自毛植毛をして10年経ったらどうなる?
FUTFollicular Unit Transplantation)とは、後頭部の頭皮を上下約1cm、長さ約10~20cmの横長の帯状に切り取って採取する方法で、経験豊富な看護師が双眼実体顕微鏡を使い、毛根を傷つけないよう慎重に細かく切り分けてドナー株を作っていきます。目視で確認しながら手作業で株を切り分けるので毛根の切断率は非常に低く、質の高いドナー株を多量に採取できます。「自然な仕上り」と「高い密度」など優れた植毛結果が安定して得られます。しかも治療費はFUEより安く済むなど、長所が多い方法です。
広範囲の薄毛治療、例えば1,500~2,000株のドナー株を一度に移植したい場合には、FUTが向いています。生涯には最大で約6,000株の植毛が可能です。FUEよりも広域へ移植するのに充分なドナー株数がFUTなら確保できます。
●FUTのメリット
・生涯に採取できるドナー株数はFUEの約2倍(約5,000~6,000株)
・毛根の切断率は低く、採取株をほぼすべて有効活用
・費用はFUEより安価
・手術時間はFUEの約半分(同株数比)
●FUTのデメリット
・メスで頭皮を切る手術
・細い線状の縫合痕が1本だけ残る(植毛1~3回)
・頭皮の硬い方は採取できるドナー株数が限られる
※詳細は公式サイトにてご確認ください