自毛植毛の傷痕について

林光輝

林光輝

テーマ:自毛植毛

 本コラムの内容は紀尾井町クリニック公式サイトのコラム「自毛植毛の傷痕について【医師監修】」のダイジェスト版になります。
 完全版は公式サイトの「自毛植毛の傷痕について【医師監修】」にてご確認頂けますので、関心をお持ちの方はぜひご覧ください。

FUT法とFUE法の違い

 自毛植毛には主にFUT法とFUE法があり、どちらも後頭部からドナー毛を採取する際に必ず傷痕が残ります。FUT法は帯状に皮膚を切り取ってから縫合するため線状の傷が残り、FUE法は専用の筒状の刃が付いた器具で毛をくり抜くため、米粒大の点状の傷が採取数分(1000株採取なら1000個)残ります。いずれも髪を伸ばすことで隠すことができます。

FUT法の傷痕の特徴

 FUT法は一度に多くの毛を採取でき、傷痕は線状に残ります。縫合技術や体質などにより目立ち方は異なりますが、髪をある程度伸ばせば隠しやすいといえます。ただし短髪にする場合は目立ちやすくなるため注意が必要です。移植回数(ドナー部からの採取数)や体質、医師の技術などによって仕上がりが変わるため、事前に傷痕の症例を確認しておくことが大切です。

FUE法の傷痕の特徴

 FUE法では点状の小さな傷が採取分だけ残ります。縫合は不要ですが採取数が増える分だけ傷痕が増えて密度が低下していくので、過剰な採取には注意が必要です。適切な範囲で採取された場合はFUT法よりも短髪にした際に目立ちにくいです。こちらも移植数(ドナー部からの採取数)や体質、医師の技術などによって仕上がりが変わるため、事前に傷痕の症例を確認しておくことが大切です。

傷痕への理解と治療選び

 どの方法でも傷痕は必ず残るため、その特徴を理解した上で自分のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことが重要です。複数のクリニックで納得いくまで説明を受けたり、症例を比較したりして、自身に合う治療法とクリニックを検討することが重要です。

詳しくは公式サイトの完全版「自毛植毛の傷痕について【医師監修】」をご確認ください。
 紀尾井町クリニックでは、AGA・薄毛治療を専門にAGA治療薬から自毛植毛FUT法からFUE法までを取り扱っております。薄毛でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

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林光輝
専門家

林光輝(医師)

紀尾井町クリニック

医師として精神科の診療経験を持ち、25年以上にわたり自毛植毛の先駆的存在として薄毛対策に携わる。心理的なケアに配慮しつつ、熟達したチーム医療による植毛技術で違和感ない自然な仕上がりを目指す。

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