「社員を壊す」経営者
中小企業が
全産業に占める企業数割合は「99.7%」
この圧倒的な数字に
改めて驚きを感じませんか!?
中小企業と小規模企業
中小企業法による「中小企業」の定義は
*製造業→資本金3億円以下または従業員300名以下
*卸売業→資本金1億円以下または従業員100名以下
*小売業→資本金5千万円以下または従業員50名以下
*サービス業→資本金5千万円以下または従業員100人以下
さらに
「小規模企業」の定義は
*製造業・その他→従業員20名以下
*商業・サービス業→従業員5名以下
便宜上
《中企業=中小企業ー小規模企業》
と位置付けて掘下げてみよう
各種シェア割
◆企業数による割合が
・小規模企業:87.0%(366.3万社)
・中企業:12.7%(53.5万社)
・大企業:0.3%(1.2万社)
◆従業員数による割合が
・小規模企業:23.1%(929万人)
・中企業:46.2%(1,855万人)
・大企業:31.2%(1,229万人)
◆製造業の付加価値額(利益とほぼ同義)
・小規模企業:9.3%(10兆円)
・中企業:44.4%(47兆円)
・大企業:46.7%(50兆円)
あなたは今
どこに属していますか?
*世の中にある会社の9割弱(87%)
が小規模企業・・だということ
*働く社会人の1/4(23.1%)
は小規模企業勤務・・ということ
*0.3%の大企業が雇用の30%強(31.2%)
を創出しているということ
数字は正直(嘘をつかない)
よって
こういったバランスというか
数値を理解していると
コロナ禍における
中小企業向けの様々な対策が
肌感として中々届いてこない感覚も
うなずけるし・・・
お上が繰り出す施策が
どのゾーンの誰に向けて発しているのか
透けて見えて来たり・・・する(と私は思う)
年収差(国税庁H27年度)
◆小規模~中小企業に相当
(資本金2千万円未満)
*給与:3,307千円+賞与:288千円
◆中小企業~大企業に相当
(資本金5千万円以上1億円未満)
*給与:3,400千円+賞与:615千円
◆大企業に相当
(資本金10億円以上)
*給与:4,457千円+賞与:1,320千円
「企業の規模と収入の差」
これについてはどのように感じましたか?
平均年収や生涯賃金は・・・
仕事がら「採用や転職」・「評価や賃金」
と絡めて大事なものとして議論することがある
一方
20代のビジネスパーソン達とのやり取りでは
企業の「大きさ」や「年収」は
判断基準としてそれほど重要視していない
・・・ことにも直面する
その企業に長く居続けることではなく・・
自身がどんなスキルや経験を身につけ
どう言ったキャリアアップをしていくか
・・・といったドライな青写真だ
年功序列や終身雇用という
化石のような企業のあり方にしがみつき
テクノロジーに溺れそうになっている
おじさん達の背中は
彼らの道標になっていない事だけは確かだ
全く違う景色
フリーになって
本当に良かったと感じる一つに
平成生まれの若者スタッフとの「1on1」の機会だ
持ち合わせていた
道理や常識のズレに衝撃すら覚える
(日々勉強です)
そしてその世代が
間違いなく未来を築き
消費やルールの中枢を担う・・わけだ
ベタな話ですが・・・
ソフトバンクがiPhoneを発売したのが2008年
ここ数年であっという間に世の中を席巻
生活も購買もコミュニケーションもビジネスも
ぜーんぶ「手の平の中」・・わずか10年の話だ
同様に
これからの10年後をにらんだ際
どれだけ世の中は変わりゆくのか?
発想や思考や流れに追従できるのか?
規模や年収ではない
「未来」をどう描き どう理解し どう導けるかが
*経営するあなたにも・・・
*マネジメントするあなたにも・・・
*未成年の子供を持つあなたにも・・・
重要命題ですよね
全く違った構図や景色
大きな組織が「安心・安定」だとか
現状が示す「収入」がどうだとか・・・
そういったことが
指標だった時代もあったねって
99.7%の中小企業割合は
きっと「99.999%」となって
「○○社に勤めてます」って
会社名で答える0.001%の人は
100年生きなくちゃならない時代には
どんな存在になって行くのでしょうか?
小規模事業所に寄り添って
出来得る限りのサポートをし続けたいと
改めて思ってる今日この頃・・・かな
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