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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『球団オーナーと選手』

田村哲也

田村哲也

プロ野球の球団構成(構造)は
ザックリ言うと
・上段に「オーナー」
・中段に「監督」
・下段に「選手」
といった・・・バランス⁉

ベイスターズ

この三層の立ち位置とバランス

思いは同じでも
その役割やモチベーションが
全く違うことを理解しなければならない

例えば
【ベイスターズ】で考えてみよう
(横浜DeNAベイスターズ)

▪オーナー:南場智子
▪監督:ラミレス
▪選手(代表):筒香嘉智

三者三様にチームを思い優勝を目指す
その方向性は間違いなく同じ(はず)

しかし
▪選手(筒香)は
 レギュラーを確保し
 活躍して成績を残し 年棒UPを目論む
 (あわよくばFAで他球団)

▪監督(ラミレス)は
 勝利を積み重ね優勝を目指す
 (最悪でもクライマックス進出)
 来期もそのポストを死守すべく

▪オーナー(南場)は
 143勝(全勝)されても困る
 それだと強すぎて人気がなくなってしまう
 それよりも
 中期的に優勝争いができるチーム創り
 ファンや横浜の街に根ざして
 愛されるチーム創り
 それによりスタンドは常に埋まって
 グッズもバンバン売れて・・・
 DeNA本体との兼ね合いやイメージ
 はたまた広告媒体としての側面
 (いつだって手放せる・・)
 
ねっ 方向は同じでも
狙いや思惑が全く違いますよね

そう この三層の絶妙なバランスの
裏にある結論は『ギブ&テイク』

どっちが上とか下とか
偉いとか従うだとか
そんな論点でないのは言わずもがな

あなたの会社

これってプロ野球だからでしょうか?

▪ オーナー → 【社長】
▪ 監 督 → 【管理職】
▪ 選 手 → 【スタッフ】

置き換えてみると
役割もモチベーションも
狙いや思惑も・・・
あなたの会社にもぴったり収まりませんか

【社員:選手】はいつだって
自分のメリットを(どっかで)考え
少しでも条件の良い環境が整えば
そっちへ移ってしまったり

【管理職:監督】は
育てることと数字をKeepすることに奔走
本音では自分のポストと
安定(らしきもの)をとにかく追及してたり

【社長:オーナー】は
企業の体裁や損得を抜きにして
本当に社会貢献や社員の幸せを追い求め
社内外に対してその背中を
しっかり誇示しているのでしょうか

なのに方向性はある意味一緒

*会社は潰れずに
*市場から支持されて
*安心と安全とプライドと欲とエゴを
 満足させたいと
 (それぞれが)願っている
・・・という “方向性”

少し言い過ぎかな・・

勘違い⁉

でもそれって
もはや当たり前の世の中

会社に骨をうずめるとか
会社が儲かれば社員も潤うだとか

そういった
昭和的な
終身雇用や年功序列や
寄らば大樹の陰・・だとか

「終わった」のです

いやもともと「なかった」のです

損得をベースにした雇用関係が
一番ピンに躍り出たのです

それを(大きな)声にしても
構わない時代の到来なのです

不毛な着地

・自立(自律)している社員
・黒字をもたらす社員
・主体性のある社員
・責任感のある社員
・企業理念を理解している社員・・・

会社が求める社員はこんな感じ
そう・・・筒香選手のように
FA宣言出来ちゃうような人材
(するしないは別として・・)

よく言うパレートの法則
(80%の売上を上位20%が叩き出す)


そして
ギブ(与える・貢献)をせず
テイク(貰う・権利の主張)重視の社員が・・・
ぶら下がる
ぶら下がり続ける・・・そこに本人も気付かず
(プロ野球ならクビなのに・・)

解雇できない労働ルール
・・不毛の着地

“稼ぐ” 人が
稼がない人の分も “稼ぐ”
・・不毛なスパイラル


私は思うのです
これって最近 頭をもたげてきた
風潮ではないと

「まったく最近の世の中は・・・」
ではありませんっ‼

「今」がそうさせたのではなく
「はるか以前」からコツコツと
積上げて来てしまったものだと
思えてならないのです


バブルで始まった平成の30年間を
「爪」も磨かず 「斧」も研がずに
どっぷり甘えて生きてきて・・

ギブ&テイクを有耶無耶にしたまま

「俺たちは死に物狂いで働いてきた」と
得体の知れない過信に酔いしれてきた
・・・ツケ

卑下⁉

なぜ今日はこうも
穿った見方をしてしまうかと言うと

私の活動の軸にしている
「理念の浸透・定着」というお手伝い

その思いは今も揺るぎないのですが・・

それ自体を再構築したり
浸透させるべく動き出すと
(足を引っ張る)諸悪の根源は
結局のところ中途半端な大人たちだ

気合いと根性と
精神論とアナログ性を
思いっきり前面に打ち出して

「若い奴等はホントに○○」
と口にする貴方の事

・・ホント嫌になる


一方
ありがたいことに

そんなことにはお構いなしに
力のある若者に
ちょいちょい出くわす

今までの延長線上にはない
発想とロジックで自律

その立ち位置とバランス感覚を
(既に)持ち合わせている・・・



・「働き方改革」
・「○○ハラスメント」
・「ワークライフバランス」
といった
昨今飛び交っている施策や方針
の必要性を生み出してしまったのは誰?

プロ野球の球団構図・・・

その三者三様を理解し
考え方や仕組みを明確に分けること

言語もルールも違うってこと

今こそそこに気付いて
襟を正さねばならないのは
上位層

そう・・・・1960年代(50歳超)の方だ‼


俺だっw やべっ しなりますっ

変な40代も増殖中だぞっ
気を付けろっ‼ _2nd_

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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