【声ぢからとは?】声ぢから道場、佐藤慶子です。はじめまして
さて、呼吸を次のステップに進めましょう。
まずは呼吸の確認です。
前回おこなった呼吸はうまくできましたか?
できたら今度は吸ったあと、吐いたあとにそれぞれ息を据えたか、吐ききったかを3秒ほど確認をします。このときお腹の中心、いわゆる丹田にちゃんと力が入っているかを確認してください。
呼吸は身体のバランスを整える作業でもあります。しっかりとその重心がどこにあるのかを確かめましょう。
そして次のステップ。私はこれを『頭で呼吸をする』と呼んでいます。呼吸をする場所は頭のてっぺんからおでこ、目など上から下へ身体の色々な部位にうつっていくのですが、これは呼吸の動きにあわせて身体の緊張をほぐすことを指しています。
初めてやるときは頭のてっぺんに手をやさしく添えてください。呼吸の動きにあわせて頭皮やその下の筋肉が動いているのが感じられると思います。
それを息を吐く動きにあわせて緩めるイメージをします。すると手を当てているあたりが実際に普段よりも大きな動きをしてリラックスしているような感じになります。
これは慣れると手を添えていなくても出来るようになります。
これを頭のてっぺん、おでこ、右目、左目とひとつずつ行っていきます。
生徒さんの中には寝転がってこれを繰り返しているだけで寝てしまう人、脱力しきってしまう人もいますが、それもひとつの正解なので恥ずかしがらないでください。
声ぢからを開放するためにはこのようなリラックスした状態が必要なのです。
今回はここまで。
次からいよいよ発声です。
どうぞお楽しみに