「社員を壊す」経営者
『トップ10プランナー』をご存知でしょうか
例えば
「あなたが会社から
期待されていると思う仕事を
10個挙げてください」
といった具合に
10の仕事を書き出す作業
コンビニの場合
コンビニオーナーが
雇っている女性スタッフに
◆「自分の仕事だと認識していることを
10個書き出してください」と投げ掛けたら・・
1.棚卸しを減らす
2.レジの現金に過不足がないようにする
3.在庫の棚を整理整頓する
4.トイレを清潔に保つ
5.ガソリンタンクに水が混入しないように点検する
6.コーヒーを常に淹れたての状態に保つ
7.駐車場をきれいな状態に保つ
8.休憩室を整理整頓する
9.陳列商品を回転させる
10.商品を発注する
オーナーサイドにも
◆「スタッフに責任を持ってもらいたい事を
10個書いて下さい」と言ったところ・・・
1.売上げ
2.利益
3.顧客の評判
4.サービスの質
5.現金管理
6.店舗の全般的外観
7.適正在庫
8.店員教育
9.施設管理(保守・修繕)
10.商品ディスプレイ
ネタ元(一部引用)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
この違い!?
上記を読み比べて
経営者のあなたは何を思いましたか?
「そーなんだよ
スタッフ側はいつだって
本質がわかってないんだよ!」
・・・なのか
「そっかぁ
間違っていたのは
わたし(経営側)なんだな!」
・・・なのか
このコンビニオーナーは
この女性スタッフに対し
「売上や顧客サービスと言った
最終的な結果をしっかり見てくれ」
と指示はしている(いた)
ところが日々の業務の中で・・
ルーティンな作業レベルの事ばかり
口うるさく言っているため
スタッフの意識にこびりついたのは
ある意味「真逆のメッセージ」だけとなる
これって決して
このコンビニだけの話ではないですよね
あなたにも
あなたの会社にも
使う側も使われる側にも・・・!
エンパワーメント
エンパワーメント(empowerment)は
「権限を与える」
「自信を与える」
「力をつけてやる」
といった意味を持つ英単語
この引用本は
「社員が自発的に動く自立型組織作り」
をガッツリ書いてまして・・・
さらにこの本・・・
星野リゾートの星野社長が監訳しており
「私にとって最も大切な教科書だ!」
とまで言っておりますし・・・
私自身も10打数1安打くらいで出くわす
ヒット書籍の一つじゃないかと思えました
(ご興味のある方は是非とも読んでみては)
沢山取り上げたいポイントがある中
「トップ10プランナー」による
労使のニュアンスの違い
(だけを)取り上げたのは・・・
この部分の「勘違い」と
ここに潜む「経営側のおごり」
ここに「ズレ」があるという双方の認識
そしてそれを埋めるべく
目指すべき方向性や目標の共有を
クリアにしない限り
スタッフは意味ある行動は出来ないし
レジ前にお客様が並んでいるのに
トイレ掃除をしているような・・・
笑ってしまう的外れなことになりかねない訳で
素直に・・
組織論や組織作りは
古今東西 永遠のテーマですよね
多くの経営者さんのお悩みは
(殆ど全て)社員さんのことです
あくまでも
私自身の見解ですが・・・
組織編成や管理・構成を
模索することも トライすることも
メチャメチャ大切だけれど
「最適解」探し・・・
がゴールや目的になってしまうと
上手くいかないスパイラルに
陥ってしまう事例を沢山目にしてきました
だって
それが正しい方向性ならとっくの昔に
「業種ごとのマニュアル」や
「完成形マネジメントバイブル」みたいなものが
あるはずだし あるべきだし
そういった流れの中
ここのところ感じている
これじゃないかな! って言えるのは
社長さんも
社員さんも
関わる全員が・・・
「素直さっ!」
を持ち合わせて
物事の起点に立たないと
ある意味なーんにも始まらないんじゃないのかな
・・・って思えてならないのです
(えっ そんなこと?)
(そんなことです!)
テクニックもマインドも
常識も知識も経験値も
そして(乱暴に言うと)ビジネス理論も
いい意味で謙虚にそっと(一度)捨てて・・
「素直さ」全開で今を生きないと・・
世の中のうねりや世代のギャップに
歯が立たないなって(伝わったかなぁ!?)
そこまで来ている「5G」や
凄まじいテクノロジーに凌駕されるっていう今
なに言っちゃってるの
・・・でしょうか(でしょうね)
何を話すか・どう話すか
言う方も・聞く方も
素直になりたいものです
シートベルトして
制限速度守って
運転技術を向上させるよりも
「どーぞどーぞ」と
譲ってあげる気持ちを持つことの方が
事故が減るのと同じように・・・
そんな2020年
今年こそ しなりますっ _2nd_