「社員を壊す」経営者
ビジネスマナーだったり
基本とされるモラルだったり・・・
そういったモノを理解させたり
定着させるために 多くの企業は
時間を割いたり
お金を掛けたり
そして
仕組みやルールを作ったり・・・
その手の流れになった際
社長さん達に私は必ずこう言う
「ぜーんぶ小学校で習ったこと」
「ぜーんぶ小学生(低学年)で習ったはず」
なんですよねってw
小学校でのルーティン
*ちゃんと起きる
→《夜更かし・深酒No・時間管理》
*朝ごはんを食べる
→《早寝・早起き・朝御飯は生活の基本》
*ハンカチ等身支度の上「行ってきます」を言う
→《身だしなみ・エチケット・声掛け》
*遅刻しない
→《説明要らず》
*集団の登下校時はルールを守る(上級生の言うことも聞く)
→《往復全て業務の一環》
*登校時は友達に「おはよう」を(大きな声で)言う
→《コミュニケーションの一丁目一番地》
*靴は下駄箱に揃えて入れる
→《入り口や玄関は会社の顔》
*上履きのかかとは踏まない(時々洗う)
→《足元に生活やだらしなさが出る》
*起立して先生に挨拶する
→《けじめ・オンオフ》
*授業中は席に着いてお喋りしない
→《集中・常識・何の時間なの?》
*足を組んだり膝を立てたりしない
→《お里が知れる・みっともない》
*デスクでの姿勢は大事(集中することも忘れない)
→《姿勢のいい不良は居ない》
*分からないことはそのままにしない
→《知らぬは一生の損》
*消しゴムや鉛筆は拾ってあげる
→《親しき中にも礼儀》
*手を挙げて発言する
→《積極性と順番待ち・空気読む》
*理科の実験は班で力を併せて結果を出す
→《役割とチームワーク》
*クラス単位の集合時は整列と間隔等を守る
→《規律の重要性》
*宿題はちゃんとやっていく
→《課題や約束ごとの期限は守る》
*プリント等配布物は親に渡す(見せる)
→《お願い遵守・伝達》
*始業ベルが鳴ったら教科書や筆記具を用意して着席
→《ルールや決まり事は守るためのモノ》
*勉強(授業)中は机でモノを食べない
→《当たり前・分別》
*給食は(出来れば)残さず食べる
→《食事の重要性・我慢とバランス・感謝》
*給食当番はエプロン等身支度をちゃんとする
→《衛生・決まり・目的把握》
*エプロンは週末持ち帰り(洗って)バトンタッチ
→《備品は大切・礼儀》
*掃除当番は持ち場(担当)をきっちりこなす
→《役割と責任》
*掃除当番のローテーションは守る
→《持ち回りの重要性》
*喧嘩しない・いじめない・見て見ぬふりをしない
→《諸悪の根源・勇気・仲間》
*机の上は(基本)下校時何も置かずきれいにする
→《備品に感謝・基本ルール》
*椅子はちゃんと入れて帰る(離席時も同様)
→《あるべき形》
*一つの授業が終わったら黒板は都度消す
→《準備と次へのマナー》
*ゴミはゴミ箱に
→《決められたことを守る》
*廊下は走らない
→《一人で生きてるわけじゃない》
*すれ違ったら会釈をする
→《ゆとりと恥じらい》
*下校時は「さようなら」を大きな声で言う
→《コミュニケーションの基本》
*人の目を見て話す
→《真剣・姿勢・真心》
*学校であったこと等(出来れば)家族に話す(方が良い)
→《報連相・振り返り》
定性のさらなら下地
如何でしたか?
日頃
スタッフや部下に言っていることって
殆ど小学生で習ったはず・・・でしょ
こういったベースの上に
「計画性」や「チームワーク」や「顧客目線」や
様々な「定性」項目をピックアップし
『評価項目』としてスタッフの成長と方向性を促す
この流れに間違いはないし大切なことだと本当に思う
しかしながら
その前提であるべき
《小学生ベース》の理解と肚落ちが
希薄である点は(意外と)フォーカスされていない
故に
会話や主旨が伝わらなかったり
ズレたりする
時代も育ちも違うといえばそれまでだけど
「○○ハラスメント」や
リモートワーク導入(主流)に伴う
「成果主義」が
重要なチェックポイントになっていく流れに
少々不安になったりもする
「サボる・サボらない」
「成果が上がる・上がらない」
のずーっと手前に
ロジカルやデジタルではない
めちゃめちゃアナログでシンプルな
評価以前の「それ」がある事を・・・
昭和な「親父の小言」ですね!?
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