Mybestpro Members

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「トリレンマ世代!?」

田村哲也

田村哲也

「命」をとるか
「経済」を優先するか
そのジレンマの先にある未来・・・

などといった感じで
「ジレンマ」といったワードは
ちょいちょい目(耳)にする

「トレードオフ」ほどではない
身近さがそこにあったりする

ジレンマとは・・
「相反する二つの事象の板挟みになって
 どちらとも決めかねる状態」

ジレンマ=dilemma
→「di」はギリシャ語の接頭辞で「2つ」

論理学では「両刀論法」・・というらしい

○○レンマ


トリレンマ=trilemma
→「tri」は「3つ」

トリレンマとは・・
「どれも好ましくない三つのうちから
 一つを選ばなければならないという
 三者択一の窮地」

三択論法というらしい
・・っつーか「三重苦」かな!

*「①インフレ ②失業 ③国際収支の赤字」

*「①経済発展 ②資源確保 ③環境保全」

*「①自由な資本移動 ②為替相場の安定 ③独立した金融政策」

*「①国家主権 ②民主主義 ③グローバリゼーション」

難しいことはさておき
いずれにしろ
3つをすべて満たすことは出来ないとか・・・

教育・退職・介護

書きたいことは
そんなエコノミスト的な事ではなく・・・

「①教育 ②退職 ③介護」といった
【トリレンマ世代】の話だ

①子供が二十歳前後
②自身が退職間際
③親が介護適齢期
といった3つの経済負担が同時に訪れる世代を指す

2018年のデータですが
35歳以上の母親による新生児の比率は28.7%

今や4人に一人以上が35歳以上のママ

その旦那さんはちょっぴり年上とするなら
◆お子様が20歳
◆ご主人様が57歳(くらい)
◆親は80代後半・・だったり

いますよね・・沢山
増えますよね・・これから

投資教育研究所の野尻氏によると
勤労者の4割が「老後準備資金0円」になる
・・・と指摘されていたのが2014年

「老後難民」などと言ったワードが
メディアに取り沙汰されもした

100年生きる長寿大国ニッポン

そして今
・・・新たなモノがそこに覆いかぶさって

幕末のような変化!?

少し前まで
「働き方改革」=「残業は悪」
といった・・・論調と空気感

それがわずか二カ月で
「働き方改革」というワードそのものが
大昔のことのように・・・

「働き方」・「学び方」・「売り方」
「コミュニケーション」・「時間の使い方」
「お金の形」・「常識」・「道徳」・・・・

何もかもが変わろうとしている
“ちょんまげ”から“革靴”に変わった幕末のように


*変化しなくちゃね
*変化が大事だよ
・・・と口にしておきながら

出来るだけ変化をせずに
自分のキャリアや思考や既得権を
どこかで必死に守ってきた世代・・・

そう
1960年代生まれの
まさに今「トリレンマ世代(50歳代)」

コロナによる《幕末のような変化》といった
もう一つの苦しい選択が
圧し掛かっていることをどれだけ理解しているのか

景色が変わる

*スマホの出現(Amazon)で潰れた本屋さん

*コロナの蔓延で潰れてしまう飲食店さん

*判で押したように毎朝同じ時間の
 満員電車に乗って・・・
 しかめっ面で(あたかも)部下を管理していると
 勘違いしていたサラリーマン諸氏の終焉
 (これまたトリレンマ世代)

いま「現状維持」や勤怠の「権利」や
成果とは程遠いローカルな「評価」が
まだそこに “ある”
と思っていたら・・・弾き飛ばされます(秒で)

いま意識しなければならないのは
ただ一つ・・・「現状打破!」です

景色が変わった(変わるのは間違いない)のだから
持つべき思考も武器も方向性も一新して

ちょっぴり切なくて情けなかろうが
ちゃんと若者から学ばなければ駄目なのです

・・・そんなことを日々思い
自戒と同世代諸氏(トリレンマ達)への
エールに代えさせて貰えたらと思い
今日のコラムを結びます!


まだ終われないっ・・・
もう少し「しなりましょう」 _109_

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼