「社員を壊す」経営者
経営理念等の作成をお手伝いする際
その上位概念の一段下のフェーズに
指針やValue(価値観)を複数並べたりする
その中の一つに
『【謙虚】でいよう!』を
許される範囲で入れさせて貰っている
勘違い
ビジョンやミッションの肉付けも整った後
社員さんへの説明と理解を促す
・・・という流れになるのだが
必ず数名の勘違いが生じる
『謙虚でいよう!』の解釈が
「遠慮」する や「卑下」する・・・的な
理解と言動になって進んでしまう
【謙虚】であることと
自分を【卑下】することは
全く意味が違う
【卑下】するとは自分を否定すること
【謙虚】とは他に感謝すること
ややもすると
「意味ない・必要ない・古臭い」的な声まであがる
淋しい限りだ・・・
とある農家さんのコメント・・
【謙虚】における大好きなエピソードを一つ
とあるメディアのカメラマンさんが
新潟でお米を作り続けている農家を取材
写真を撮り終えて最後に何気なく・・
「今年のお米の出来はどうですか?」
と聞くと・・・
この農家の人は
「いやわかりません・・・」と言った後
何と言葉を続けたでしょうか?
『いやわかりません・・
僕はまだ米を50回しか
作ったことがないですから』
めちゃめちゃカッコよくないですか
初めて作った年のように
毎年毎年丹精込めて作っている姿勢
等身大で正直な・・・これぞ【謙虚】さ
共有と共鳴
数年取り組んだ程度で
全てを分かったような顔をしたり
自分を大きく見せたり・・・
自分にもそういった瞬間や態度って
(結構)あるよなって
「まだまだ未熟です」と
本心から言えるような男で居たいし
それがなければ成長もしないだろうし
・だいぶポンコツになって来たけど
・何でもチャチャッと
割り切れちゃう「時代」だけど
・渡哲也が死んじゃったけど(関係ないかぁw)
そんな昭和で無骨な「本当の【謙虚】」さを
一人でも多くの方と共有・共鳴し
酷暑と有事を
乗り切れたらなって(真剣に)思ってます
「意味ない・必要ない・古くさ~い」
そんなことより「ワクチン」ですよって
一蹴されるのがオチかな
色々と考えさせられる
「2020年:夏」ですね・・・
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