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田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

心電図モニターについてあるあるな事例

田中嘉一

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テーマ:医療安全

今回は心電図モニターについてあるあるな事例をお伝えしていきます。

モニターに使われている送信機は乾電池を用いています。
未使用の送信機の電源がOFFにし忘れで放置されている場合が散見されます。
これは電池の無駄使いです。コストを増大させるだけです。

この様なケースを防止するためにはどうすれば良いでしょうか?

4人用や8人用などのモニターで使用していないチャンネルは「モニタ中断中」に設定している場合が多いと思いますが、この中断を一旦解除すると電源の入っている送信機からの信号が受信されます。

これで、電源の落とし忘れが分かるわけですが、たまに心電図が出てくる時があります。しかも、患者名まで表示されて。これは使用中の患者さんのチャンネルを誤って中断してしまっていたことになります。

これは、未使用送信機の電源切り忘れより悪いです。

皆さんの職場で使用されているモニターの未使用チャンネルが「モニタ中断中」になっていた場合、たまに中断を解除してみましょう。

思わぬ事実が発覚するかもしれませんよ。

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田中嘉一
専門家

田中嘉一(臨床検査技師)

MEテック・ラボラトリー合同会社

医療機器保守点検・安全管理のエキスパート。300床以下の病院を対象に、「医療機器安全管理と運用」「コストダウン」「丁寧な病院内研修・指導」の3本柱で、病院の医療ミス防止の一翼を担っている。

田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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