「社員を壊す」経営者
日経の土曜版(朝刊)に
「なやみのとびら」という
読者からのお悩み解決コーナーがある
12月28日のそれが傑作だったので
まずはそれをザックリ紹介
不良おばさんになりそう
相談者は60代の女性
*60代も後半になって酒の美味しさを覚えた
*夫は飲まないので夜一人で氷の音を聴きながら
若い人の音楽とともに色々考えるのが至福
*このままだと不良のおばさんになりそうで心配
つまんない悩みだなぁ
よくこれを取り上げたなぁ
と思って読み進むと・・・
回答者は脚本家の大石静女史
これが秀逸(↓↓この人↓↓)
*「素敵じゃないですか」という答えを
求めてますね・・それが透けて見えてます
*60代後半でそんな自己認識こそが問題
*悩みじゃなく「私って素敵でしょ」の自己主張
*黙っていれば素敵なのに
この主張をしたことで台無し(自己分析なし)
*私は「若い人の音楽」を
理解するセンスを持っている(グラス片手に)
*といった自分自慢が
周りをしらけさせることくらい認識しなさい
*なぜ自己主張しないといられないか?
何に不満なのか?何が満たされないのか?
といった自己分析こそが必須・・・・
かいつまむとこんなことが
ツラツラ綺麗な回答文章となって紙面を・・・
この女性 28日の朝刊読んだ時
腰抜かしたでしょうねw
でもこれって・・
最初の驚きは
この「悩み」に → この「回答」を
いけしゃーしゃーと掲載してしまう日経に
次の驚きは
痛快に感じた直後に襲ってきた
「俺だって似たようなことしちゃってる」
堂々と投稿して
ガッツリ回答されちゃったけど
誰にだってある日常の断片
*大変さや
*心配さや
*謙虚さや
*失敗談・・・といったものの裏には
きっちり同じ嵩と重みの「自分自慢」が
潜んでいたりしないだろうか
今回のこの流れで怖いのは
大石さんって
「酷いことを言う(書く)人だわ」 的なジャッジ
日常の中での「言う側」と「言われる側」は
結局その表層の部分だけで
関係がこじれたり歪になったりする
この時
「言われる側(思われちゃう側)」は
いま風に言うところの『痛い』っていう
状況や感情や空気やフォルムがそこにある事を
・・・気付かなければならない
しかし気付かない系の人は
自分の感情や常識が限りなく正論のため
①自分自慢が増長
②人の話の腰を(よく)折る
③話を横取りした上に被せてくる
といった
『ウザ(寒)くて痛い三冠王』へ
まっしぐらとなる!
いるでしょ・・職場や身近なコミュニティに
「肩こりの話」をしだしたら
「そーなのよ私も腰が痛くてね」って
いつのまにかその人の
しかも
超つまんない話にすり替わってることw
このタイミングで足元を
ここで最も注意深く
フォーカスしなければならないのは
(回答者の文末にもありましたが)
*なぜそのような
自己主張をしないといられないのか
*なぜ自己主張であることすら
無意識下に放り込まれてしまっているのか
ここだけは対岸の火事ではなく
真摯に向き合わねばならないですよね
リセット可能
年末年始って便利ですよね
今日までのそれは「置いといて」
「来年こそは・・」って
声高らかにリセットしても許されちゃうから
取り上げた60代の女性が気付かせてくれた
自分自身にも明確にあるウィークポイント
*嫌味な事や卑下する発言
*決め付けてしまう言動
*不機嫌な表情やイライラな感情
・・・止めどもなく出てきますが
そういった
自分自身の弱点を克服していきたい
インプットしてアウトプットして
多くの方から沢山学んで
Y世代・Z世代からも刺激を受けて
凹んでいる駄目な心情を払拭して
諸々からの脱却を目指したい(目指します)
今年一年ありがとうございました
2020年も
何卒宜しくお願い申し上げます <(_ _)>
_2nd_ important