DIYの方法・費用から業者選びまで徹底解説【壁紙張り替え完全ガイド】

松岡弘樹

松岡弘樹

テーマ:壁紙スクール講師の徹底解説

「お部屋の雰囲気をガラッと変えたいけど、大掛かりなリフォームはちょっと…」
「壁紙が古くなってきたから、そろそろ張り替えたいけど、何から始めればいいの?」
そんなふうに思っていませんか?
壁紙の張り替えは、比較的簡単に、そして効果的に、お部屋のイメージチェンジができる、おすすめのリフォーム方法です。
まるで新築のように、お部屋が見違えるほど明るく、おしゃれに生まれ変わります。

この記事では、DIYで壁紙を張り替える方法から、プロの業者に依頼する際の注意点、費用相場、壁紙の種類や選び方まで、壁紙張り替えに関するあらゆる情報を、詳しく、分かりやすく解説していきます。

「DIYは難しそう…」
「業者選びで失敗したくない…」
そんな不安や疑問も、この記事を読めば、きっと解消されるはずです。

さらに、未経験からプロの壁紙職人を目指せる、Kitano壁紙スクールについてもご紹介します。

「手に職をつけたい!」
「新しいことに挑戦したい!」
そんなあなたを、Kitano壁紙スクールは全力でサポートします。

この記事を参考に、あなたにぴったりの方法で壁紙を張り替えて、理想のお部屋を実現しましょう!さあ、新しい空間で、新しい毎日をスタートさせてみませんか?

1. 壁紙張り替えの基礎知識

壁紙の張り替えは、お部屋の印象を大きく変え、気分を一新できる効果的なリフォームです。しかし、ただ古い壁紙を剥がして新しいものを貼れば良い、というわけではありません。
美しい仕上がりを長持ちさせるためには、壁紙張り替えに関する基礎知識をしっかりと理解しておくことが大切です。この章では、壁紙張り替えを検討する上で知っておくべき、基本的な情報について解説します。

壁紙張り替えのメリット・デメリット

壁紙を張り替えることには、多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。両方を理解した上で、壁紙張り替えを検討しましょう。

メリット
壁紙を張り替えることで、お部屋のイメージを大きく変えることができます。
気分転換になるだけでなく、自分の好みに合わせた空間作りを楽しめます。また、長年使用した壁紙には、目に見えない汚れやホコリ、臭いが染み付いています。壁紙を張り替えることで、これらを一掃し、清潔で快適な空間を取り戻すことができます。
さらに、最近の壁紙には、消臭、抗菌、防カビ、汚れ防止、キズ防止など、さまざまな機能が付加されたものがあります。これらの機能性壁紙を選ぶことで、より快適で健康的な生活空間を実現できます。壁紙は建物の壁を保護する役割も担っているため、定期的な張り替えは、壁の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことにもつながります。
加えて、定期的なメンテナンスは、お部屋を綺麗に保ち、結果として資産価値の維持や向上に繋がる可能性があります。

デメリット
壁紙の張り替えには、費用がかかります。
壁紙の材料費に加え、業者に依頼する場合は施工費も必要です。DIYで行う場合でも、道具や材料を揃える費用がかかります。また、DIYの場合は、下地処理から壁紙のカット、糊付け、貼り付け、仕上げまで、多くの工程と時間が必要です。業者に依頼する場合でも、事前の打ち合わせや工事期間中の立ち会いなど、ある程度の時間と手間はかかります。
さらに、DIYで壁紙を張り替える場合、下地処理の不備や技術不足による失敗のリスクがあります。

多彩な壁紙の種類と特徴

壁紙には、素材や機能によってさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、お部屋の用途や目的に合わせて選びましょう。
最も一般的な壁紙は、ビニールクロスです。ポリ塩化ビニルを主原料とし、デザインが豊富で、比較的安価、耐久性があり、水拭きできるのでお手入れも簡単です。ただし、通気性が低く、素材特有の臭いが気になる場合もあります。リビング、ダイニング、子供部屋、洗面所、トイレなど、幅広い場所に適しています。

織物クロス(布クロス)は、レーヨン、麻、絹などの天然素材や、ポリエステルなどの合成繊維を使用した壁紙です。高級感があり、独特の風合いが魅力で、吸音性や調湿性にも優れています。しかし、ビニールクロスに比べると高価で、水拭きができないため、お手入れには注意が必要です。寝室や客間、和室など、落ち着いた雰囲気の空間におすすめです。

紙クロスは、パルプを主原料とした、環境に優しい壁紙です。通気性や吸湿性に優れ、自然な風合いが楽しめます。しかし、ビニールクロスや織物クロスに比べると耐久性が低く、水拭きもできません。汚れが付きやすいため、寝室や書斎など、比較的汚れにくい場所に向いています。
近年人気が高まっているのが、機能性壁紙です。消臭、抗菌・抗ウイルス、防カビ、汚れ防止、キズ防止、吸放湿、マイナスイオン発生など、その機能は多岐にわたります。一般的な壁紙に比べて高価な場合が多いですが、より快適で健康的な生活空間を実現できます。トイレ、洗面所、キッチン、ペットのいる部屋、子供部屋、高齢者のいる部屋など、場所や目的に合わせて選びましょう。

その他にも、環境に配慮したオレフィン壁紙、調湿・消臭効果のある珪藻土壁紙、温かみのある木質系壁紙など、さまざまな種類の壁紙があります。

2025年の壁紙トレンド

2025年の壁紙のトレンドは、「自然回帰」と「個性」がキーワードになっています。

  • 自然素材を取り入れる:木目調、石目調、レンガ調など、自然素材の風合いを活かしたものが人気です。
  • アースカラー:ベージュやブラウン、モスグリーンなど自然を連想させる色がトレンドとなっています。
  • 大胆なデザイン:花柄や幾何学模様など、個性的なデザインで、アクセントウォールとしての利用に人気です。
  • 天井:天井に壁紙を貼ることで、空間にアクセントを加え、部屋全体をデザインする考え方が浸透してきています。


失敗しない壁紙選びのポイント

壁紙選びで失敗しないためには、以下のポイントを考慮しましょう。

  • 部屋の用途: リビング、寝室、子供部屋、キッチン、トイレなど、それぞれの部屋の用途に合わせて、適切な素材や機能を選びましょう。例えば、水回りには、防水性や防カビ性のある壁紙が適しています。
  • インテリアとの調和: 既存の家具やカーテン、床材など、お部屋全体のインテリアとの調和を考えて、壁紙の色やデザインを選びましょう。
  • 機能性: ライフスタイルやお部屋の環境に合わせて、必要な機能を備えた壁紙を選びましょう。
  • 予算: 壁紙の価格は、素材や機能、デザインによって大きく異なります。予算内で最適な壁紙を選びましょう。
  • 面積: 壁紙を貼る面積を正確に測り、必要な壁紙の量を計算しましょう。
  • サンプル: 可能な限り、壁紙のサンプルを取り寄せ、実際の色や質感、手触りなどを確認しましょう。大きな面積に貼った時のイメージと異なる場合もあります。


壁紙張り替えのベストタイミング

壁紙の耐用年数は、一般的に5年〜10年程度と言われていますが、これはあくまで目安です。日当たりの良い場所や湿気の多い場所など、使用環境によっては、もっと早く劣化が進むこともあります。

壁紙に、拭いても落ちない汚れやシミ、黄ばみが目立ってきたら、張り替えを検討する時期です。また、壁紙が破れたり、剥がれたりしている場合も、早めの張り替えが必要です。カビが発生している場合は、健康被害を防ぐためにも、早急な対応が必要となります。その他、日焼けによる色あせや、長年の使用による臭いが気になる場合、壁紙と壁紙の繋ぎ目が開いてきてしまった場合も張り替えのサインです。

2. 【DIY】壁紙張り替えの完全ガイド

「自分で壁紙を張り替えて、お部屋のイメージチェンジをしてみたい!」「DIYが好きだから、壁紙張り替えにも挑戦してみたい!」そう思っている方もいらっしゃるでしょう。確かに、プロの職人さんのように完璧に仕上げるのは簡単ではありませんが、適切な手順とコツさえ守れば、DIYでも十分に満足のいく仕上がりを実現できます。この章では、DIYで壁紙を張り替えるための方法を、ステップごとに詳しく、丁寧に解説していきます。

DIYのメリット・デメリット

DIYで壁紙を張り替えることには、メリットとデメリットの両方があります。
まず、DIYで壁紙を張り替えるメリットとしては、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えられる点が挙げられます。
また、自分のペースで作業を進められるのも魅力です。時間や休日に縛られず、好きな時に少しずつ作業を進めることができます。
そして何より、自分の手で壁紙を張り替えることで、大きな達成感を得られます。自分で選んだ壁紙で、お部屋が生まれ変わっていく様子を見るのは、DIYならではの喜びです。さらに、業者に依頼する場合は、カタログの中から壁紙を選ぶことが多いですが、DIYなら、自分の好きなデザインの壁紙を自由に選ぶことができます。
一方、DIYで壁紙を張り替えるデメリットとしては、手間と時間がかかる点が挙げられます。
下地処理から壁紙のカット、糊付け、貼り付け、仕上げまで、多くの工程があり、慣れないうちは時間がかかってしまうかもしれません。また、下地処理が不十分だったり、壁紙が歪んでしまったり、空気が入ってしまったりと、失敗するリスクもあります。壁紙の張り替えは、意外と体力を使う作業でもあります。特に、天井の壁紙を張り替える場合は、かなりの重労働になります。そして、DIYで壁紙を張り替えるためには、さまざまな道具や材料を揃える必要があります。

DIYに必要な道具と材料

DIYで壁紙を張り替えるためには、事前に道具と材料をしっかりと準備しておくことが大切です。まず、壁紙は、張り替えたい壁の面積に合わせて、必要な量を計算して用意します。
壁紙用のりは、壁紙の種類に合わせて、適切なものを選びましょう。壁紙をカットするためには、カッターナイフと、定規(長めのもの)そして地ベラが必要です。地ベラは、カッターナイフのガイドとして使用し、壁紙をまっすぐ切るために役立ちます。壁紙を貼った後、空気を抜くためには、撫でバケを使用します。
壁紙の継ぎ目を圧着するためには、ジョイントローラーがあると便利です。余分なのりを拭き取るためには、スポンジを用意しましょう。のりを溶かすためのバケツ、のりを壁紙に塗るためのハケも必要です。壁紙を貼らない部分を保護するためには、マスキングテープを使用します。床や家具を保護するためには、養生シートを使いましょう。高い場所の作業をするためには、脚立が必要です。
壁の寸法を測るためのメジャー、壁紙に印を付けるための鉛筆も用意しておくと便利です。下地処理や、壁紙の隅の処理には、ヘラを使用します。下地を平滑にするためには、サンダー(またはサンドペーパー)が必要です。壁のひび割れや穴を埋めるためには、パテを使用します。
さらに、カッターの替刃、壁紙用のり付きローラー、ジョイントコーク、コーナーカッター、メジャー(コンベックス)などがあると、より作業がスムーズに進められます。これらの道具は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。

DIYの手順

それでは、DIYで壁紙を張り替える手順を、具体的に見ていきましょう。

  1. 準備 まず、家具を移動させ、床や壁を養生シートでしっかりと保護します。これは、のりや塗料で汚さないために、非常に重要な作業です。次に、コンセントカバーやスイッチプレートなど、壁から取り外せるものは全て取り外します。そして、壁紙を貼る範囲の寸法を正確に測り、必要な壁紙の量を計算します。
  2. 下地処理 古い壁紙が残っている場合は、丁寧に剥がします。剥がしにくい場合は、壁紙剥がし剤を使用すると良いでしょう。壁にひび割れや穴がある場合は、パテで埋めて平らにします。壁の凹凸が目立つ場合は、サンダーやサンドペーパーを使って、表面を滑らかにします。下地の状態によっては、壁全体にシーラーを塗る必要がある場合があります。シーラーは、下地の吸い込みを防ぎ、壁紙の接着力を高める効果があります。下地処理は、壁紙の仕上がりを大きく左右する、非常に重要な工程です。美しい仕上がりのためには、手間を惜しまず、丁寧に行いましょう。
  3. 壁紙のカット 壁の高さよりも10cmほど長めに壁紙をカットします。この時、カッターナイフと定規、地ベラを使い、まっすぐにカットすることが大切です。柄のある壁紙の場合は、柄合わせを考慮して、2枚目以降の壁紙をカットします。
  4. のり付け 壁紙用のりを、壁紙の裏面にハケで均一に塗ります。のりの量は、壁紙の種類やメーカーの指示に従ってください。のり付けは、壁紙の端までしっかりと、ムラなく行うことがポイントです。のり付き壁紙を使用する場合は、この工程は不要です。
  5. 壁紙の貼り付け カットした壁紙を、天井側から床に向かって、少しずつ貼り付けていきます。この時、壁紙が歪まないように、慎重に位置を決めましょう。撫でバケを使い、壁紙の中心から外側に向かって空気を抜きながら、壁にしっかりと密着させます。2枚目以降の壁紙は、1枚目の壁紙に数ミリ重ねて貼り付けます。ジョイントローラーを使って、壁紙の継ぎ目をしっかりと圧着します。
  6. 仕上げ 天井と壁の間、床と壁の間、窓枠周りなど、余分な壁紙をカッターナイフと地ベラを使ってカットします。コンセントカバーやスイッチプレートなどを元に戻します。はみ出したのりを、濡らしたスポンジで丁寧に拭き取れば完成です。


DIYでのよくある失敗と、その対策

DIYで壁紙を張り替える際に、よくある失敗と、その対策を知っておきましょう。
壁紙が歪んでしまうことがあります。これを防ぐためには、壁紙を貼る前に、壁に垂直線を引いておくことが有効です。鉛筆と長い定規を使って、慎重に線を引いてください。また、壁紙を一度に貼らず、少しずつ確認しながら貼り進めることも大切です。
壁紙に空気が入ってしまうこともあります。撫でバケを使って、壁紙の中心から外側に向かって、丁寧に空気を抜くことが重要ですが、それでも空気が残ってしまった場合は、針で小さな穴を開け、空気を抜いてからローラーで圧着しましょう。
壁紙の継ぎ目が目立ってしまう場合は、ジョイントローラーを使って、壁紙の継ぎ目をしっかりと圧着します。それでも目立つ場合は、ジョイントコークで隙間を埋めると目立たなくなります。
カッターナイフの切れ味が悪いと、壁紙が破れやすくなります。こまめに刃を交換するようにしましょう。
下地の色が濃い場合や、壁紙が薄い場合は、下地の色が透けて見えることがあります。その場合は、シーラーを塗って下地の色を調整するか、厚手の壁紙を選ぶようにしましょう。
柄合わせが必要な壁紙の場合は、注意が必要です。事前に柄合わせを考慮して壁紙をカットし、慎重に貼り合わせる必要があります。

DIYが難しい場合

以下のような場合は、DIYでの壁紙張り替えは難易度が高いため、プロの業者に依頼することを検討しましょう。

  • 天井の壁紙を張り替える場合。
  • 広範囲の壁紙を張り替える場合。
  • 壁に大きなひび割れや穴があるなど、下地の状態が悪い場合。
  • 織物クロスや紙クロス、輸入壁紙など、デリケートな素材や特殊な加工が施された壁紙を貼る場合。


3. 【業者依頼】壁紙張り替えの完全ガイド

「DIYは難しそう」「時間がないからプロに任せたい」「仕上がりにこだわりたい」…そんな方は、壁紙張り替えの専門業者に依頼するのがおすすめです。この章では、業者に依頼するメリット・デメリット、優良な業者の選び方、見積もりの取り方、契約前に確認すべきこと、工事の流れなど、業者依頼に関する情報を詳しく解説します。

業者依頼のメリット・デメリット

業者に壁紙の張り替えを依頼することには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

業者に壁紙の張り替えを依頼するメリット

経験豊富なプロの職人が施工するため、技術力が高く、仕上がりが美しいです。
面倒な下地処理や、壁紙のカット、糊付け、貼り付けなどの作業を全て任せることができ、時間と手間を大幅に節約できます。 DIYのように、失敗して壁紙を無駄にしてしまうリスクがありません。 天井の張り替えや、特殊な素材の壁紙の施工など、DIYでは難しい作業も安心して任せられます。 施工後に何か問題があった場合、保証期間内であれば無償で対応してくれる業者もあります。

業者に壁紙の張り替えを依頼するデメリット

DIYに比べて、費用が高くなります。
多くの業者の中から、信頼できる業者を見つける必要があります。 工事期間中は、基本的に在宅している必要があります。 業者の都合に合わせて、工事の日程を調整する必要があります。

優良な業者を選ぶためのポイント

壁紙張り替えを成功させるためには、信頼できる優良な業者を選ぶことが非常に重要です。業者選びの際には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 実績と経験: 壁紙張り替えの実績が豊富で、経験豊富な業者を選びましょう。ホームページなどで、施工事例を確認するのも良い方法です。具体的な年数や、得意な施工内容などを確認すると、より安心です。
  • 口コミや評判: 実際に業者を利用した人の口コミや評判を参考にしましょう。インターネットの口コミサイトや、地域の情報誌などをチェックしてみましょう。ただし、口コミはあくまで参考程度にし、鵜呑みにしすぎないように注意が必要です。
  • 料金体系: 料金体系が明確で、分かりやすい業者を選びましょう。見積もりは複数の業者から取り、比較検討することが大切です。安すぎる業者には注意が必要です。
  • 対応の丁寧さ: 問い合わせや見積もり依頼時の対応が丁寧で、親身になって相談に乗ってくれる業者を選びましょう。質問に対して、きちんと答えてくれるかどうかも重要なポイントです。
  • 保証制度: 施行後の保証制度があるかどうかを確認しましょう。保証期間や保証内容も、業者によって異なりますので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
  • 建設業許可: 内装仕上工事業の建設業許可があるか確認しましょう。(請負金額が500万円未満の場合は、許可がなくても問題ありません。)


壁紙張り替えを依頼できる業者の種類

壁紙張り替えを依頼できる業者には、いくつかの種類があります。

  • 大手リフォーム会社: 全国展開している大手のリフォーム会社は、知名度が高く、安心感があります。しかし、下請け業者に施工を依頼することが多く、費用は比較的高めになる傾向があります。
  • 地域密着型の内装業者: 地元で長く営業している内装業者は、地域の実情に詳しく、きめ細やかなサービスを提供してくれることが多いです。費用は、大手リフォーム会社よりも比較的安価な場合があります。
  • 壁紙専門店: 壁紙の専門知識が豊富で、さまざまな種類の壁紙を取り扱っています。デザイン性の高い壁紙や、機能性壁紙など、こだわりの壁紙を選びたい場合におすすめです。
  • 個人経営の職人: 経験豊富な職人であれば、質の高い施工を比較的安価で依頼できることがあります。ただし、職人によって技術力に差があるため、慎重に選ぶ必要があります。

業社への見積もりの取り方と比較検討

業者に見積もりを依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。
  • 現地調査をしてもらう: 正確な見積もりを出すためには、実際に壁の状態を見てもらう必要があります。
  • 見積書の内容を詳しく確認する: 見積書には、どのような作業が含まれているのか、使用する壁紙の種類や品番、費用、工期などが記載されています。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。
  • 追加費用について確認する: 工事中に、追加費用が発生する可能性があるかどうかを確認しておきましょう。

業者と契約前に確認すべきこと

業者と契約を結ぶ前に、以下の点を確認しておきましょう。

  1. 契約内容: 工事内容、費用、支払い条件、工期、保証内容などが、契約書にしっかりと記載されているかを確認しましょう。
  2. クーリングオフ: クーリングオフ制度の対象となるかどうかを確認しましょう。
  3. キャンセル料: 万が一、契約をキャンセルする場合、キャンセル料が発生するかどうかを確認しましょう。

壁紙張り替え工事の流れと注意点

壁紙張り替え工事の一般的な流れと、注意点をご紹介します。

  1. 打ち合わせ: 業者と、壁紙の種類やデザイン、工事の日程などを打ち合わせます。
  2. 養生: 工事の前に、床や家具などを養生シートで保護します。
  3. 下地処理: 古い壁紙を剥がし、壁のひび割れや穴を補修します。
  4. 壁紙の貼り付け: 新しい壁紙を貼り付けます。
  5. 仕上げ: 余分な壁紙をカットし、コンセントカバーなどを取り付けます。
  6. 確認: 仕上がりを確認し、問題がなければ工事完了です。

工事期間中は、基本的に在宅している必要があります。また、騒音やホコリが発生することもあるため、近隣への配慮も必要です。

アフターサービス

施工後に何か問題があった場合に備え、アフターサービスの内容も確認しておきましょう。優良な業者であれば、保証期間内であれば無償で修理してくれることが多いです。

4. 壁紙張り替えの費用相場

壁紙の張り替えを検討する上で、やはり気になるのは費用ではないでしょうか。壁紙張り替えの費用は、DIYで行うか、業者に依頼するかで大きく異なります。また、業者に依頼する場合でも、選ぶ壁紙の種類、部屋の広さ、下地の状態、そして依頼する業者によって、費用は変動します。
この章では、DIYの場合と業者依頼の場合、それぞれの費用相場と、費用を抑えるためのポイント、そして追加費用が発生するケースについて、詳しく解説します。

DIYの場合の費用

DIYで壁紙を張り替える場合、かかる費用は主に材料費と道具代です。

  • 壁紙の費用: 壁紙の価格は、素材、デザイン、機能性によって大きく異なります。最も一般的なビニールクロスの場合、量産品であれば1メートルあたり数百円程度から購入できます。一方、デザイン性の高いものや、機能性壁紙、輸入壁紙などは、1メートルあたり数千円するものもあります。
  • のりの費用: 壁紙用のりは、数百円から数千円程度で購入できます。壁紙の種類や、下地の状態によって、適切なのりを選ぶ必要があります。
  • 道具の費用: 壁紙張り替えには、カッターナイフ、定規、地ベラ、撫でバケ、ジョイントローラー、スポンジ、バケツ、ハケ、マスキングテープ、養生シート、脚立、メジャー、鉛筆、ヘラ、サンダー(またはサンドペーパー)パテなど、さまざまな道具が必要です。これらの道具を全て揃えるとなると、数千円から1万円程度の費用がかかる場合があります。ただし、既に持っている道具があれば、その分の費用は抑えられます。

DIYで壁紙を張り替える場合、6畳の部屋であれば、材料費と道具代を合わせて、数千円から数万円程度が費用の目安となります。しかし、これはあくまで目安であり、選ぶ壁紙や必要な道具によって、費用は大きく変動することを覚えておきましょう。

業者依頼の場合の費用

業者に壁紙の張り替えを依頼する場合、費用には、材料費、施工費、そして諸経費が含まれます。

  • 材料費: 選ぶ壁紙の種類によって、費用は大きく異なります。量産品のビニールクロスは比較的安価ですが、デザイン性の高いものや、機能性壁紙、織物クロス、紙クロスなどは、高価になる傾向があります。
  • 施工費: 施工費は、職人の手間賃であり、部屋の広さ、下地の状態、施工の難易度などによって異なります。一般的に、広い部屋ほど、また、下地の状態が悪かったり、天井の張り替えなど難易度の高い作業が必要な場合は、施工費が高くなります。
  • 諸経費: 諸経費には、出張費、廃材処理費、養生費などが含まれます。これらの費用は、業者によって異なります。

業者に依頼する場合の費用相場は、6畳の部屋で、一般的な量産品のビニールクロスを使用した場合、数万円から十数万円程度が目安となります。ただし、これはあくまで目安であり、壁紙の種類、部屋の広さ、下地の状態、依頼する業者によって、費用は大きく変動します。

リフォーム会社の一括見積もりサイトなどの情報によると、壁紙張り替えの費用相場は以下のようになっています。

  • 6畳: 4万円~10万円程度
  • 10畳: 6万円~15万円程度
  • 12畳: 8万円~20万円程度

また、壁紙の種類によっても、費用相場は異なります。

  • 量産品(スタンダード)クロス: 1㎡あたり、数百円から1,000円程度
  • 1000番台(ハイグレード)クロス: 1㎡あたり、1,000円から数千円程度

費用を抑えるコツ

壁紙張り替えの費用を少しでも抑えたい、という方のために、いくつかのコツをご紹介します。

  • DIYに挑戦する: DIYで壁紙を張り替えれば、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えることができます。ただし、ある程度の技術と手間が必要になることは覚悟しておきましょう。
  • 複数の業者から見積もりを取る: 業者に依頼する場合は、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。
  • 壁紙の種類を見直す: デザイン性や機能性にこだわりすぎず、量産品のビニールクロスを選ぶことで、材料費を抑えることができます。
  • まとめて依頼する: もし、複数の部屋の壁紙張り替えを検討しているのであれば、まとめて依頼することで、1部屋あたりの費用を抑えられる場合があります。
  • 下地処理を自分でする: 壁の汚れを落としたり、穴やひび割れを補修したりといった下地処理を自分ですることで、業者に依頼する費用を抑えられます。(ただし、高度な技術を要する場合もあります)
  • 繁忙期を避ける: リフォーム業者の繁忙期(一般的に年度末や引っ越しシーズン)を避けて、閑散期に依頼することで、割引を受けられる可能性があります。

追加費用が発生するケース

壁紙張り替えの費用は、基本的には見積もりの金額で確定しますが、以下のような場合には、追加費用が発生することがあります。

  • 下地の状態が悪い場合: 壁に大きなひび割れや穴がある、カビが発生しているなど、下地の状態が悪い場合は、下地処理に通常よりも手間がかかり、追加費用が発生することがあります。
  • 特殊な壁紙を使用する場合: 織物クロスや紙クロスなど、デリケートな素材の壁紙や、輸入壁紙など、特殊な壁紙を使用する場合は、施工費が高くなることがあります。
  • 家具の移動が必要な場合: 大きな家具の移動が必要な場合は、別途費用が発生することがあります。
  • 廃材の量が多い場合: 剥がした古い壁紙などの廃材の量が多い場合は、廃材処理費が高くなることがあります。

これらの追加費用が発生する可能性があることを、事前に業者に確認しておくと安心です。

5. 【Kitano壁紙スクール紹介】未経験からプロの壁紙職人へ

「壁紙張り替えの仕事に興味がある」「手に職をつけて、将来は独立したい」「未経験だけど、プロの壁紙職人になれるのかな…」
そんなあなたにおすすめしたいのが、Kitano壁紙スクールです。
Kitano壁紙スクールは、未経験からでも、実践的な技術と知識を学び、プロの壁紙職人として活躍できる、独自のカリキュラムとサポート体制が充実しています。この章では、Kitano壁紙スクールの特徴や強み、コース内容、受講生の声、そして、未経験からプロになるまでの道のりについて、詳しくご紹介します。

Kitano壁紙スクールの特徴と強み

Kitano壁紙スクールは、他の壁紙職人養成スクールとは一線を画す、独自の強みを持っています。

  • 実践的な現場研修: Kitano壁紙スクールの最大の特徴は、実際の工事現場で行われる、実践的な研修です。講習用に作られた壁ではなく、一般の住宅や店舗、オフィスなど、さまざまな現場で、プロの職人から直接指導を受けることができます。これにより、現場でしか得られない、貴重な経験を積むことができ、即戦力として活躍できる技術が身につきます。
  • マンツーマン指導: 少人数制、またはマンツーマンでの指導を基本としているため、一人ひとりのレベルや進捗状況に合わせて、丁寧に指導を受けることができます。分からないことや疑問点も、その場で質問しやすく、確実に技術を習得できます。
  • 独立開業サポート: Kitano壁紙スクールは、受講生の独立開業を積極的にサポートしています。卒業生には、Kitanoや提携企業からの仕事を紹介する制度があり、独立後の仕事の獲得を支援します。また、独立に必要な知識やノウハウ、経営に関する相談にも応じています。
  • 多能工育成: Kitano壁紙スクールでは、壁紙張り替えだけでなく、床の施工(クッションフロア、フロアタイルなど)や、簡単な雑工事など、幅広い技術を習得できます。これにより、現場での対応力が向上し、仕事の幅を広げることができます。
  • 経験豊富な講師陣: 講師陣は、長年の経験を持つベテランの職人ばかりです。豊富な知識と経験に基づいた、実践的な指導を受けることができます。
  • 特待生制度: 一定の条件を満たす方を対象に、受講料が免除になる特待生制度を設けています。
  • 柔軟な受講スケジュール: 仕事や家庭の都合に合わせて、受講スケジュールを調整できます。

コース紹介

Kitano壁紙スクールでは、あなたの目的やレベルに合わせて、さまざまなコースを用意しています。

  • パーフェクト3週間コース: 壁紙張り替えの基本から応用、床の施工まで、内装工事に必要な技術を総合的に学べるコースです。短期間で集中的に学びたい方、将来的に独立開業を目指している方におすすめです。
  • その他:
  • 1day講座コース
  • お試しコース

受講生の声

Kitano壁紙スクールで学び、実際にプロの壁紙職人として活躍している方々の声をご紹介します。

  • 「未経験で不安でしたが、先生方が丁寧に教えてくださり、現場での実践的な研修を通して、自信を持って仕事ができるようになりました。」(30代男性)
  • 「Kitano壁紙スクールで学んだ技術と、独立支援制度のおかげで、夢だった自分の店を持つことができました。」(40代男性)
  • 「女性でも安心して学べる環境で、手に職をつけることができました。今は、お客様に喜んでいただけるのが、何よりのやりがいです。」(20代女性)
  • 「全くの素人、道具の名前も使い方も知らない私でしたが、道具の説明から、使い方、更には各現場での実践的な内容を教えて頂きました。 おかげで、今は一人で現場を任されるまでになりました。」(40代男性 鳶職)
  • 「3週間で、壁、天井、床の全てを教えていただき、本当に感謝しております。」(50代男性 施工管理)

他のスクールとの違い

Kitano壁紙スクールが、他の壁紙職人養成スクールと異なる点は、以下の通りです。

  • 実践重視: 実際の工事現場での研修を重視しているため、より実践的な技術が身につきます。
  • 独立支援: 独立開業を積極的にサポートしており、卒業後の仕事の紹介や、経営に関する相談にも応じています。
  • 多能工育成: 壁紙張り替えだけでなく、幅広い技術を習得できるため、仕事の幅が広がります。
  • 少人数制: 少人数制、またはマンツーマンでの指導を基本としているため、きめ細やかな指導を受けることができます。

未経験からプロになるまでの道のり

Kitano壁紙スクールでは、未経験の方でも、以下のステップでプロの壁紙職人を目指すことができます。

  1. スクールで基礎を学ぶ: 壁紙張り替えの基礎知識、道具の使い方、下地処理の方法、壁紙の貼り方などを学びます。
  2. 現場研修: 実際の工事現場で、プロの職人から直接指導を受けながら、実践的な技術を習得します。
  3. 卒業: スクールを卒業し、プロの壁紙職人としての第一歩を踏み出します。
  4. 独立開業(または就職): Kitano壁紙スクールの独立支援制度を利用して独立開業するか、内装業者などに就職します。

独立支援

Kitano壁紙スクールでは、以下のサポートで独立を支援します

  • 仕事の斡旋
  • 保険加入のサポート
  • 道具の格安販売、リース
  • 経営相談


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専門家

松岡弘樹(壁紙スクール運営)

株式会社Kitano

内装業40年の職人など、熟練の講師が実際の現場で壁紙貼り方を指導し、仕事に役立つ実践的なスキルの習得が可能に。修了後は専属契約により、安定した需要が見込める原状回復工事での独立開業もサポートします。

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