若年性脱毛症(若ハゲ)とは
富士額(ふじびたい)といわれる生え際と、M字型(はげ)といわれる生え際は若干似ているところもありますが、それぞれに違う特徴を持ちます。これらの生え際の形状が、脱毛症の進行に影響するのか、それとも単なる見た目の違いに過ぎないのか、関係性はあるのか等について、当院公式サイトの「富士額はM字はげになりやすい?」より簡単にご紹介させて頂きます。
富士額とは?
富士額(ふじびたい)は、その名の通り、富士山の形状に似ている額の形を指し、髪の生え際が中央でV字型に少し下がり、左右が高くなる独特の形状を特徴としています。この形状は、家族内で共通して見られることが多く、遺伝による影響が顕著にみられる先天的な生え際の特徴です。
M字型(はげ)の生え際とは?
M字型(はげ)の生え際は、AGA(男性型脱毛症)のひとつの形態であり、髪の生え際がM字型に後退する現象を指します。額の両端が後退し、中央が残る形状が特徴です。男性の間では比較的よく見られる脱毛パターンで、AGAの進行に伴って起こってくる後天的な生え際の特徴です。
富士額とM字型(はげ)の関係
富士額とM字型(はげ)は、見た目の形状が一部似ていることがありますが、一方は先天的な生え際であり、一方は後天的な生え際となりますので、全く違う性質を持つ生え際となります。つまりお互いに直接的な関係はなく、「富士額だからM字型(はげ)になりやすい」とはいえませんし逆に「富士額だからはげない」ともいえません。
生え際の薄毛の予防
生え際の薄毛を予防する為にできる予防法がいくつかありますので、代表的な例を挙げさせて頂きます。
- バランスの良い食生活
- 十分な睡眠
- ストレス管理
- ヘアケア、頭皮ケア
- 育毛剤、養毛剤、発毛剤
生え際の薄毛の対策・治療法
生え際の薄毛の対策・治療法として、代表的な例を挙げると以下のようになります。
医師の診断
薄毛の治療は専門の医師の診断を受ける事をお勧めします。薄毛はAGA以外の原因でも起こる場合があるので、ご自身の状態を診断して、その原因に合わせた治療を医師と進めていくのが良いでしょう。
医薬品
フィナステリドやデュタステリド等の内服薬、ミノキシジルといった外用薬などは、日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で評価A(行うよう強く勧める)と推奨されています。
植毛(自毛植毛)
植毛は薄毛が気になる部分に自身のAGAの影響を受けにくい髪の毛を移植する医療技術です。自身の髪の毛を毛包ごと移植、他の自毛同様に伸びてくるため、定期的なメンテナンスの必要もなく、散髪や洗髪はもちろん、パーマやカラーリングなども自身の髪の毛同様に行なう事が出来、水や風を気にすることなく運動やアクティビティなども楽しむことができます。
自毛植毛であれば好みの形にヘアラインを形成することができますので、「富士額にしたい」といった御希望がある場合でも対応が可能となります。
その他
LED及び低出力レーザー治療、かつら、アデノシンの外用、ケトコナゾールの外用など、その他にも様々な治療法があります。それぞれの治療法のメリットやデメリット、リスクや副作用等を詳細に専門の医師に説明してもらった上で、ご自身の症状やご予算、ご希望等を踏まえた上で治療法の選択をしていきましょう。
富士額は、先天的な生え際で、M字型との関係はありません。ただし、富士額だからといって薄毛にならないという訳ではないので、薄毛予防を早めにとっておくと薄毛のリスクを軽減する事が期待できるでしょう。当院公式サイトの「富士額はM字はげになりやすい?」では、さらに詳しくご紹介をしていますので、興味のある方は是非ご参照ください。
1998年よりAGA治療・自毛植毛専門院としての実績を持つ紀尾井町クリニックは、長年の実績に裏打ちされたノウハウを基に、経験豊富な医師が直接相談を承った上で、お悩みに寄り添って一緒に薄毛治療プランを考えております。AGA・薄毛でお悩みの方、植毛を検討されていらっしゃる方、生え際の薄毛で悩んでいる方などは、お気軽にご相談下さい。