日本初出店 神楽坂のBAR 「Mizunara : In Tokyo」 オーナーの柿元理榮さんにお話を聞きしました
銀座・新宿・池袋...首都圏の中心地から複数店展開するタイ古式マッサージ『バーンラック』。
2014年から2名で始めたブランドも今では9店舗となり、今後もさらなる拡大狙うオーナーの津末氏にお話を伺った。
タイ古式マッサージに着目した背景
「元々は整体をやってる人のところでお仕事をしていました。IT関連企業の社長でしたが、野口晴哉さんのお弟子さんだった方でした。野口晴哉さんって整体の創始者ですね。そこで整体ってものに触れ始めたんです」
「その社長が病でなくなってしまったタイミングで元々いた職場を離れました。次にどうするかと、お客様の健康に触れる職を考えている時に、たまたまタイマッサージを受けにいき野口整体系の整体に”アプローチが近いな”と感じました」
整体業界に入ろうと思ったきっかけは?
「まったくないんですよ。(笑)ほとんどの人って社長さんとかに聞くとたまたまなんですよ。たまたまやってて、本当にたまたま。それしかなかった。言ったら運命ですよね」
オーナーの津末さんには頼りになる相方の存在がいる。
創業から店舗をハイペースで一等地に出店できている成功要因を話した。
お二人に役割分担とかあるんですか?
「特には明確に決まってないです。”2人だから強い”って僕は思っています」
こっちが熱くなってる時あっちは冷めてるし、あっちが熱くなってる時にこっちは冷めてるし。だから、ちょうどいいところにことが収まるんです。なので2人でやってるからここまでこれてるのは確かですね」
出店の進め方は自分たちの”直感”
「コロナが流行っている中、店を増やすという話になって。あの時、他のお店は完全に閉まっていたじゃないですか。当時はうちも完全に閉めていたんですが、直感でこのタイミングだけど出店をしようと。それが功を奏して出店が広がっていきました」
「創業から最初の3年間くらいは完全に2人でやっていた感じですね。その経験があるのが、うちの強みだと思います。色んな同業の大手と言われるところの社長さんって、だいたい施術できないんですよね。僕らはやっぱり3年間365日くらいずっと施術してたんで、それは最高の強みだと思います」
「教えられるし、技術の良し悪しの判断もできる。やっぱり技術もできる人とできない人、受けてるだけの人と自身も施術できる人の差って絶対あるので、それは僕らの強みだと思います。
多店舗展開していきたいなと思ったのは?
「人を採用している中で、自分とは違う感覚だとか、物の見方、施術の仕方、接客の仕方、色んな個性が出てくるじゃないですか。それって凄い面白いなあと思ったんですね。なので、多店舗化っていうのはありだねって」
『みんなで働くって楽しい』
「もうひとつは、当時ありがたい事に応募が多く集まったことです。それで、人が大分増えてきて、ちょっと収容しきれなくなりそうだなっていう事もあって、多店舗化しようとなりました」
「皆んなで働く楽しさってあるじゃないですか。ただ最初の頃は人が増えちゃったから店増やそうか、が8割。その流れで人がいっぱいいて楽しいのが2割でしたね。」
「今は完全に逆転しています。やっぱり色んな個性とか、色んな頑張りのお陰で今があるので。
今本当に、早く100人体制にしたいと思ってます」
2人で始めて少数制での楽しさっていうのもあったと思うんですけ
「楽しさの質が変わりますよね。自分が施術で1人1人のお客さんに向き合うのに加えて、スタッフとのコミュニケーションもあると、スタッフの感情の動きも加わってまた今の方が楽しいです」
経営者として悩みもあるが、会社が大きくなる為の勉強だと思って前向きに楽しく捉えていると話した。
東日本橋には元々店舗だったところを研修施設として設け、スタッフの研修制度の環境にもこだわりを持っている。
そして研修はしつこく行う。なぜなら技術に自信を持った組織でありたいという願いが強いからだ。
スタッフも喜ぶお店づくり
お店づくりのこだわりについて聞かせてください。
「内装ってお客さんも喜ぶんですけど、1番はスタッフなんですよ。スタッフが自分で、とっても綺麗なお店で働いていて、いい立地で働いているっていうのが、凄く彼女達のモチベーションになるんです」
スタッフが喜ぶお店・あと働きやすいお店をどう作るかに悩むオーナーは経済効率も含めて相談をしていると話す。
「内装の観点でいうと、彼女たちが、自分があそこで働いているっていうのに自信を持てるのを目指していきたいなって思います」
「タイ古式だと、タイ風とかよくありますけど、そうなりすぎず、でもそういう雰囲気を出すというところにこだわっています。装飾をもうタイ風っていうかアジアン系みたいな、装飾いっぱいつけるんですけど、それをなるべく付けないでも雰囲気でるっていうのを目指してるところかなって思います」
「小林商店さんがいてくれると本当にお店作る時に助かってます」
各店舗ごとに個性を出すお店づくりを展開していく中で、お店のメインビジュアルの看板の撮影も小林商店を含め実施した。
「こういう業界って他のお店だと接客8割とか接客9割って言うんですよね。うちはスタッフ全員に逆で言ってるんですよ。技術8割、技術9割。接客を蔑ろにしろって訳じゃないです。なので大変なんですけど、僕らが運営する限りは技術にきちんとフォーカスしてやり続けるっていうのを、続けていきたいと思ってます」
「お客様は身体なり心なり、辛い事があるからうちに来る訳で、それを改善してあげるっていうのが最大の接客だと思っているので、そこは向き合ってやっていこうと思っています」
バーンラックの意味
「バーンラックって意味が”愛の家”という意味で、お客様にとっても、スタッフにとっても、お家みたいな存在でありたい。お客様も楽しく、スタッフも楽しく働いてて、どっちか一方がよくなってだと、全員がよくならないから。両方とも良くなっていくのを目指します」
お客様だけではなくスタッフの未来も大きくするために、お店づくりにこだわり、接客にこだわり、技術にこだわりをもってバーンラックは業界ナンバーワンを目指す。