「社員を壊す」経営者
マニュアルだ
チェックシートだ
タスク処理だ・・・と
人は間違える生き物だし
再現性や効率化を考えると
そういった管理手法は重要だ
しかしながら
それだけでは駄目だ!!
イレギュラーや咄嗟の判断を強いられる時
その人の本当のスペックが顔をのぞかせたりする
そこに必要なのは
【機転が利く】という能力だ・・と私は思う
機転が利く人の5つの特徴
なんといっても
①コミュニケーションが上手い
(相手を思いやる思考や言動)
そして
②俯瞰して全体を見渡せる観察力
(周りを気にして気配り上手)
さらに
③不測の事態を事前想定
(様々なリスクや可能性を準備)
④広い視野と柔軟性
(他の人の声も素直に聞き入れる)
最後は何と言っても
⑤肝が据わっている
(冷静さの一段上の感じ)
この【機転が利く】に
もってこいのエピソードを紹介したい
特に「肝の据わり具合」に感心します
「賢者の知恵」という文章
インドのある村に農夫がいました。彼は、村の金貸しに多額の借金をしてしまいました◇金貸しは年老いて醜い男でしたが、農夫の美しい娘を自分のものにしたいと思いました◇そこで金貸しは農夫にある取引を提案しました。『自分と娘を結婚させたら借金をなかったことにしてもいい』と。農夫と娘はぞっとしました◇さらに金貸しは袋をさしだしその中から小石を取った時、もし娘が取り出したのが「黒い小石」なら娘は金貸しの妻になり、父親の農夫の借金はなかったことになる◇あるいは、もし娘が取り出したのが「白い小石」であったら、娘は金貸しの妻にならなくてもよく、父親の農夫の借金もなかったことになる◇でも娘が小石を引くことを拒むなら、父親は牢に入ってもらう、と脅しました◇金貸しは2つの小石を拾いました◇その時、娘は、金貸しが「黒い小石を2つ」拾い上げて袋に入れたのに気付きました◇金貸しは娘に袋から小石を一つ取り出すように言いました◇娘は袋の中に手を入れ小石を取り出しました◇そして取った小石の色を見ないまま、地面に落としてしまったのです◇落とした石は他の石に紛れてどれか分からなくなってしまいました◇娘は言いました「でも大丈夫。袋に何色の石が残っているかをみれば、私の引いた石の色が分かりますから」◇金貸しは自分が最初にいんちきをしたとは言えませんでした◇娘は絶体絶命を自分に有利な状況に変えたのでした(「賢者の知恵」より引用)
機転を利かせる
ねっ・・天晴れだったでしょ
*商談だったり
*プロジェクトの進行だったり
*採用だったり
*社員教育だったり・・・
仕事がら
【機転が利く】は重要なリソースだよなって
常々思うのですが
それって
中々見抜けないし
早々身に付くものではないと苦心してます
素養というかセンスというか
「運動神経」や「音痴」な人と同じように
持って生まれたものなのかもしれませんよね
(・・と言い訳にしてしまったり)
スキルやテクニックや結果ありき
・・・というか
テクノロジーの進化と共に
【機転が利く】や【気が利く人】といった
評価や数値化できないモノには
「見逃し気味&どうでもいい」感が
漂っているって感じたりもしてて・・・
世の中や未来はどうあれ
「機転を利かす」を意識して
クライアント先とも接したいし
自身の言動にも注意して過ごしたいなって・・
何だか強く思ってます
#137