「社員を壊す」経営者
中島みゆきが1983年にリリースした
「ファイト♬」というカップリング曲
“ファイトっ 闘う君の唄をぉ~
闘わない奴等が笑うぅだろぉ~♪”
カロリーメイトのCMに使用されてたり
なんでそんな話から入ったかと言うと・・・
先日 偶然手にして 購入した本にそれを見たからだ
この本
入社三年目の若手社会人向けにイメージされた本(らしい)
100個の珠玉の言葉のオンパレード
その中から悩んだ末に三編を紹介
①嘲笑する
『人は自分に理解できないものを嘲笑する』
ゲーテ(ドイツの詩人・小説家)
何かを嘲笑した人が実は何もできない
それは決して珍しいことじゃない
かつて野茂英雄がメジャーに挑戦した時
あるいは大谷翔平が二刀流を宣言した時
多くの人が彼らの挑戦を嘲笑した
しかし彼らの可能性を
まったく理解できていなかった
何かがくだらないと感じた時
本当にくだらないのは君自身かもしれない
そう考える謙虚さをゲーテは大切だと言っている
君の言葉を誰かが笑う
中島みゆきの歌にもあった
「闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろ」
笑うのはいつも
挑戦しない人たちだ
挑戦する君の勇気を理解しない人たちだ
誰かの勇気を笑った瞬間
君の敗北が決まる。。。
②屈服ではない
『人間の本当の価値は敗北に直面した時に決まる
敗北とは決して屈服ではないのだ』
ヘミングウェイ(アメリカの小説家)
上司が君の意見を否定する
睡眠時間を削って必死に作成した報告書が
いとも簡単にシュレッダーのエサになる
こういう気持ちを「敗北」と呼ぶのだ
君は初めてそのことに気付く
しかしそれを絶対に「屈服」とは捉えないこと
ヘミングウェイの力説は
君に届いているだろうか?
だから頭を下げても
靴の先をなめたりはしない
敗北は「やり直し」を必要とする
だが屈服が欲しがるのは
ただの「迎合」でしかない
迎合はやり直さない
だから何度でも失敗する
やり直しを選択すれば
それが新たな君の価値になる
君はそこから
本当に多くを学ぶことが出来る
③本当はやりたくない
『自分にはできないと考えている間は
本当はやりたくないと心に決めている』
スピノザ(オランダの哲学者)
「できない」を分解してみたことがある
力が足りず「できない」・・
どうしてよいか「わからない」・・
そして気持ちがないから「やりたくない」
もちろん最後のヤツがラスボスだ‼
最悪の敵はいつも遅れてやってくる
それはスピノザの時代から
決して変わることがない
力がつけばできるようになる・・
やり方を学べばわかるようになる・・
だが気持ちってヤツはどこまでも厄介だ
力や知識が身についても
心が変わるとはかぎらない
まずは逃げている自分を認めること
「やりたくない‼」と叫ぶ心に活を入れること
何事も認めなければ始まらない
まとめ
取り上げた三篇だけでも
▪安全な場所から評論家を気取ってしまったり
▪いつしか屈服し自分を見失ってしまったり
▪逃げてることすら自覚してなかったり
・・・と先人たちは教えてくれる
そしてそれらは全て頭でわかっていても
(わかってるつもりでしかなく)
本当の意味で自分に置き換えることが出来ていない
入社3年目をターゲットにした・・どころか
全てのビジネスパーソンに当てはまることだらけ(だった)
「闘う側で居たい‼
闘わないで笑う輩にだけはなりたくない‼」
いつの世も
本質を捉えた言葉には圧倒的な力がある
・・・刻んでおかねば