「社員を壊す」経営者
現時点(5/16)で
正式発表には至っていないが
どうやら「全国高校野球選手権大会」
・・・いわゆるは【夏の甲子園】は
残念ながら中止になるようだ
インターハイやオリンピックや
様々なイベントの自粛からもわかるように
「中止」する以外の選択肢はない!
・・と思わざるを得ない
今後別のスタイルや
地方大会だけは時期をずらしてとか
何らかの試行錯誤はあるにせよ
とにかく従来の熱狂は
(今年に限っては)体感できないわけで・・
悲しくて寂しくて・・・
当事者たちに何て声をかけていいのやら・・・
それが彼らの人生において
「負」に作用しないことを祈りたい
野球が終わる!?変わる!?
高校生のスポーツ(部活)の中で
高校野球だけは「特別」扱いを受けてきた
好き嫌いは別として
夏の風物詩であることは事実
100回を超えるその歴史の中で
3回目の中止だとか
・「米騒動」
・「第二次世界大戦」
そして「コロナ禍」
ここからも
歴史上とんでもない瞬間を生きていることを
感じさせられ驚かざるを得ない
野球で進学やプロを目指している球児にとって
実力を見せつけ評価を受ける場面は皆無
昨年の佐々木朗希(ロッテドラ1)君のように
地方予選でその名を全国に響かせたり
甲子園で一躍ヒーローに名乗り出る者も
居ないということは決定した訳だ
まるで・・・
働き方や学び方が急速に変わるのと同様に
「高校野球」という炎天下のそれも
「野球」というエンタメの
価値観・存在・ポジション・役割みたいなものが
今この有事のタイミングに
突き付けられているのかなって
・・・思ったりもしている
決着できるのかなっ?
高校生の伸びしろってもの凄くて・・
ひと冬超えて春を迎えて・・
身体がひと廻り大きくなり
パワーもついて
球速も上がり
守備範囲が格段に広がってたり
自身が気付かない
努力の部分や成長を確かめる公式戦を
一度も行うことなく後輩にバトンを渡す
・・・引退だ
何だかモヤっとしている
(約4000校✕10名と仮定しよう)
4万人超の野球部所属の三年生の99%は
甲子園とは無縁でそこにある戦いは
*ベンチ入りできるか否か
*レギュラーになれるか否か
*試合で活躍できるか否か
*そして一試合でも多く勝てるかどうか
・・・もちろん行きたいさっ・・・甲子園!!
しかしながら「2年と4カ月」の
理不尽な部活動のエンディングは
あっけなく訪れる・・・
「敗戦と涙」のセットで終了
それはほとんどの者にとって
「硬式野球」に決着をつける場面と儀式
その瞬間や流れがないままで
なんとなく「三年間野球やってました」
というチケットだけ渡されて・・・
「大変な歳廻りだったな」と慰められて
もっとこうすればよかった
ああすればよかったと
全力で駆け抜けたとしても
後悔や不完全燃焼感は残るというのに
気持ちも物理的にも
やり遂げた感も得られず
本当の苦楽や悔しさや
チーム内の小さな戦いや
「いま絶対に体感しなければならない“それら”」
がないまま・・・
世に放たれてしまうことに
もちろん今は気付きもしないと思うのだけれど
生きるって結構長くて色々あって
少なくともわたしは
★(注)過去コラム【平成最後の夏】
支えになってたり引きずったりしながら
今日があったりもしたので
損得のないその心に・・・
ここまで書いて付け加えますが・・・
これは野球部以外の全ての部活生と
高校生全般とその親と教育従事者と
近未来に彼らを受け入れる側の社会と・・・
コロナ禍の「禍」
・・・そこに潜むもう一つの禍(わざわい)が
高校生にも中学生にも小学生にも
「命」だ「経済」だ・・・
コロナ収束の表層とは別のところに
損得を未だ知らない彼らの心に
潜んでいる(かもしれない)ことだけは
高校野球好きのおっさんとして
心して居なくちゃな・・・って
球児達が甲子園を駆けまわる夏が
早く訪れますよーに!
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