「社員を壊す」経営者
建設(土木)工事の施工管理等で
耳(目)にする用語に
『ワンデーレスポンス(One Day Response)』
というものがある
元々は国交省発注の工事を中心として
始められた手法(仕組み)・・・とのこと
それは読んで字の如しで・・・
「工事受注者から
問い合わせや指示依頼を受けた発注者が
1日以内に回答する取り組み。
その日のうちに対応できない場合は
回答日を予告して
施工業者の手待ち時間を抑える。
工期が1日延びる損失を
受注者と発注者の双方で認識し
連携を強化することで
業務能率の向上・工期短縮・コスト削減
などを図るのが
ワンデーレスポンスの狙い!!」
スピード感を持って・・
◎スピード感のある対応を!!
◎より迅速にフットワークよく!!
こういった表現が
ぴったりの人もいれば
言ってるだけで
人に厳しくて自分の甘い人
・・等々ほんとうに様々だ
工事関係に限らず
仕事でもプライベートでも
レスポンスの早さと気配りは
誰もが身に付けたいところだし
必須スキルでもある
【ワンデー】という響きは
◇「その日のうち」◇
◇「24時間以内」◇
そう言った縛りを
自身に設けることは
相手を思いやること以上に
結局のところ
自分の「時間確保」にもつながる
双方(誰も)が
分かるモノサシでの約束事を
双方が積み重ねることで
結果的に「信頼できる取引先」に
ようやく辿り着く
「早さ」と「正確さ」の二軸
ただ単に
早ければ良いわけではなく
もう一方で
正確さも問われるのは誰もが知るところ
内容によっては
その重要度のウエイトも変化
いずれにしても
「早さ」と「正確さ」の二軸が
このテーマの肝であることは
間違いない
「早さ」と「正確さ」に対する
簡単な5つずつの問い掛けに
答えてみて欲しい
採点配分はこんな感じ・・・
・5点(常にその通りだ)
・4点(時々その通りだ)
・3点(その通りだ)
・2点(そうではない)
・0点(全くそうではない)
《「早さ」に関する診断項目》
①返答期限は必ず守る
②確認不十分であっても
時間を守ることを優先させる
③返答が遅れることは
コストアップにつながると認識している
④返答を早くすることで自らの能力向上を
果たすことが出来ると信じている
⑤自分自身の仕事よりも、相談者の仕事が
予定通り進むことを優先させる方だ
《「正確さ」に関する診断項目》
①丁寧に確認してから返答する方だ
②必ず二度以上見直しをする
③真偽の曖昧なことは返答したくない
④調査や他人との調整に時間を費やす方だ
⑤後から誤りを指摘されることは許せない
マトリックス
二つそれぞれの合計点を
下記のマトリックスにプロットしてみて欲しい
《タイプ:Ⅰ》
・返答が早く正確
・理想的なタイプ
《タイプ:Ⅱ》
・返答が常に早いが時に不正確
・とにかく期限優先と考えがちな人
《タイプ:Ⅲ》
・返答は時に遅い
・しかし遅れても返答内容は正確
・慎重に仕事を進める人
《タイプ:Ⅳ》
・返答が常に遅くて不正確
・本来は人の上に立ってはいけない人
ジコチュー
タイプを知ることで
対応の仕方だったり
課題だったりが浮き上がってきたりする
間違っても何かの合否を示すものではなく
双方が知っておくことで
コミュニケーションの取り方や
確認頻度や手段は広がるはず
また
自己採点もよいが
他者評価をして貰い
フィードバックの場面を設けて
素直に受け入れてみるのも良し
大切なのは
「早さ」と「正確さ」だけではなく
ワンデーレスポンスの目的や本質を忘れずに
自分勝手な解釈を少しでも排除したいところだ
とはいえ・・
『ワンデーレスポンス』を
素直な気持ちで実行に移せる人は
益々そのQualityを向上させ
実行できない人ほど
屁理屈を声や態度にして
関係関与者の
時間もコストも品質までもを奪い取る
おまけに
レスポンスを求める側にまわると
それはそれは厄介な存在となって
襲い掛かってくるのも “こっち側” かな!?
テクノロジーが発展した今こそ
アプリやツールを駆使して
せめてサラッとサクッと
アクションを起こしたいものです
知識や技術やノウハウと別次元の
瞬発力に近い『ワンデーレスポンス』
是非とも習慣化して・・・
結果的にスキルも手に入れて
生産性の高い頼れるビジネスパーソンを
目指しましょう!!
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