「社員を壊す」経営者
人はルールや罰則がないと
自己都合の解釈をしてしまう生き物
頭や常識ではわかっていても
自分に緩かったり甘かったり
エゴが顔をもたげたりする
故に物事を導いたり
統率する時には「圧力」が必要となる
数年前から「働き方改革」と
お上が騒ぐ中 注目されていたポイントは
「残業=悪」・・・といった程度だった
しかし今回のコロナ禍で
様々な自粛やステイホーム等の
半ば強制的な「圧力」により
笛吹けど踊らなかったそれは
いともた易く実行されてしまった
結果オーライなことって
指示する側と指示される側での本質が
全く違ってることって多いですよね
紙の通帳 1,000円
先日 みずほ銀行が
紙の預金通帳を発行するのに
1,000円の手数料を取ると発表した
利用者をデジタルに誘導する狙いだ
それにより利用者は
過去データをスマホやPCで確認(管理)出来る
等々のメリットがある・・・という建付けだ
しかし銀行側の本音は経費削減だ
人件費はもとより 驚くべきは印紙税
(紙の通帳:1口座あたり年200円の印紙税
~メガバンクでは年間 数十億円を負担)
まるで・・・行きつけのラーメン屋さんで
タダで飲めた「コップの水」が
経費がかさむので(急に)30円いただきます
・・・しかもセルフで みたいな
いずれにしろ
「1,000円」という金額に根拠があるのではなく
選択肢の権利も残しつつ・・
「それならこっちにしようかな!?」といった絶妙な圧力
小銭ジャラジャラ
我が家では 手持や財布のなかで幅を利かせる
ばら銭(硬貨)を貯金箱に投じる
ざっくり1年間放置したのちに
銀行に手持ちして換金(通帳入金)
今年も行ってきました
◆昨年は 90,436円
◆今年は 84,879円・・となるはずだったが
私は知りませんでした
「預金業務関連受入手数料」というルールが
2020年4月1日より施行されていることを
みずほ銀行の場合(硬貨持ち込み枚数)
*1~100枚(無料)
*101~500枚(550円)
*501~1,000枚(1,320円)
*1,001~(1,980円)→以降500枚ごとに660円加算
私が持ち込んだ硬貨枚数:2,435 枚
(窓口でカウントして貰って判明)
それに伴う手数料は3,300円・・マジかっ
《1,980円+660円+660円=3,300円》
【持込現金ー手数料(3,300円)=81,579円】
いやいや手数料という括りでは
中々の「がっかりインパクト」ですよね
紙の通帳同様 小銭や印鑑や書類の
簡素化やデジタル化は急務でもあるし
その莫大な経費も分からなくないが・・・
1円硬貨を101枚(101円)持ち込めば
550円の手数料がかかるという本末転倒なロジック・・・
たしかに
自販機でコインを入れて購入することを
いつしか面倒くさいと感じてはいるものの
(回収にも人手がかかるわけで)
「小銭(硬貨)」の存在は経費の掛かる邪魔者
・・うーん 何だかちょっぴり淋しい
キャッシュレス決済!?
生産性や効率化
便利さの追求と経費の圧縮は
絶対に必要なことだし
その歩みを止めてはならない
その最たるものとして
確実にキャッシュレス決済は
生活の中に侵食しだしている
*食事のあと
友達との精算はスマホをかざしてピピっ
・・・円単位できっちり「割り勘」
*神社の「お賽銭」もデジタル化完了
*きっと「お駄賃」や「お年玉」も近未来には・・・
デジタルとアナログで〇✕表を作れば
デジタルが勝つのは言うまでもない
一方
情報の漏えいや吸上げ
ありとあらゆるデータが紐づき
車のハンドルで言うところの
「遊び」がなくなっていく
・・そう 全てが白か黒
いままであったホンワカとしたものが
「殺伐」にすり替わっていることに気付いていない
何気ない誘導の裏にある本質
その圧力は誰のため!? ~ 何のため!?
「小銭」が縁遠くなっている現状・・・
それは様々な利便を享受しつつ
変化や意図を意識して立ち止まる
シグナルなんだと・・私は思うのです
コロナ~酷暑~テクノロジー
「気」が抜けない毎日・・・だけど
「力」は抜いて・・・行きましょう!!
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