「社員を壊す」経営者
例えば
フルマラソンを5時間10分で走る
市民ランナーが
次の目標を「5時間を切る」
と掲げる
すると人間は
「もう少し練習量を増やす」的な
今までの延長線上での発想でしか
モノをとらえることが出来ない
しかしその目標を
「サブフォー(4時間未満)」とすると
食生活をはじめとする生活習慣全般や
練習方法の抜本的な見直し
ウェアやシューズの選定に至るまで
様々な知識を調べ
それをスケジュールに落とし込む
人材流出
10名足らずの事業所さんが
この半年で4名のスタッフが辞めていく
社内の仕組みを整えて
ワークライフバランスにも注意を払っているのに・・・
と首をかしげる代表
しかしその要因を
深く掘り下げることに目をつむり
新しい採用の手段や
その条件に手を付ける
「自責でとらえましょう‼」
「どういった3年後にしたいか
青写真を描いてみましょう‼」
それらがないと
根本は変わりませんよ
・・・私の声は届かない
「イラっ」とするのは・・・
どう考えても・・・
現状を分析し
そこに潜んでいる
真の要因にスポットを当て
反省し改善に努め
一方 「こうありたい」といった
未来のあるべき姿からの逆算によって
「今年」・「今月」・「今」が
見えてくる
代表が描く未来という「夢」
そしてそこに対しての役割と責任を語り
一人ひとりの成長を望み
豊かな未来を共有しよう
・・・が必要だと強く思う
なのに私は今回
この一連のやり取りの最中
正直 なんだかずっと
「イラっ」と感じてしまっていた
何様なんだっ‼・・・ですよね
どうやらここにこそ
私の声が届かない
最大の理由があるようだ
つまり
【「イラっ」とするのは
他人を自分に都合よく
変えようとしている時】
ただ単に私の「エゴ」
だとすると
伝え方やスキーム云々以前に
寄り添う心の欠落や
何故そうすべきなのかといった「本質」を
伝えきれていないからに他ならない
契約打切り
冒頭のサブフォーの話にあるように
「10分詰めるって目標だと
新しい発想もなければ
明確な目的と
強い覚悟は湧き出ない」
人間は弱い生き物だし
経験したことの延長線上でしか
モノゴトをとらえられない
・・そこをわかっていながら
しかも「人材流出」という
最も分かり易い事象が
起きているにもかかわらず
双方が理解できる
「サブフォー」的な目標設定の
共有と必要性を分かり易い物差しで示し
それこそが私の仕事なのに
なぜしっかりと
伴走できなかったのだろうか・・・
そして
私こそ自身の業務は何なのかと言った
「本質」を見失っており
「10分詰める」程度の目標設定と感覚で
日々を過ごしていたのではないだろうか
いやきっとそうだ
それが事実であることを
突き付けられた
「これを機に
田村さんとの契約は
打切りにさせてください」
年初に襟を正す
いい機会をいただきました
刻みます
そして・・・“しなり”ます。。