「社員を壊す」経営者
「このサービスを世界一に育てましょう」
より・・・
「Googleを一緒にやっつけましょう‼」
の方が・・・
何だかインパクトありますよね
「世界一」という漠然としたものより
「Google」といった人気企業をライバル視した方が
イメージもしやすいですし
スケール感がはっきりと伝わり・・・
こんな風に表現や言葉のチョイス一つで
プレゼンや商談時における想いや熱量が
「高く・強く」伝わるのは言うまでもないかと
そんなエッセンスが100事例も載っている
『プレゼンの語彙力』著:下地寛也さん
からいくつか紹介してみたい
是非ともプレゼンや商談のみならず
接客中や会議中の発言等々
ありとあらゆる場面で応用して貰えればと・・・
1章「自信を示す」言い回し
07「それでは少し長くなりますが説明させていただきます」
➡『私の説明が20分 その後質疑応答が10分あります』
(時間配分を示す)
08「あ・あ・マイク入ってますね では始めます」
➡『あ~一番後ろの方 この声量で聞こえてますか~』
(最後列の人に話しかけ会場を一体化させる)
12「えっと わかりにくいですか・・スミマセン(汗)」
➡『最後に腑に落ちるので まだわからなくてOKです』
(あえて聞き手をモヤモヤさせる)
2章「興味を引く」言い回し
16「コツを説明しましょう」
➡『本当はお伝えしたくないのですがコツがあります』
(しぶしぶお伝えする風で話す)
17「この素材を使うと良いですよ」
➡『ちょっと種明かししますと秘密はこの素材です』
(秘密・トリックがあるように見せる)
28「30分しかないので上手く伝わらないかもしれません」
➡『最低3カ月かかる内容を要点だけ30分で伝えます』
(濃密な話のお得感で時間を短く感じさせる)
3章「驚きを与える」言い回し
30「今日はご購入を検討されていますか?」
➡『今日 別に購入されなくていいですよ』
(売ることに苦労していないと思わせてしまう)
39「これで1日200円お得になります」
➡『知らないと1日200円損しているかもしれません』
(得ではなく損に訴えかける)
40「この悩みを持つ子供がかなり多くいます」
➡『我々の調査ではこの悩みを持つ子供が79%います』
(自社調査の意外な数値を使う)
4章「納得感を高める」言い回し
49「うまくいくかは状況によるのですが・・」
➡『もちろん完璧はありません あれば全員成功します』
(絶対ではないと敢えて言う)
52「挨拶の大切さを分かっているということは重要です」
➡『挨拶の大切さを知っていると出来るは違います』
(実行の難しさを指摘する)
53「市場調査から始めましょう」
➡『まず敵を知ること 競合の戦略を把握していますか』
(目を外に向けさせる)
5章「信頼させる」言い回し
61「しっかり取り組みましょう」
➡『本気で取り組めない人にはお勧めできません』
(相手の本気度を試す)
67「誤作動は0.5%以下に抑えられました」
➡『以前3.8%だった誤作動が0.5%まで激減しました』
(ビフォーアフターを比較する)
70「料理がうまくできるようになります」
➡『面倒だった料理が好きになります』
(嫌なことが苦にならなくなると言う)
6章「共感を得る」言い回し
79「片付けはこのように整理していきます」
➡『片付けは習慣になるまで続けられるかが勝負です』
(継続する難しさを指摘する)
83「高いですが折角ですので如何でしょうか」
➡『10年スパンで考えると大きな違いはないでしょう』
(ロングスパンで考えさせる)
84「このスキルを身につけると役に立ちますよ」
➡『自転車に乗るのと同じで身につけると一生モノです』
(効果が永遠に得られるものだと言う)
7章「決断を促す」言い回し
90「続ければ当たり前に出来るようになります」
➡『ヒト月ほどで当たり前に出来るようになります』
(出来るまでの時間軸を示す)
94「今日聞いた話を明日から始めてみてください」
➡『今日の話を聞いただけで変化はもう始まっています』
(既にスタートしてると思わせる)
95「ほぼご理解いただけたかと思います」
➡『決める上で まだいくつか不安があると思います』
(決断を鈍らせる要素を指摘する)
だからこそのマインド
如何でしたか⁉
各章から3フレーズづつ抜粋してみました
(全部で100フレーズ掲載)
「言い回し」ひとつで
おもしろいほど魅力的になったり
相手の心に刺さったり
その逆も多々あり
残念な雰囲気と結果に・・・
1対1
1対複数・・・
ビジネスパーソンなら様々な場面に遭遇するかと
今回の紹介コラムが
みなさんの日常に
少しでも役に立ってもらえたら幸いです
勿論 大切なのはテクニックじゃなく
マインドなのは言うまでもありませんが