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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「アイデアがパクられる!?」

田村哲也

田村哲也

・知ってる情報を
  チーム内で共有しなかったり
・変なプライドで
  自分の手柄に見せたがったり
・後になって
  「それ知ってました」って言ったり
・「これ まだ話せないんですけど」と
  のたまわったり・・・

なんだかちょっぴり
「ケツの穴の小さい人」に出くわすこと
 ・・・ってありませんか

「それ系」の人をギャフンと言わせる文章を
 引用しつつ今日のコラムを展開・・

「伝説の東大講義」

昨年の春先にリリースされた新書
『2020年6月30日に またここで会おう』

【大学生からの質問】
・友人と2人で起業しようとしている中
 そのアイデアを他社(者)にプレゼンすると
 パクられる可能性がある・・・
 どうすればパクられないか?

【著者:瀧本哲史からの回答】
・600人ぐらいの授業(起業論)で出す
 最初の課題は
 「一週間でビジネスのアイデアを3つ提出!!」
→すると毎年必ず
 「僕のこのすごいアイデアは
   高校時代からずっと温めていたもの」
 「僕のこのスゴすぎるアイデアは
   真似されてしまうので絶対に授業では
   使わないでください」って上がってくる
→でも残念ながらとっくの昔に他の人も考えてて・・・
 「それ去年も一昨年も今年も4つあるよ」みたいな
→アイデアは保護されないし守られることもない
 『アイデアなんてものに価値はなくて
  それをやるメンバーの実行力とかの方が
  はるかに重要なんですよ・・・』

あなただから!!

著者は続ける
・アイデアがどうかより
 「あなただからその事業をやる意味がある」
  ということが極めて重要

・この事業を通じて「世界をこう変えたいんだ」
  というプレゼンテーションができれば
  応援したいと思う人はどんどん出てくる

・パクられてしまうって心配してしまうのは
  多分その事業をやる理由が「圧倒的に弱い」

・「パクってもこの人には絶対に勝てないな」
  と思わせられれば喋ったっていいじゃん

・「俺はこれに人生をかけてるんだ
   おまえがチョロッとやっても俺は叩き潰す」
   みたいな気迫はありますか

・すぐにパクられて「一夜にして抜かれる」
  みたいなコモディティのアイデアなら
  やっぱりやめたほうが賢明だね

・パクるどころか誰も関心を示さず
  むしろ「あそこのマーケットは絶対ダメだ!」と
  みんなが避けるようなビジネスのほうが
  可能性があるよ・・・etc


これってもはや
「アイデア云々」の話ではなく
 感覚・発想・思考・意識・・・
 自己肯定や潔さや・・・

根っこに何を抱き
 それは何処に向いているのか
 ・・・といった
今を生きる全てのビジネスパーソンへの
 メッセージだって気付かされますよね

本当に必要なモノ

アイデアよりも
 それをちゃんと実装する能力
 実現するスピード
 トライするハート
 強い想いと覚悟

*人は「アイデア」に集うのではなく
 【誰】に集まるモノ

*オープンにすることで
 個人知は集合知へと昇華

*テクニックよりもマインド!!

人はどうでもいいことにこだわって
 ・・・そして自身では気が付かなくて

欲しいはずのチャンスやリソースを
 みすみす見逃してしまう
 生き物なのかもしれませんよね

質問者の学生さんと変わらぬ小ささは
 誰だって持ち合わせているはず

故に本当に必要なモノを意識して
 出来ないまでも「声」にしたり
 出来ないまでも「見て」もらったり

「ケツの穴が小さくならぬよう」
 日々を過ごしたいよなって
 ・・・思い知らされた次第です

合掌

「2012年6月30日」
 ・参加資格:29歳以下
 ・受講者:約300人
 著者:瀧本哲史氏が東大のホールで行った
 伝説の講義をテキスト化したものが本書
 (紹介したバトルやメッセージがモリモリ)

そしてこの講義の結びは
「2020年6月30日にまたここで会いましょう!!」
 で締めくくられている

しかしながら著者はそれが叶うことなく
 2019年8月・・・47歳の若さで永眠

著書も多数で
 有り余る才能の持ち主
 (天才的な投資家・教育家・著作家)
 ・・・さぞや無念だったことだろう


いまを生きる・・・
いまを生かされてることに
 感謝するのなら

せめて今一度
 生きる役割と責任を見つめ直し
 つまらないプライドや因業さを捨てて

受講者側の真っすぐさと素直さも
 忘れちゃ駄目ですよね(って自戒を込めて)

もう少し「しなります!!」

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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