「社員を壊す」経営者
自分の名刺です
右上に印字している
Management Philosophy
「経営理念」の重要性と浸透を全力サポート
フリーの私が今
最もこだわっているそれが
確認でき納得できる一冊に出会った
『負けグセ社員たちを「戦う集団」に変えるたった一つの方法』
田村潤氏:著 PHP研究所
(決して親戚や知り合いではありません)
元キリンビール㈱ 代表取締役副社長
「負けグセ」が染み付いていた
高知支店を劇的に変えた方
この書籍の流れは
▪序章:弱体化する現場の原因は「本社にある」
~ブレイクスルー出来るのは自立する「現場」
▪第1章:理念があるから飯が食える
~「指示の奴隷」からいかに脱するか
▪第2章:戦略は顧客視点で考える
~考え抜くリーダーになるために
▪第3章:部下の行動スタイルを変え、現場力を高める
~「やる気」を引き出す環境整備
▪第4章:本社を味方につけ、活用する
~上司と「うまくやっていく」ための秘訣
▪終章:根本が確立されるとうまくいく
~ひたすら本質へ向かえ!
高知の人々の為に仕事すべき
様々なエッセンスを紹介したいところだが
やはり「理念」を軸にお伝えしたい
この本に出てくる
(キリンビール㈱) 高知支店の理念は
『高知の人たちにおいしいキリンビールを飲んでもらい
喜んでもらい、明日への糧にしてもらう』
新入社員にも
お客様に対しても
いたってシンプルで分かり易く伝わりやすい
それについて気になったフレーズをいくつか・・・
*仕事の目的は自分たちの理念を実現すること‼
*その理念を実現するための「あるべき姿」を描いて
現実とのギャップを埋める「戦略」を自分たちで考え
決めたことを必ず「実行」する、ただそれだけ‼
*「理念」と「今日やること」を繋げなければ意味がない‼
*本社の為ではなく上司の為でもなく
高知の人々の為に仕事すべし‼
*指示の奴隷になるな‼
*社長を見るなVisionをみろ‼
*得意先ごとに「最適な解」を見つけ実行に移せ‼
・・・etc
そんな中
(何故か)強く印象に残ったのが・・・
「心の置き場」が変わった・・
(本文のまま)
理念が行動に結びついたことで
ある変化に気が付きました。
「心の置き場」が変わったのです。
~心の置き場が変わると
目の前の世界がすべて変わります。
仕事における主役が本社や上司から
お客様に変わります。
本社の視点でお客様を見るのではなく
お客様の視点から本社を見るようになります。
~心の置き場が本社からお客様に変わったことで
量販店の売り場の意味合いが
単に数字をつくる場所から
自社商品の価値をお客様に伝える場所に変わったのです
(以上抜粋:P82~)
読後 肚落ちした私は
【心の置き場を変えてみてくださいっ‼】
と ちょいちょい使わせてもらってます(笑)
三大疾病
「がん/脳疾患/心疾患」ではありません
1)オーバープランニング(過剰計画)
2)オーバーアナリシス(過剰分析)
3)オーバーコンプライアンス(過剰法令順守)
日本企業の多くが上記の三大疾病に陥っていると
文中(経営学者の野村郁次郎先生)の言葉を引用して
訴えかけてきます
その他にも
◆マネジメントがうまくいかない要因は2つ
1)本社の戦略立案能力の低下
2)現場の力が落ちている
◆PDCAには 最も重要な「P(計画)」を
どの様に生み出すかが欠落していると指摘した上で
【OODA(ウーダ)】を推奨
▪ Observe(観察)→ ▪ Orient(情勢判断)
→ ▪ Decid(意思決定)→ ▪ Act(行動)
◆『「ノウハウ」はすぐに真似されます
しかし「行動スタイル」は簡単に真似されません』・・と
「理念」の浸透と定着
冷ややかなチームや
負けグセのついた組織や
働く意義を忘れているスタッフや
本質を見失っている現場に・・・
本当に度々出くわします
起業時に心した「Management Philosophy」
今一度その青臭くて泥臭い
「理念」・「戦略」・「実行」の
三位一体に向かって
本気のお手伝いをしていかねばと
心した次第です