしてしまう
□ 目先の業務に没頭してしまい
  「肝心なタスク」に手が回らない
□ 急務に慌てて取り掛かろうとしても
  「あれがない・これがない」と進まない
□ 手順を考えて何を優先的にやるべきか
  「判断」したり「計画」することが苦手
□ 締め切り「直前」になって着手
□ 他部署(他業者)との「連携」が出来ない
□ 感情的に反応してしまう結果
  せっかくの「交渉」が行き詰まる
□ 非効率な仕事を「繰り返す」ため
  自分が考えてる以上に時間がかかる
□ 肝心の「納期」に間に合わないという
  最悪の結果に陥る
□ 途中で仕事を「投げ出して」しまうことから
  他の仲間が業務を引継いだり
  後始末をしなけらばならない
「プロ意識に欠ける」といった周りからの評価
□ 時間に「ルーズ」(期日を守れない)
□ いま自分が置かれている「状況」
  的確に判断できない

概ね
 段取り下手な人の傾向(兆候)は
 こんな所ではないだろうか!? 

大人の発達障害

上記に掲げた「□」で始まる
 16個の兆候たち・・・

思い当たる節もあったり
「レ点」の入る身近な人が
  居たりしますよね?

実は上記に掲げた兆候の引用は・・・
『大人の発達障害』という書籍の中の
 ADHD(注意欠如・多動症)に
 該当する箇所からの抜粋事項なのです

専門家でない私が
 触れるテーマではないのですが
 誤解を恐れず声にすると・・

昨今 叫ばれている「LGBT」同様
 ASDADHDといった『大人の発達障害』
 といったものは とっても身近であり
 許容していかねばならないことかと

症状の重い軽いも・・
実際に影響が出てしまう特性も様々で
 大人になってから気付いたり
 無自覚なまま今日に至っていたりと・・・

そういった角度や
切り口にも気付かぬまま
あの手この手で
『段取り』についてレクチャーしても
 その必要性は届かない
 その想いが刺さらないのは
 ある意味当然のこととして帰結

得意技と開き直り!!

◆注意深く綿密に物事を進められない
  →「直感的で柔軟に対処できる」特性を活かす!
◆コツコツと継続や持続が出来ない
  →「切り替えが速く新しい場面適応」を有効利用!
◆順序立てた行動が出来ない
  →「思い付きや新しいアイデア出し」が得意!
◆毎日の活動に抜け漏れがある
  →「日常や決まりに縛られない創造性」が強み!
◆精神的努力の持続を要する課題を嫌う
  →「それとは違った強みや得意なジャンルに
    力を発揮してもらう」
ための役割転換!

やや無理やり感は否めないが
 その特性を置き換えたり
 変換してみることは
 重要であり一理ある!!(と信じる)

誰にだって
「得意・不得意」はあり
「好き・嫌い」もたくさん存在する

それと同様に
 持ち合わせている「症状」
 気付いてあげたり
 認めてあげたり
 配慮してあげることで・・・

不穏な空気や
不毛な人間関係が排除でき

結果的に
 全体の成果に繋がることは
 確かではないだろうか!?

マネジメント側・・・

そしてもう一つ提言したいのは
 その傾向を持つ
 マネジメント層の方達にだっ・・・

周りやスタッフには
 バレてます・見られてます

どうか「自分の苦手」を素直に認めて
 そこを補うスタッフを周りに固め
 感情や事実といった諸々をオープンにして
 頭も下げちゃって・・・

つまらぬプライドを捨てて
己の “強み” を活かして
「カッコ」付けよりも
「勝ち」をもぎ取ることに
 注力して欲しい・・・のです


と、思う一方
 肝心の本人が周りが思うほど
 困っていない(気付いていない)ことが
 『こと』を前に進められない
 最大の課題であったりと・・・

こちら(周り)の
 何とかしたい強い気持ちが噛み合わず
 ・・・歯痒い想いのあなた
 ・・・もう少ししなりましょう!!

_247_


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工事店経営者のパーソナルトレーナー

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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