Mybestpro Members

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「社員を壊す」経営者

田村哲也

田村哲也

小規模事業所における
スタッフ離脱の理由は
(表向きはどうあれ・・・)
「経営者の存在や相性」が主だと
 間違いなく言えるし
 沢山の事例も見て来た

裏返せば
 経営者に対する不信感やズレがなければ
 大抵のことは我慢できるはず(とも言える)

4タイプ

経営者の言動は自身が思っている以上に
周りに影響を及ぼす

そしてそこには「自分のせい」という
気付きは驚くほど・・・ないっ!!
(むしろ「できる社長」・・と自覚!?)

『社員を壊してしまう経営者』には
 4つのタイプが存在する
 ・・・という興味深い記事を目にしたので共有

❶自信家タイプ(とにかく自分中心)
 → 自己愛+承認欲求が強い
 → イエスマンだけを周囲に置きがち
 →「何で出来ないの!?」と人格否定
❷疑心暗鬼タイプ(過剰な管理で縛る)
 → 何でも知っていたいという感情
 →「きっとこうに違いない」といった決め付けで
   ネガティブな結論にしたがる
 → 人の話を信じないので間違った判断で失敗
❸理想家タイプ(正論で追い詰める)
 → 理念等に「社会のため・人のため」と掲げたがる
 → オフィスがきれいで「働きやすさ」とかをアピール
 → 仲間を大事にする社内文化を作りたいと言いながら
   自分の論理や価値観からはみ出す人を切り捨てる
❹見て見ぬふりタイプ(悪化を止めらえない)
 → 判断が後手に回ることが多く、大きなトラブルに発展
 → 事なかれ主義で静観し、悪化していく状況を見て見ぬふり
 → 結果、社員はその解決に奔走し疲弊する

《日経トップリーダー9月号》より抜粋引用

経営者のあなたは
もしくはあなたの会社の社長さんは
 どのタイプでしょうか?

偏った捉え方

少なからず誰しもが
 上記4タイプにおける
 何かしらの特徴は持ち合わせている

◇問題はそれが極端か否か
◇そしてそれに自身が気付くか否か

厄介なのは
 窮地に陥った場面や
 大きなトラブルに巻き込まれた際に
「そのタイプ(特性)」が顕著に出てしまう

そこで
 自分自身の「物事の捉え方」に歪みがないか
 セルフチェックできる10項目を紹介したい

①全か無か思考
 → 白黒つけたがり、〇✕思考で考える
②一般化のし過ぎ
 → 悪いことがまた起こるに違いないと一般化する
③心のフィルター
 → 物事や人を特定のフィルターを通して見る
④マイナス思考
 → 必要以上に怖がり、慎重に行動し過ぎる
⑤結論の飛躍
 → 事実は違うのに悲観的な結論に飛躍する
⑥拡大解釈と過小評価
 → 悪い面を大きく捉え、良い面をあまり見ない
⑦感情的決めつけ
 → 「こうだから間違いない」と根拠なき判断
⑧すべき思考
 → 何につけ「こうすべき・すべきでない」と考える
⑨レッテル貼り
 → 人格否定的な言動で人間関係悪化
⑩個人化
 → よくない出来事を、理由もなく自責で捉えてしまう

捉え方が複数あり
自身が持ち合わせていない
 合理的な切り口や発想があることを理解
(それだけでも空気が変わるはず)

メガネを替える

自分自身に「歪み」があると気付かない事には
上記のセルフチェックの出番すらない

一方
 自身が気付きさえすれば
 メガネをかけ替えるが如く
 意外と即効性のある話なのかもしれない


さて
「社員を壊す」経営者・・・
 などと厳しめのお題で進めてきたが

*上席と部下
*親と子
*チームメイト
*男性と女性・・・といったところまで
 当然のことながら展開できる話だ
 (定期的に立ち止まってみるのも良いかと)


わたし自身を振り返れば
 どれだけ人の心を傷つけて来たのか・・・
 仲間や部下を「壊して」しまっていたのか・・・

『壊す』・・・というフレーズに
 今さらながらハッとしている自分の駄目さに
 自戒を込めて~そして認めて
 ・・・今日のコラムを結びたい

_235_

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼