「社員を壊す」経営者
「“やっちゃえ” NISSAN」
と矢沢永吉が何度となく語りかけていた
そして今回
「やっちゃったね・・日産‼」
カルロス・ゴーン
11月19日逮捕 そして未だ拘留中
どういった全容が明らかになり
どのような着地を迎えるのかは
全く分かりませんが・・・
1999年の「リバイバルプラン」
工場閉鎖や人員削減(まさにコストカッター)
市場はそれをV字回復と評価し
そのビジネスモデルを
多くの業界や企業が
追随し導入したり(も)した
いずれにしても
今回の事件も含めて この「平成」の時代に
カルロス・ゴーンの残した功罪は計り知れない
さもしい自分
*企業統治(ガバナンス)の不全
*司法取引の在り方
(刑事は免れても民事訴追は?)
*企業の私物化
*役員報酬のきしみ(グローバルな常識!?)
*クーデターなのか!?
*「日本vsフランス」的な外交問題
・・・etc
見たことも触ったこともない
50億円だの180億円だのといった金額が
ニュースや紙面を踊る
会計的~ビジネス的~マーケット的に
平成の終わりにとんでもない事件(事故)が
起きたというのに・・・
気付きや教えや学びより
私の心と頭の中は
「ざまぁみろ‼」罰が当たったんだ
・・・という
恥ずかしくてみっともない
「さもしい気持ち」しかありません
裏返せば
「金」に対して無いものねだりの
“ひがみ”と“やっかみ”しかなかったことに
(ある意味)気付いてしまい
よく分かんない劣等感に
いい歳こいて凹んでます
松本晃氏の「10の考え方」
そこで気を取り直す意味も込めて
今 RIZAPで奮闘されている松本晃氏が
カルビーの社長時代に実践されていた
「10の考え方」を列記します
01.Commitment&Accountability:約束と結果責任
(仕事はすべて約束。その結果に責任を取る)
02.人の評価はFairに
(評価は「仕事を契約」と捉え
「成果を数値化」し「シンプル」に行う)
03.会社は「厳しく」・「暖かく」
(以前のカルビーは甘く暖かい会社であった。
会社は甘くない。厳しく、暖かく)
04.現状維持是即脱落
(現状に満足することは後退を意味する)
05.正しいことを正しく
(迷ったら何が正しいかを議論し
正しいことを正しく行え。
規則が優先ではない)
06.No Meeting , No Memo
(社内会議に意味はない。
そのための資料作りにはもっと意味がない。
お客はどこにいる。そこに近づけ)
07.One Doller - OUT
(会社のお金を1ドルでも私用に使ったら、クビ)
08.すべてのコストは顧客が負担
(接待ゴルフ代、広告宣伝費、本社費・・・
すべて顧客のお金で賄われている)
09.報告の3原則
(①トラブルはすぐ報告せよ!
②悪いことから報告せよ!
③ウソをつくな!
問題はこの3つの原則報告を
報告したら怒るな、ほめろ。
さもないと報告しなくなる)
10.業務の3原則
(①簡素化 ②透明化 ③分権化
会社が弱くなるのは
簡素化・透明化・分権化の逆に行った時だ)
以上となります・・・刺さるでしょ!?
テキトーに摘ままず
この考え方を紹介すると・・
「これいいねぇ」とか
「このうちのいくつかを」とか
「うちには無理だよ」とか
・・・様々な反応が返ってきます
でもこの「10の考え方」は
この中のいくつかを適当に摘まんで
取り組むものではないと思うのです
「理念」や「ビジョン」も同様で
【個】が全体をなしていて
【全体】が個を形成している・・・
心棒のようなモノで
きちっと繋がっているというか・・・
上手く言えない(わかってください)
とにかく
「企業とは」とか
「ビジネスパーソンとは」とかの前に
『人』としての在り様が
いつだって最優先されなければ
・・ですよね ○○社長っ‼
あなたの姿(姿勢や行動)を
スタッフのみんなは見てますよー
ゴーン殿 お元気ですか
東京拘置所 403号室
カルロス・ゴーン殿
拝啓
三畳ひと間の暮らしは
如何でしょうか
どうしてもあなたに
お伝えしたいことが
2つあります
「05.正しいことを正しく」
「08.すべてのコストは顧客が負担」
間違っても
娑婆に出てきてから
『訴訟等』 更に世間様の心を
逆なですることのなきよう
お願いいたしますね
敬具
さもしい男より(笑)