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「ウサギと亀」の3つの学び

田村哲也

田村哲也

「ウサギと亀」の寓話から

*ウサギのように油断したり
 サボったりしては駄目ですよ!!
*諦めないでコツコツやるって
 大切なことですよ!!

ストーリーの細部はともかく
 そのようなことが記憶にもあるし
 メインの「学び①」はここでしたよね

ゴール設定

こんな解説を耳にしたことはありませんか?
【それぞれ見ているところが違った】

*ウサギは「亀」を見ていて
 そのノロノロさに安心してしまい
 途中で昼寝してしまった
*亀は「ゴール」を見ていたから
 サボっているウサギには目もくれず
 勝つことが出来た

それっぽくまとめると
・ゴール(本質・目的)の重要性認識
・正しいゴール設定と計画・実行
といった辺りだろうか!?
(ココが「学び②」)

亀は短絡的!?

さて
 圧倒的に足の遅い亀に
 最初から勝つ見込みはあったのか?

100回勝負して1回あるかないかの
 ギャンブル的な話を
 ありがたく受け取っているが
 ・・・本当ににこれでいいの?

↓ ↓ ココからが「学び③」 ↓ ↓

・感情にとらわれて
 勝負に挑んだ時点で亀の負け
・一時的な感情で方向性を決めてしまい
 長く不毛な戦いをすることはよくある
・「ウサギと亀」の戦いのように
 短期的個人戦ならまだいいが
 悲惨なのは企業間の長期的な戦い
・よって企業の意思決定は
 「戦略的」に物事を考えなくてはならない

【戦略的な二軸】
・横軸に「時間軸の長さ」
・縦軸に「論点の多さ」

右上の領域こそ「戦略的」
左下は「短絡的」

短絡的とは短い時間軸でしか考慮せず
 一つの論点だけで結論を出してしまうこと

「ウサギと亀」の寓話は
 間違いなく短絡的ゾーン
 後先を考えず自分の感情のまま
 勝負を受けてしまったからだ

*自分の強みや特徴は何なのか?
*自分の得意なジャンルやフィールドはどこなのか?

それは
「水中戦」なのか
「長生き合戦」なのか
「戦いを見送る」のか
「団体戦」に持ち込むのか・・・

この「学び③」を
『フィールドを選ばず
 ウサギに勝負を挑んだ愚かな姿』

として覚えておくべきだと
株式会社学びデザインの荒木博行氏は
著書の中で言い切っている

後出しジャンケンと思わずに・・

「学び①」
・諦めないでコツコツやることの大切さ
 (サボっちゃだめだよ)

「学び②」
・何のため/どこを目指す・・といった
 本質や目的を見失わないこと
 (正しい設定・計画・実行)

「学び③」
・強みや特徴やフィールド設定等々
 戦略的に物事をジャッジする必要性
 (冷静かつ多面的思考の重要性)

何だか後出しジャンケンのようだが
 童話や寓話って
 たしかに面白いし
 ある意味深い・・かな


「愚直に努力する」ことは
 大切だし勿論否定はしない

しかしながら
 スピード感と多様性に満ち溢れた昨今

仕事でもプライベートでも
人間関係でも生き方においても・・・

*感情だけになっていないか
*無謀なチャレンジャーになっていないか
*愚かな「亀」として写っていないか・・・


前々回の【オオカミ少年の本質】に続いて
「ウサギと亀(寓話)」からの
 3つの学びも意識したいと思います(意識しましょう)!!
 
#142

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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