「社員を壊す」経営者
会議の時
「何でもいいので
どんどん意見を出してください」
・・と投げ掛けて
建設的な空気と意見が
出たためしがない
発言のしやすさと同時に
参加メンバーの意見にも
耳を傾けたくなる状況(環境)を創り出したいと
多くのリーダーは日々頭を悩ませているかと
魔法の言葉
会議冒頭に宣言する
魔法の言葉を紹介したい・・・
「この場所は心理的安全な場所です。
どんな意見・アイデアを
言ってもいい場です。
ミスやトラブルなどの報告があるなら
それを “叱る場” ではありません。
どうするかを
“前向きに検討していく場” です。
『この場の心理的安全性は
私が担保します!!』」
【心理的安全性をつくる言葉55】飛鳥新社
~引用・抜粋
なかなか秀逸なフレーズだと感心した!!
同時に“言行一致”がマストであることは
言うまでもない!!
さてこの宣言は
浸透するまで会議の冒頭で
毎回全文を読み上げ続ける
そして定着してきたとしても
最後の一行だけは言い続け
企業風土と化すまで徹底する
先週のコラム→「社員を壊す経営者」とも連動するが
上に立つ者やリーダーの言動は
全てを左右してしまうという
事実と傾向を
噛みしめなければならない
大切なこと
そして上記宣言の直後に
2つの工夫を施すことも説かれている
一つ目は
「大切なこと」を必ず添えること!!
大切なこととは
会議の目的や本質・・・
企業のビジョンやミッション・・・
たしかに
「われわれ営業は○○としての・・・」
「このプロジェクトで
○○の価値提供を・・」
といったことを口(耳)にすることで
*目的と手段の履き違いや勘違いの撲滅
*日頃スルーしがちな
上位概念に沿った方向性や価値観の確認
それらを会議やMTG時に
サラッと刷り込むことは
実に効果的と言える
ゴール
二つ目は
「ゴールの共有」
会議のゴール(目標)を
シンプルに明示・確認・共有することだ
【会議ゴールの5タイプ】
①共有
→情報の共有と理解ができている
②発散
→アイデアが広がっている
③整理
→優先順位がつけられている
④意思決定
→やる・やらないが決まっている
⑤プロセス
→進め方に合意ができている
【心理的安全性をつくる言葉55】引用・抜粋
会議のウンチクには
様々な見解があるところだが
上記5タイプの共通言語を活用することで
会議終了時の「着地像」が
クリアになるのは確かだ
「今日の会議は
chatworkでも事前に伝えましたが
①共有と②発散を軸とした
《新商品の販促方法の検討》です」
・・・といった具合だ
通勤時間と会議
会議で最も重要と言われる「②発散」に
時間を費やしていないケースをよく目にする
また 承認なのか保留なのかといった
明確さのない「④意思決定」にも出くわす
それは
会議ではなく「報告会」・・だったり
決議という名の「忖度」・・だったり
(御社は大丈夫ですか??)
そういった意味では
本日触れて来た
・『心理的安全性の担保』
・『大切なこと』
・『会議のゴール』
といった3点を「声」にするだけで
会議の在り方や景色は
ガラッと変わるので
お試しの価値あり(かと)!!
以前より指摘を受けていた
日本企業における
働き方改革や生産性向上を邪魔する
「二つの諸悪の根源」
❶長時間通勤
❷無駄に多い(長い)会議
リモートワークの普及(浸透)で
「❶通勤」ネックは劇的に改善し
Webの活用で「❷会議」のやり方は
大いなる改善を遂げたが・・・
その中身や在り方は
停滞していると言わざるを得ない
繰り返しになるが
会議に限らず様々な場面において
リーダーの発する言葉(+意識)の重要性を
つくづく痛感する
そしてそれは
リーダー自身が純粋に気付いて
素直に自ら一歩を踏み出さないことには
表層だけで決して真意は伝わらず
「変化や成果」に繋がらないことも
忘れてはならない
コストを一切かけずに
「言葉遣い」にフォーカスするだけでも
企業内における改善点は
ゴロゴロ転がっていることを
肝に銘じたい!!
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