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「正義中毒!?」

田村哲也

田村哲也

2度目の緊急事態宣言が
 先週の1月7日に発令された

本格的(実質的)なスタートは
 平日となる
 明日(1月12日)からではないだろうか

そしてまた昨年の春先同様
「なんで20時以降店を開けてるんだっ!!」
 ・・・的な貼り紙をするような
「自粛警察」なる者が出没する事だろう

脳科学者

「自分の方が正しい」
「その考えや行動は許せない」

故にわたしが成敗してやる
・・・といった『正義中毒』

その定義や構造は
 脳科学者の中野信子女史によると

*自分や自分の身近な人が
 直接不利益を受けた訳でもないのに
 知りもしない相手に対して
 攻撃的な言葉を浴びせ
 完膚なきまで叩きのめさずには
 いられなくなってしまう
 ・・・といった
 「許せない(感情)」が暴走してしまう状態

*そしてそれは誰にでもある脳の仕組みで
 誰しもが簡単に陥ってしまう性質

*ヒトの脳は
 裏切者や社会のルールから外れた人
 といった分かり易い攻撃対象を見つけ
 罰することに快感を覚えるように出来ている

*他人に「正義の制裁」を加えると
 脳の快楽中枢が刺激され
 快楽物質のドーパミンが放出される

*この快楽にはまってしまうと
 簡単には抜け出せなくなってしまい
 罰する対象を探し求め
 決して人を許せないようになってしまう
 (まるで薬物依存のようだ・・・怖っ)

中毒状態

要するに
こういった「正義!?」に溺れてしまった状態を
『正義中毒』という訳だが

心のどこかで
 自分にはそんな悪魔のような資質は
 潜んでいないと思っていたり(してませんか)


「いくら攻撃しても
  自分の立場が脅かされる心配がない状況」
 が重なると

実はわたしもあなたも
「正義」を振りかざしてたりしてますよ・・・

例えば
*芸能人のスキャンダルや
*悪ふざけした動画やSNSに対して

そしていま
「政府や行政のジャッジ」に対してもだ

悲しいかな私たちは既に
「総正義中毒状態」!?

マインド・・・

家族や身近な人間関係の中に
 医療従事者はいない

自身の生計も
 飲食店関係で成り立っている訳でもない

本当の意味で
 自分ごととして捉えてもいないのに
 どこかで「正義」を振りかざしてたり

しかもその根拠が
 誰かが言ってた能書きだったり
 情報番組からの受け売りだったり

「我慢の一カ月」
 で収まるかどうかは別として

せめて
「宣言」の内容と背景と本質を咀嚼して
 正義感を振りかざす前に
 自制心と身の丈と
 ちょっぴり思いやりを持って・・・

時短営業で頑張ってる飲食店さん等に
 恥ずかしくない「ヒト」でありたいと
 めちゃめちゃ自戒を込めて文字にしました


テクノロジー全盛の今
もうすぐ「空飛ぶ車」が実現しそうだという時代に

ひとりひとりに問われているのが
 ITスキルとかではなく
 「マインド」と言う(ある種)泥臭い部分
 だという点も
 何だか皮肉で笑ってしまいますよね


何はともあれ 今しばらく
「株式会社 NIPPON」の社員として
 みっともないことだけは やめましょう!!

::148::

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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