心電図モニター使用中での「あれっ?故障?」事例その2
心電図モニター使用中での事例です。
患者さんに送信機を付けて心電図を電波で飛ばすいわゆる医用テレメータにおいて断続的に電波切れが起こるということがありませんか?
どうも機械の調子が悪いようだと言って点検して欲しいという案件が寒くなり始めてくると出始めます。
そこで点検してみるとシステム上は何も問題なしと言って点検したメーカーさんは帰ったが、また、同じ現象が起こった。こんな経験看護師さんなら1回や2回ではないと思います。
一体何が起こっているのでしょうか?
答えは送信機が患者さんの懐深く入り込んでいる場合に好発します。
送信機に付いている心電図を導出するための電極に付けるコードですが、あのコード自信がアンテナになっていますので、患者さんの身体とベッドのマットの間にコードが入り込み、その上から掛け布団が掛っていると電波の飛びが弱くなり、完全ではなく断続的に電波切れ起こります。
こんな時は、枕元に送信機を出してコードが外に露出するように置きましょう。