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「努力の正体」

田村哲也

田村哲也

「努力」って
 ググれば一定の意味は得られる

しかし「努力の定義は?」と問うと
ヒトそれぞれ違った解釈が存在する

おまけにそれって
何だか古臭くて
時代錯誤感すら漂ったり

ちょっぴりダサい扱いをされる
「努力」にフォーカスしてみたい

努力は報われないかもしれない

誰でも一度は
「努力すれば報われる」と言われて
 勉強やスポーツと
 対峙してきたことだろう

そして心のどこかで
努力は必ずしも報われないと感じつつも
「努力すれば報われる」
 よくわからない折り合いを付けたり
 付けさせられたり・・・

『努力は最低条件で
 努力が報われなくとも
 成功した人は皆努力している』

と物知り顔で言い放たれたとき
 ごもっともと思う部分と
 何とも言えぬ違和感とが
 混在してたりしますよね

Books&Appsの安達裕哉氏曰く
上記の言葉に説得力が全くないのは
*「努力は大事」と言っておきながら
*「報われないかもしれない」と手の平を返し
*「成功した人は」と別の条件を持ち出している

よって「成功に興味がない」人には
響くはずがないのは当然と展開

報酬には興味がない

同様に
「うちのスタッフは意欲がなくて・・」も同義

どうやらそこに潜むズレの原因は
「努力」と「報酬」
 セットで語っているところにあるとか

いつしか「努力」というのは
報酬を得るための「苦行」と考えがちなため
「努力」と「報酬」をセットで話すと
 主旨や個性や本質からズレてしまう(という論点)


でも私はこうも感じるのです

「報酬には興味がない」
 と言っている人ほど
 制度だの評価だのと
 内側にしか目が向いておらず

「努力が報われない」的な発言を
 言い方を変えて流用
 おまけにそれは
 環境や周りのせいであると流布・・・

「売上」や「組織作り」への貢献があれば
 自ずと周りも認め
 気が付けばこれまた
 自ずと「報酬」も上がるという循環(順番)

そしてそんな人は
 決して「努力」という概念や態度が
 表層に出ることもなく

ひたすらに
「目的」や「自己実現」に向け
 謙虚と共に邁進してやまない

努力と報酬はセットなどではなく
ある意味「表裏」なのかもしれませんね

今の時代

「いい大学に入れ」
「いい会社に入るために勉強しろ」

戦後の高度成長を生きた
 親や教師や
 企業の上層部に育てられた我々は
 たしかに「努力と報酬」
 セット商品だったと認めざるを得ない

あたかもその先に
「ハッピー」が保証されている(という教育だった)

いまの時代
「努力」は「報酬」を約束してくれないし
 そんな時間軸で待ってもくれない

今となっては当時のシンプルさこそ
 合理的だったのかもしれない

本当の意味

まとめると
「報酬」を得ることを
 努力する理由にしてはいけない
 なぜなら最早それは
「セット商品」ではないから

にもかかわらず
わたしが見る多くのイケてるヒト(経営者含む)は
驚くほど成長や変化(進化)の為に
惜しみない努力を続けている

それは何なのか?

それは
 いい意味で「ビビり」だから!!

決して現状に満足などせず
未来に対する恐れを敏感に捉えており
「現状維持は衰退」・・・
 いや「悪」とすら思っている節すらある


今日一部引用した安達氏によれば
努力する人は
「努力していないと耐えられないからそうしている」
「努力をしている方が
余計なことを考えなくて済む」・・・だとか

妙に納得できてしまう

どうやら努力の正体は
「未来の不安を少しでも低減する!!」ため


未来の不安払拭のため
もう一度・・・本気でしなります!!
(と決めましたっ)

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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