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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「 “検査” よりも “予防” 」

田村哲也

田村哲也

仕事の依頼が下手くそなのに

アシスタントやアルバイトさんといった
「受け手側」を非難する場面に
 ちょいちょい出くわす

勿論
「受け手側」に過失がないわけではない

しかしながら
確実にそれを遂行して
より良き成果を得るというゴールを目指すなら

その責任の大半が
「依頼者側」によるものが多い

サイボウズ風に言うところの
「説明責任」と「質問責任」の欠落だ

何のため・・

「なる早でこのデータを
  Excelに打ち込んで欲しい」

いつ・どこで・何のために使う資料で
 数字を強調したいのか?
 流れを浮き上がらせたいのか?
 ザックリでいいから16時までに欲しいのか?
 (といった指示は見当たらない)

いわゆる
 完成形のイメージや主旨や目的等が
 共有されないまま
(ある意味なぜか)いい人ぶってふんわりと
「依頼者側」から「受け手側」へボールは渡る

そしてそこで見落とされがちなのが
「品質管理を受け手側に委ねてはいけない」
 という原理原則だ

依頼者側の怠慢

どのフォーマットを使い
どの粒度や範囲で仕上げて欲しい
・・・といった指示や指定のもと
ある一定の
仕事の管理水準が明確になる

そしてそういった
「品質管理そのもの」を
 受け手側に委ねてしまうのはご法度!!

いつだってその責任や品質管理の水準は
依頼者側にあることを決して忘れてはならない

その意識のないまま
上がってきたモノ(品質)に
ケチをつけるのは愚の骨頂

上流(川上)で決まる

トヨタが言う

『品質は上流工程である設計で造り込む。
  検査では品質は向上しない』

言われてみれば当たり前

最後の検査をどんなに強化したって
「品質」そのものの向上はない
(すでに確定している訳で・・・)

川上である「依頼者側」
 ちゃんとした指示と確認を促さない限り
川下である「受け手側」での成果に
 期待する事こそ襟を正さねばならない

「関係の質」から始める

もう一つ加えたいのが
仕事に優劣はないということ

あるのは「役割」の違いや
先程の「川上」か「川下」かといった
ステージの違い
(上下とか偉いとかでは決してない!!)

依頼者側である己の怠慢をよそに
「あいつはイマイチ」と言った風に
 安易に「結果の質」というラベリングから
 始まっていることを
 今すぐ正さなければならない(と思う)

その一歩目は信頼や任せてみるといった
「関係の質」から入らなければ
 的確な指示や指定をしたところで
 本当の「質」の向上や「成長」に繋がらないのは
 言うまでもない

謙虚と自責は永遠の課題ですね!!

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

プロジェクトマネジメント協会による
  世界標準規格「PMBOX」

そこに書かれている
 最新の品質マネジメント手法は

『検査よりも予防』

だそーだ

こんなテクノロジー全盛の今
 改めて「検査よりも予防」といった
 言語化を目にすると
 不易流行だよな・・・と感じるし

もう少し
 役割ありそうかもな
 ・・・と胸を撫でおろしつつ
 しなりたいと思います!!

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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