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抜け毛について

林光輝

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テーマ:AGA・薄毛

 抜け毛(本記事では主に頭部から抜け落ちる毛髪を指す)自体は、何も特別な事では無く、日常生活を送る上では正常なことです。但し、抜け落ちる量が増えてくるとやがて薄毛へと繋がっていきます。本記事では、どの程度の抜け毛が「普通」であり、どの程度からが「異常」なのか、抜け毛の原因と予防、対策・治療法などについて、当院公式サイトの「抜け毛について。原因と予防、対策・治療法を紹介」より簡単にご紹介させて頂きます。

抜け毛のメカニズム

 髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」という3つのフェーズを繰り返すサイクル(毛周期/ヘアサイクル)を経て生え変わっています。このサイクルが乱れると異常な抜け毛が発生したり、髪の毛が太く成長する前に抜けてしまったりして、薄毛が目立つ様になっていきます。

抜け毛の正常な範囲と異常な抜け毛

一日の抜け毛の目安量

 体質等により個人差はありますが、健康な頭皮の人でも、1日におよそ50本から100本程度の髪の毛が自然に抜け落ちます。

異常な抜け毛の兆候

急激な抜け毛の増加

 1日の抜け毛が正常な抜け毛の目安である100本を大幅に超える場合や、急激に抜け毛の量が増えた場合は、異常な抜け毛の可能性があります。

特定の部位での薄毛

 特定の部位だけが目立って薄くなる場合は、ストレスや外的な要因、円形脱毛症などの可能性があります。

髪質の変化

 髪の毛が細くなったり、弱々しくなったりする場合は、AGA進行による軟毛化や、血流低下、栄養不足などで毛根に栄養が十分に届かないなどの可能性があります。

抜け毛の主な原因

遺伝的な要素

 抜け毛は遺伝的な要因によって引き起こされる場合があります。

ジヒドロテストステロン

 体内にはテストステロンというホルモンがあります。毛包に運ばれたテストステロンが、5α還元酵素という酵素の働きでジヒドロテストステロン(以下DHT)という物質に変換されます。このDHTが毛包に作用する事で髪の毛の周期を早めてしまい、太く成長しきる前に抜けてまた産毛に生え変わるサイクルを起こします。これが男性型脱毛症(AGA)の主な原因と考えられています。

生活習慣やストレスなど

 抜け毛の原因として生活習慣やストレスが関与していると考えらえています。生活習慣やストレスは、抜け毛だけでなく健康全般に影響を及ぼしますので、気を付けておきましょう。

その他

 脂漏性皮膚炎や頭皮の乾燥、フケなどの頭皮トラブルや、過度なヘアスタイリング、帽子やヘルメット、かつらの長時間着用などは頭皮や毛根への負担を増加させ、抜け毛に繋がる可能性があります。

抜け毛の予防

食生活

 魚(特にサバや鮭などの脂質の多い魚)、牛肉(脂質の少ない赤み肉)、緑黄色野菜(にんじんやほうれんそうなど)、鶏肉、卵や乳製品などが上記栄養素を豊富に含んでいるため、バランスよくメニューに取り入れた食事をとるよう心掛けましょう。

睡眠

 睡眠は髪の毛にとって重要な要素の一つです。髪の成長や新陳代謝には成長ホルモンが関わってきますが、この成長ホルモンは睡眠中に分泌されることで知られています。

ストレス管理

 ストレスは抜け毛だけではなく様々な健康上の問題を引き起こす可能性があるため、極力ストレスを抑えた日常生活を送れるように注意が必要です。

ヘアケア、頭皮ケア

 頭皮マッサージや育毛剤などで血流を良くすることで、抜け毛を予防する効果が期待できます。

抜け毛の対策・治療法

医師の診断

 AGA以外の原因でも薄毛が起こることがあるので、自身の状態を診断してもらいましょう。治療が必要な状態だと診断された際は、ご自身の症状や希望等に合わせた治療法を選ぶようにしましょう。

医薬品

 日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においては、内服薬ではフィナステリド、デュタステリド、外用薬ではミノキシジルが、A(行うよう強く勧める)として推奨されています。(※ただし、女性は内服薬:フィナステリド、デュタステリドの適応はなく、外用薬:ミノキシジルのみ)

植毛(自毛植毛)

 自身のAGAの影響を受けにくい髪の毛を薄毛が気になる部分に移植する医療技術です。「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においては、自毛植毛は男性型脱毛症はB(行なうよう勧める)、女性型脱毛症にはC1(行なっても良い)となっており、フィナステリド及びデュタステリド内服やミノキシジル外用などの薬にの効果が十分でない症例に対して、他に手段がない状況において、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限り、男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧め、女性型脱毛症には行ってもよいこととする。」とされています。

かつら

 かぶるだけですぐに希望の髪型と髪の量が得られ、広い範囲の薄毛をカバーできます。日本皮膚科学会のガイドラインでは、「かつら着用は脱毛症状を改善するものではないが、通常の治療により改善しない場合や、QOLが低下している場合に、行ってもよいことにする」とされています。但し、ランニングコストがかかる点や外すタイミングが難しいなどの注意点もあります。

その他

 低出力レーザー治療、成長因子導入および細胞移植療法など、様々な治療法があります。


 抜け毛は日常生活を送る上において正常なことですが、抜ける量が多くなると薄毛になってしまう可能性があります。日常生活の中でできる予防や、適切な医療機関での治療を組み合わせることで、過剰な抜け毛を防ぐことを目指しましょう。当院公式サイトの「抜け毛について。原因と予防、対策・治療法を紹介」には、さらに詳しくご紹介をしていますので、興味のある方は是非ご参照ください。
 AGA治療・植毛専門院として、当院は1998年より皆様の髪のお悩み解決をサポートをしてまいりました。もし抜け毛に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。

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林光輝
専門家

林光輝(医師)

紀尾井町クリニック

医師として精神科の診療経験を持ち、25年以上にわたり自毛植毛の先駆的存在として薄毛対策に携わる。心理的なケアに配慮しつつ、熟達したチーム医療による植毛技術で違和感ない自然な仕上がりを目指す。

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