PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

振付師として高いプロ意識で顧客の依頼に添い遂げて期待以上の結果を出す

全力で顧客の依頼に応えるプロフェッショナル振付師

福田賢仁

全力で顧客の依頼に応えるプロフェッショナル振付師 福田賢仁さん
福田賢仁さん受賞時の記念撮影

#chapter1

徹底的に顧客のリクエストに添い遂げることを意識して仕事をしている

「仕事に対してこだわりがないのがこだわりなんです」

 そう話すのは、株式会社エムズコネクション代表取締役の福田賢仁さん。有名アイドルやテレビ番組、アーティストのプロモーションビデオなどの振付をしながら、現役ダンサーとしてもいろいろなメディアやイベントにも出演しています。

 福田さんの興味深いところは、仕事に対するこだわりがない点です。実はそこには深い意味があります。

「クライアントからのご依頼に最大限添い遂げるため、『こうあるべきだ』というエゴを捨てる意味でこだわりを持たないようにしているんです」と続きます。ここで言う「クライアントに添い遂げる」とは、顧客のリクエストをそのまま実現するだけでなく、積み重ねてきた経験値やノウハウで補うことも含めること。顧客の要望に加えて、プロならではのうまくいく確率が高まる提案をして、その上で選んでもらうようにしているそうです。

 高いプロ意識があるからこそ表現者としてのこだわりを捨て、クライアントのリクエストに添い遂げることで良い仕事をしているのです。

 また、世間一般では、ダンサーに対して時間になっても来ない・礼儀がなってない・責任を取らないというイメージがあるようです。福田さんはそういった悪い印象を与えないようダンサーにも指導するよう努めています。

#chapter2

振付師としてのプロ意識やホスピタリティについて深く学ぶ

 福田さんは、大学生のときにダンスサークルに入ったのがきっかけでダンスの世界に入りました。3年生になったとき、そのサークルで振付を作って発表するイベントがあった初めて振付をすることに。その経験はとても楽しく、振付の面白さに気付いた瞬間でもありました。

「元々小さい頃からマイケル・ジャクソンが大好きで、自分の世界観を振付にしてダンスで表現できたらいいなと考えていました。実際大学のサークルで、自分の振付でダンサーが踊ってくれたときにすごく面白いと思ったんです。同時に仕事としてやっていけそうな感触がありました」

 当時の福田さんは自分自身のダンサーとしての能力に疑問を持っていて、ダンサーとは別の部分で自分にしかできないことをしようと考えていたそうです。

「能力の高いダンサーに振付をする方が、自分にとって良い形だと感じていました。プレイヤー自身ではなく支える側で自分の名前を残す方向を模索した結果、振付師になることを選択しました」と話す福田さんは、大学を卒業してからしばらくは、ある有名なテーマパークでダンサーとして働き、プロの振付師として必要な経験を積むことになります。

「そのテーマパークでは、ヘアドレスから衣装、靴、下着まで衣装をすべて支給していただけるのですが、そのために様々なセクションのスタッフと関わる必要がありました。例えば下着を一枚もらうにしても、布地を作る人、縫製する人、管理する人などと関わります」

 タレントを支える立場の振付師になる上で、多くの人によって支えられていることを肌で感じることができたのです。
福田さんにとってプロとしての意識だけでなく、思いやりやおもてなしといったホスピタリティについて深く理解した貴重な経験になりました。

福田賢仁さん振付風景

#chapter3

きちんと練習する子には敬意をもって全力で指導して成長していけるようサポート

 福田さんの振付の仕事は、企業からの依頼だけでなく、プロ意識の高いダンサーを輩出するためにキッズダンサーの育成も行っています。そのため教え子たちは、単にダンスを習って少し上達したら終わりではなく、ダンサーとして技術を磨き、プロとして活躍していくことが多いのが特徴です。例えば、エムズコネクションでミュージックビデオを撮ったときにキッズダンサーとして踊っていた子は、現在は大手芸能事務所に所属してがんばっています。

「そういう子たちを見ていると、教育方針が私一人の自己満足ではなかったと安心します。教え子が上に登っていってくれることが誇りであり、教え方が正しかった証明なのです」

 福田さんの言葉には、教え子に対する想いと高いプロ意識を持つ仕事観が感じられます。思いやりを持ちながらもプロとして教え子たちが成長していけるようサポートしていることがうかがえます。

「私は『尊敬』という言葉が好きです。大人だけでなく子供に対しても尊敬し、敬意を表すようにしています。どんな小さな子供でも、きちんと練習する子に対しては敬意を払い、全力で指導するように心がけています」

 この毅然とした姿勢は、自分を育ててくれたダンスに対する恩返しであり、これまで雇ってくれた人に対する敬意を表れでもあるそうです。

 最近では、武道館やさいたまスーパーアリーナなどでの大規模なイベントのダンスプロデュースを手掛けることが増えてきたという福田さん。それは今まで培ってきた高いプロ意識と思いやりの賜物です。これからも活動の場を広げて多くの人を楽しませてくれるでしょう。

(取材年月:2019年4月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

福田賢仁

全力で顧客の依頼に応えるプロフェッショナル振付師

福田賢仁プロ

ダンス・体操等のスポーツ教室の経営

株式会社エムズコネクション

実績のあるプロフェッショナルな振付師やダンサーたちが、高いプロ意識とホスピタリティでお客様に寄り添ってご希望のイベントやライブのダンスパフォーマンスを実現できるよう全力でサポートします。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ東京に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または朝日新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO