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川居宗則プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

【銀行融資】コロナ融資返済対応⑨

川居宗則

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テーマ:資金調達




今回は、資金繰り対策として、「事業性評価融資」において、お受けした質問「事業性評価シート」について説明します。

Q:事業性評価シートとは何ですか?
A:経営者の考え方、強み・弱み、将来ビジョンなどを記載します

 事業性を評価するうえで事業者と金融機関とのやりとりのために書面を提出します。一般的に事業性評価シートと言われています。日本政策金融公庫のシート例から、その記載ポイントについて説明します。

○経営理念(モットー)
 経営を行っていくことで達成したいこと、経営において大切にしている考えを記入
○経営の強み・弱み
強みは自らの経営の「売り」となる要因や、自らの経営だから出来ること、弱みは自らの経営の成功を阻害する要因や、同業他社と比較して劣っている事柄を記入
○将来ビジョン(目指す経営の姿)
  将来的に目指す経営について、経営規模、売上、利益、取組について、記入
○将来ビジョンを達成するために今後取り組む事項(経営戦略)
将来ビジョンを達成するための具体的な取り組みを記入
○今回の事業概要
 将来ビジョンを達成するために今回実施する事業の概要を記入

 上記の項目を参考に、イタリア料理店の融資申込「厨房機器500万円、ホームページ開設等広告宣伝費200万円」をどのように事業内容を説明したら良いでしょうか?

★事業性評価融資 有機野菜にこだわるイタリア料理店の例
・経営理念:「お客様と末永くお付き合いするために健康的な食材にこだわります」
・経営の強み「イタリアでの料理修行や有機野菜農家との関係
 弱み「知名度、人材」
・強み×事業機会「健康志向、有機野菜にこだわる本格的イタリア料理店」
・弱みを課題として克服「HPの開設、人材教育・評価」
・目指す経営の姿「当店ファンの増加、客席稼働率50%、来店客20%増」

経営理念に沿って強みを活かして事業機会を捉える事業になっています。そして弱みの知名度を克服する広告宣伝を行うことにも言及しています。

ただし、金融機関の対応は個別ケースであり、自社が融資を受けられるかどうか不安などのご相談も行っております。金融機関経験者の視点で親身に対応します。初回相談は無料ですので、お問い合わせください。

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川居宗則
専門家

川居宗則(資金調達コンサルタント)

経営デザインコンサルティングオフィス株式会社

メガバンクで約30年、融資審査や支店長経験に基づく「資金調達セミナー」で豊富な実績を誇ります。金融機関との付き合い方や事業計画書の作り方など、具体的なノウハウを伝え、スムーズな資金調達を導きます。

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