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桑山裕史

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桑山裕史(くわやまひろし) / 婚活コンサルタント

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コラム

結婚相手が見つからない?大人に蛙化現象が起こってしまう理由とその対策について

2023年11月5日

テーマ:婚活

コラムカテゴリ:くらし

JR山手線、高田馬場駅から徒歩3分、東京の結婚相談所Bridalチューリップ桑山です!
本日は、蛙化現象について解説したいと思います。


そもそも蛙化現象とは?


比較的若い世代、特に「Z世代」に分類される世代の間で注目されているキーワードが「蛙化現象」。
しかし、この現象は必ずしも若い世代だけの話ではなく、婚活をしている大人の世代にも見られます。

それでは、そもそも蛙化現象とは何なのか???
簡単に言うと「自分が好意を抱いている相手が自分に対して好意を持ってくれているとわかった途端に嫌悪感や拒否反応を抱いてしまう」状態のこと
です。

普通に考えれば、ちょっと変にも感じますよね。
まさに両想いの状況になろうとしているのにどうして相手が嫌いになってしまうのか?
恋愛のハッピーエンドをみすみす自分で壊してしまうような印象もあります。
しかし、これは本気で恋愛している人だからこそ陥りやすい、複雑な心理状態が関わってくる現象なのです。

なお、この「蛙化現象」という言葉そのものは、2004年に臨床心理学者によって名付けられたものです。
それが現在になってZ世代の間で注目を集めるようになったために大人の世代の間ではあまり知られていない面もあるのです。

実際にこのような現象がどれだけ起こるものなのでしょうか?
アンケートなどの調査結果によるデータもいろいろな形で蓄積されています。
例えば「恋愛トラベル」が行った2023年6月の調査では「実際に蛙化現象を経験したことがあるか」との問いに対して回答者の50.5%が「ある」と回答しています。ちなみにこの調査の対象となったのは10代~50代までの女性200人。
ですからこのデータからも蛙化現象が必ずしもZ世代特有のものではないことがわかります。

さらに「ITmediaビジネスオンライン」の調査データでは「蛙化現象になったときに解決できましたか」という問いに対して男性の26.5%、女性の28.3%が「できた」と答えています。
ちなみにこちらは10~30代を対象にしています。
つまり、せっかく好意を持っている相手から好意を得ることができたのに蛙化現象のせいでうまくハッピーエンドにたどり着く事ができない人が多くいる、ということになります。

ちなみにこの「蛙化現象」という用語にはちょっと注意も必要です。
言葉のイメージばかりが先走りして、本来の意味からかけ離れた意味で使われるケースが増えているのです。
その典型的な誤解とは「好意を持っていた相手のちょっとした振る舞いで一気に感情が冷めてしまった」という意味です。
例えば、気になる異性とようやく初デートにこぎつけることができたものの、そのデートの時の相手の振る舞いで一気に冷めてしまった、といったケースです。
これは本当の意味での蛙化現象ではないので注意しましょう。
本来の蛙化現象は、次に触れるようにもっと深い問題がかかわっており、婚活の大きな妨げになることが多いのです。

なぜ蛙化現象が起こる?起こりやすい人の特徴とは?


先程取り上げたデータからしても決して珍しい現象ではない蛙化現象。
ではどうして起こるのでしょうか?そこには、その人の恋愛観はもちろん、自己評価などが深く関わっています。

蛙化現象が起こりやすい人の特徴としてよく挙げられるのが「自己肯定感が低い人」です。
自己肯定感が低い人はどうしても付き合う人をみな「自分よりの上の人」とみなしがちです。
そのため、いざ人から好意をもたれると拒否反応を示してしまうことがあるのです。
「自分よりも価値が高い人だと思っていたのに、自分なんかに好意を持ってくれるなんて。実は大した人じゃなかったのかも」といった心理が働いてしまうんですね。

これと同じタイプとして「自分をさらけ出すのが苦手、または自分のことを人に深く知られるのが苦手な人」も挙げられます。
恋愛関係に入れば、当然のことながらプライベートな面を含めた自分のことを相手に知ってもらう機会が増えます。というよりお互い深い面を知る機会がなければ恋愛は発展しないでしょう。
しかし、自己肯定感が低い人はそんなときに「相手をガッカリしてしまうんじゃないか」「自分の本性を知られたら嫌われてしまうのではないか」と不安に駆られてしまい、そんな不安から自分を守るために相手に拒否反応を感じてしまうことがあるんです。

ほかには恋愛に達成感を求めている人、自由な環境を好む人も蛙化現象を起こしやすいと言われています。
前者の場合は、両想いを達成した段階で冷めてしまう、新しい刺激を求めるようになる。
後者の場合は、恋愛にともなう束縛や自由な時間の喪失を嫌うのです。
「確かにこの人はいい人だけど、自由な環境を失ってまで付き合う価値はあるんだろうか」などと思ってしまうわけですね。

こうしてみても蛙化現象はさまざまな理由、複雑な事情で起こることが多く、先述した「ちょっとした理由で冷めてしまう」といった誤解された意味とはまったく異なる深刻な問題であることが理解できるのではないでしょうか。

大人の蛙化現象は危険!そのワケとは?


この蛙化現象の問題は大人になるほど危険になっていきます。
理由は、すでにある程度想像できるのではないでしょうか。
大人になるほど自己肯定感が低いと出会いや人付き合いに対して消極的になり、機会がどんどん失われていきます。
また、大人になるほど自己肯定感を高めるチャンスが少なくなります。

更に恋愛に達成感や自由を求めすぎているといろいろな人と付き合いながらも結局結婚相手にふさわしい相手と出会えないまま年齢を重ねてしまうリスクが高まってしまいます。

簡単に言えば、大人の恋愛・婚活では「蛙化現象を起こしている余裕なんてない」ということになるでしょう。
チャンスを逃している間に婚活の選択肢がどんどん狭まっていってしまうんですよ!

蛙化現象とどうやって向き合う?対処法・解決策とは?


まずは、自分が蛙化現象を起こしやすい特徴を備えていないかどうか、自己分析してみましょう。
とくに自己肯定感が低めな方は意識したうえで蛙化現象を起こさないように注意して異性と付き合うようにしましょう。
それこそ相手が好意を持ってくれたことで自己肯定感を高めるくらいの気持ちを持ちたいものです。
「こんなステキな人が好意を持ってくれるなんて、わたしは自分が思っているより価値があるのかもしれない」といった前向きな気持ちを持つようにしましょう。

それから達成感や自由を重視している人は、その価値観を改めて見直してみるとよいでしょう。
恋愛における真の達成感とは、好きな人と幸せな生活を送るなかで味わうことができるもの、自由とは単に好き勝手振る舞えることではなく、その自由を受け止めてくれる相手がいるなかで自分らしさを発揮できることである。
そんな考え方に切り替えた上で理想の結婚相手を探してみてはいかがでしょうか。

まとめ


このように蛙化現象とはせっかく運命の人と出会えるチャンスを自ら手放してしまいかねない非常に厄介なものです。
しかし、原因が本人の性格や恋愛観と関わっている以上、それを回避することも可能です。
Bridalチューリップのような婚活サービスのカウンセリング・相談サービスなどを利用して対処してみるのもおすすめです。

この記事を書いたプロ

桑山裕史

課題解決型の新しいタイプの結婚相談所を展開する経営者

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