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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「サンクコスト~2021夏」

田村哲也

田村哲也

*「どれだけ宣伝広告費を
   使ったと思ってんだ!?」
*「今日までどれだけの人が
   このプロジェクトに
   携わったと思ってんだ!?」
 
⇒ 何とかして結果を出せ!!

埋没費用(サンクコスト)


費やした多大な労力やエネルギーが惜しくて
 やめるにやめられない現象
 引くにひけない状態

もう少しすれば
「下がった株価は上がる」と念じ(信じ)
 “損切り” に踏み切れない感情

これらを総じて
サンクコスト(Sunk Cost)
 ⇒「回収できない費用(埋没費用)」という

第三者が客観的に見れば
 それを継続する意味がないと瞬時に分かる事でも

そこにつぎ込まれたコスト(資金や時間)が
 大きければ大きいほど
 人間の心理は止められない方へ増幅してしまう

矛盾が嫌い

当事者が
 その罠から抜けられない根幹にあるのは

そこまでの流れに
 一貫性を持たせたり
 もっともらしく見せて感じて
 納得したかったり

・矛盾が嫌いで認めたくないという本能
・見たくない「悲しい結末」を先延ばしにする本能
・そんな自分に甘くて優しくて愚かだという本能

どうやらそこら辺りを
 持ち合わせていることを
 認めなくてはならないようですね(うん)

コンコルドの悲劇

サンクコストの超有名な話の一つ
【コンコルドの誤謬(ごびゅう)】

1970年代に
 イギリスとフランスが共同開発した
 コンコルド(超音速旅客機)

実は両国ともかなり早い段階で
 コンコルドは採算が合わないとわかっていた

にもかかわらず
 投下された巨額な資金や
 開発断念に伴う「敗北」を
 認めたくないといった国のメンツ

この商業的な大失敗の最後は
 悲劇的な大事故で幕を閉じるという顛末


サンクコストのアイコン的存在の
「コンコルドの錯誤」と同様に

まさかとは思うが・・・
 東京五輪を「開催するか否か」に
 究極のサンクコストの匂いを感じてしまうのは
 考え過ぎではないと思うのです

聖火ランナー

みなさんは
 オリンピック開催をどう捉えていますか?

*スポーツの祭典意義(理念)に
  照らし合わせて!!
*アスリートファーストとは!!

いやいや
*メダルラッシュになっちゃっていいの・・・
*金メダルの価値や重みは・・・
*あそこもここも参加してないよね・・・

考えてごらんよ
*費やした労力・・・
*費やした莫大なコスト・・・
*外交的な面子・・・

いまだに答えを見出せない
 「経済」と「人命」のトレードオフ
(当たり前ですよね・・両方大切だし)

そんな中
 今日も聖火ランナーは
 地方を駆け巡っている
 (何かおかしい・・・妙な光景だ)

猛暑!?

対岸から批評するのは簡単だ

「やっぱりな!」
「そんなことわかってたよ!」
 って後出しジャンケン的な
 発想や意見もしたくない

かといって
 〇✕表を作って
 メリットデメリットを並べても・・・

ましてや
 多数決で決めるものでもないし

ありとあらゆる判断材料がある中で
 求められるのは
「判断」ではなく『決断』
(それも早く・・ですよね)

根拠よりも「勇気と覚悟」

埋没費用や国のメンツではなく
考えねばならないのは
 リスクの最小化と
 現時点で考えられる「未来のベスト」

いまを生きる我々は
 ホントにいろんなことを問われて
 考えさせられて・・・
「令和」って転機なんでしょうね

そしてモラルある態度で
 長(おさ)のジャッジに
 ちゃんと従いましょうね


思えば色々とありました・・・
*国立競技場の設計変更
*エンブレム盗作疑惑
*女性蔑視やオリンピッグ!?

そして忘れてませんか
【猛暑】というとてつもないリスクが
 待ち構えていることを


桜も散り始めて“初夏の匂い”
 そしていよいよ来ますよ・・・「2021夏」

しなりましょう!!

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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