AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(Androgenetic Alopecia|男性型脱毛症)は、成人男性に広く見られる進行性の脱毛症の一種です。AGAの脱毛は、放置すると徐々に進行していき、やがて「薄毛」といわれる状態になります。本コラムでは、AGAの脱毛の兆候(はげる前兆)やその原因、進行を防ぐための方法などについて、当院公式サイトの「AGAの脱毛の兆候(はげる前兆)について」より簡単にご紹介させて頂きます。
AGAの原因
AGAは、遺伝や男性ホルモンの影響、生活習慣やストレス等様々な原因があります。体内にあるテストステロンという男性ホルモンが、5α還元酵素(5αリダクターゼ)という酵素の作用でジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。このDHTが作用して髪の毛の周期を早めてしまい、太く成長しきる前に抜けてまた産毛に生え変わるという毛周期(ヘアサイクル)を引き起こします。この結果、薄毛が進行していきます。
AGAの予防策
生活習慣の改善
生活習慣は髪の毛の健康に影響を与えます。具体的には、食生活、運動、睡眠、喫煙や過度のアルコール摂取などが挙げられます。
ストレスの管理
ストレスによる血管収縮やホルモンバランスの乱れは、髪の毛に対して悪影響を与えてしまう場合があります。
ヘアケア
育毛剤や頭皮マッサージなどによって、頭皮の血行を促進して脱毛の進行を遅らせたり、抜け毛や薄毛の予防が期待できます。
AGAによる脱毛の兆候
AGAの初期段階では、以下のような兆候が見られることが多いです。。一般的に、AGAでない健康な状態でも、1日におよそ50本~100本程度の髪の毛が自然に抜け落ちていますが、その範疇を越えて脱毛が続いたり、目に見えて髪の毛が以前よりも細くなってきたと感じるようでしたら、専門の医師に相談するようにしましょう。
前頭部の生え際の後退
AGAの兆候の一つは、前頭部の生え際の後退です。所謂M字(型)はげやU字(型)はげとも言われています。M字型は左右の「そりこみ」部分を中心に、U字型は生え際全体から薄毛が頭頂部に向かって進行していきます。
頭頂部の薄毛化
AGAの初期脱毛における顕著な兆候のもう一つは、頭頂部の薄毛化があります。つむじはげ、てっぺんはげ、O字(型)はげ等といわれることもありますが、前頭部の時と同様に、髪の成長サイクルがAGAによって短縮されるため、円形の薄毛領域が形成されていって、地肌が見えやすくなっていきます。
髪のボリューム減少
髪のボリュームが減り、クシ通りが明らかにスムーズになったり、髪がペタッとするようになってきます。
髪の成長速度の低下
髪の毛が以前よりも成長しにくくなり、伸びるのが遅くなったと感じるようになってきます。
AGAによる初期脱毛の対策と治療法
医師の診断
抜け毛が気になりだして来たら、まずは専門の医師の診察を受ける事をお勧めします。AGA以外の原因でも薄毛が起こることがあるので、自身の状態を診断してもらいましょう。
医薬品
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においては、内服薬ではフィナステリド、デュタステリド(いずれも処方には医師の診察が必要)、外用薬ではミノキシジルが、A(行うよう強く勧める)として推奨されています(※ただし、女性は内服薬のフィナステリド、デュタステリドの適応は無しで、外用薬のミノキシジルのみとなります)。
植毛(自毛植毛)
薄毛が気になる部分に、自身のAGAの影響を受けにくい髪の毛を移植する医療技術です。定期的なメンテナンスの必要もなく、追加の費用はありません。移植した髪の毛は他の髪同様に伸びて、パーマやカラーリング、散髪や洗髪なども気にすることもなく行なう事が出来ます。
その他
低出力レーザー治療、成長因子導入および細胞移植療法、かつらなど、上記以外にも様々な治療法があります。
AGAによる脱毛の初期段階は、早期に発見し適切な対策を講じることで、その進行を遅らせたり、抑えたりすることができる可能性があります。当院公式サイトの「AGAの脱毛の兆候(はげる前兆)について」では、さらに詳しくご紹介をしていますので、興味のある方は是非ご参照ください。
1998年よりAGA治療・自毛植毛専門院としての実績を持つ紀尾井町クリニックは、AGA治療薬はもちろん、国内でも数少ないFUT植毛とFUE植毛の両方に対応できる薄毛治療専門のクリニックです。AGA・薄毛でお悩みの方、薄毛の兆候がみられるとご心配の方、抜け毛が増えてきたと感じる方、植毛を検討されていらっしゃる方はお気軽にご相談下さい。